「明日までに何か改善提案を持ってきてください。」
と急に言われると、なぜか何も意見が出てこなくなる…
そんな経験はありませんか?
いつも文句を言っているのに提案が出ないのは?
どこに“良い意見”のヒントが隠されている?
答えはすでに持っているはず。
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「何か提案を持ってきてください」に困っている方へ
いい意見が出ない!?
いつもは会社の体制や誰かのミスについて文句は出てくるのに、「提案してください!」と言われると急に何も思い浮かばなくなる。
そんな経験はありませんか?
そんな時に苦し紛れに意見を出しても、なんだか的を得ない。
「それをやってどんな成果が出るの?」
と思われることしか思いつかないことがあります。
こんな時は、変な風にマインドセットされてしまっているかも!
一旦本来の自分に立ち返って考えてみましょう。
良い意見を出そうとせずに、日々の自分の周囲で起こっていることを考える。
いつも文句を言っていたこと、ミスしたこと、困ったことなどを思い起こしてみましょう。
本当は答えを持っている
何かに「失敗した」とか「嫌だな」とか思うということは、変えたい何かがあるはず。
本当は誰しも、答えはすでに持っていると思うんですよね。
だけど、なぜそれが出てこないのか。
会社の目的・目標に沿ったものでないと、良い意見にならない。
自分が楽をしたいものは提案にならない。
自分が会社の意にそぐわないということではなく、会社の目的・目標と自分が感じるものが繋がっていないだけです。
すでに自分が感じた、体験した何かを、会社の進みたい方向と照らし合わせて考えてみましょう。
共通した目的はありませんか!?
“より多くの人の利益”を考える
「会社の目的」と言うと、とても大層なものに聞こえるかもしれません。
そんなの聞いたことないから、「社長、何がしたいのかちゃんと示してください!」なんて、社長のせいにしてしまうかもしれません。
だけどそれは違います。
自分も社長と共に歩んでいく仲間だとしたら、「一緒に目的を考える」ぐらいの主体性が欲しいですね。
ただ言われたことだけをやるのが社員ではないですから。
しかし、社長と同じ目線で考えるなんてのも難しいのが現実。
だから考えるべきは、「より多くの人にとって共通した利益」です。
自分や自分のチームだけではなく、全体最適から導き出した意見はきっといい意見。
会社全て丸ごとは難しいとしても、自分が考えられる範囲でなるべく多くの人達にとってどうしたらいいかを考えましょう。
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目的・目標は?
もしすでに会社に目的・目標があるのなら、まずはそれを共有してもらうのが何より大切です。
向かっている方向が分からないと、的外れの意見を出してしまっても仕方ないですよね。
やりづらさより、達成までのスピード
向かっている方向、目的や目標を知らないとどうなるでしょう?
きっと、「何か問題は?やりづらいことは?」と探します。
全体の中で上手くいく方法ではなく、自分が楽になる方法を探してしまう。
それでは良い意見にはならないのは当然ですね。
大切なのは、目的や目標を達成するまでのスピードやトータルの成果です。
そのために自分個人としては、“今までより頑張ること”が普通です。
つまり、目的・目標を知らないと「頑張らない方法」を探し、
目的・目標を知っていれば「頑張る方法」を探すことになります。
「私バイトだし」は利害関係の不一致
例えば、アルバイトの身で「提案を持ってきて!」と言われたとします。
アルバイトにも意見を求めてくれるのは、とてもいい会社ですね。
しかし、その前に目的を共有しているでしょうか?
共有していないと、良い意見が出てくる確立はガクッと下がります。
それに、目的が共有されていないことによる弊害はそれだけではありません。
目的を共有された人・共有されていない人の間には、溝ができる。
下手をすると利害関係が相反してしまう。
何も知らないアルバイトに意見を求められても・・・
「私バイトだし、勝手にやって」となることがありますね。
この場合、アルバイトが変化を求めていない。
むしろ効率アップでもしたら、自分の仕事がなくなってシフトを減らされるかもしれない。
完全な利害関係の不一致です。
アルバイトの身であっても会社の目的を知ると判断が変わります。
会社側は、アルバイトさんが不利益を被らないように(効率化してもシフトは減らしませんなど)工夫しないと、意見を求めるのはお門違いですね。
日々のちょっとしたミスやロスの中に
「良い意見が出ない…!?」
そう思ったら、日々の身の回りで起きていたことを思い出しましょう。
- 何か、ミスはありませんでしたか?
- 何か、ロスはありませんでしたか?
- 誰かが困っていたことはありませんでしたか?
何気なく当たり前のようにやっていたことでも、本当はもっとい方法があるかもしれません。
いえ、「もっといい方法がある」という前提で思い出しましょう。
あくまで自分だけのためではないことが大切です。
目的や目標は、より多くの人にとって共通していること。
それをすることで、利益が上がること。
効率が上がったり、売り上げが上がったり、ミスやロスが減ったり、残業が減ったり。
すべて利益に繋がることです。
あなたが働く目的は、会社の目的とどこまで一致していますか?