小さな社会

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近未来、社会の行く末【社会人の在り方】もし社会が小さくなったら?

コロナで実感した人が多いかもしれない「自治体ごとの違い」

緊急時に政府に決定を頼ると遅くなるため、各市町村や学校などに判断が任せられた。

もし、今の社会がもっと「小さなまとまり」で完結するようになったら?

あなたはどう行動を変えないといけない?

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「小さな社会」が必要になる未来

自治体の力が必要

コロナが広がり始めた時、特に印象的だったことがあります。

それは、政府が自治体に様々な判断を任せたこと。

 

僕が今まで生きてきた中ではあまり記憶にないんですね。

どちからというと、国が決めた決定に対して誰かが文句を言いながらやってきた印象です。

 

しかし、この状態には限界を感じていました。

主体性のない批判は、代替え案もなしに相手をつぶすだけです。

ただ単に嫌だから”とか“他の人が言ってるから”で批判していては、誰が実行に移すのかと。

 

そこへコロナが来て、時代は進んだように感じました。

簡単に言えば「今緊急だからさ、現場で決めて動いちゃっていいよ!」ということですね。

会社で言えば、「ここぞ」という時。

それぞれの力を発揮して、みんなで頑張って乗り切ろう!と。

現場の力が試される時。

 

現場を知らずに決定できない

どうして限界なのかというと、「現場を知らない場所での決定」では判断が鈍るからです。

現代社会は変化が激し過ぎる。

 

たとえば学校教育では、現場にかなり無理がある状態なのにまた教育指導要領が変更された。

「これ以上言われても・・・」という悲鳴が聞こえる気がします。

 

会社内でも同じことが言えます。

現場を見たことのない社長や管理職が決定すると、全く見当違いの判断をしたりしませんか?

判断には、現場の情報が必要

しかし政府には“現場が多すぎて、情報収集などの対応ができない。

 

接客業をしていて、今クレームが起きているのに

「来週の会議まで待って」なんて言えないですよね。

情報を処理できる大きさには限界がある。

 

ロックダウン下でどこに頼る?

今回「ロックダウン」も海外で行われました。

都市を閉鎖して、ウイルスが行き来しないように閉じ込めて収束させるということです。

 

昔で言う籠城のようなものです。

敵がいなくなるまで閉じこもる。

 

しかし、これに悲鳴を上げた人達。

現代都市の「籠城戦」に必要なものは物資ではない。

物資があったとしても、現代の流通は「お金」で行われる。

現代は物資でなく経済を回すことで成り立っている。

 

経済活動でお金を手に入れ、お金で物資を仕入れるんですね。

ロックダウンで特に何が止まるか?

何に頼れなくなるか?

外からお金を入れてこられない。

 

たとえ街に食べ物が売っていても、買うためのお金を稼ぎに外に行けない。

外から買ってもらえない。

当然、お金は消費する一方ですよね。

 

「経済が止まる」ということを実感した人は多いと思います。

海外との輸入・輸出で成り立っていた会社は、それがストップした時に大きな損害が出たでしょう。

 

また、今回目立ったのは中国産への依存

コストの安い中国での生産に頼っていたおかげで、日本からは色んなものが品不足になりましたね。

 

ポイント

社会が小さく完結できるなら、変化に強くなる。

現場力は持続可能な社会の条件。

 

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「小さな社会」の社会人の在り方

では、もし小さな社会になったら、個人にはどんな在り方が求められるでしょうか?

 

【役割】つなげる

まず、役割を明確に持つことが必要です。

自分は何者なのか、どこに貢献すべきなのかを自覚すること。

 

役割を持つことは、目的を明確にすることでもあります。

自分の属する社会の目的を共有していること。

そのために自分がやるべきこと、担当することを自覚する。

 

会社ではよくありますよね。

社是とか、経営理念と言われるような会社の目的。

また、社会に対してどのような価値を提供するのか、どんな責任を担っているのか。

これを今、個人として持っているでしょうか?

 

自分が属している日本という国の目的は?

誰が何を考えているか分からないですよね。

 

では、自分が属している市町村の目的は?

また、市町村に対して自分が担っている責任は?

自分の属す社会の「目的」と自分の「役割」を繋げることが大切。

 

【責任】自分がやる

自然と個人には責任がかってくるわけですね。

 

責任を持ちたくないから、大きな企業で言われたとおりの仕事をしていたいと思う人もいると思います。

成果が出なくても、自分のせいではなく仕事を与えた人のせいですから。

 

しかし、これが通用しなくなってしまう可能性はありますね。

「自分がやる」とは言われたことをやるのではなく、

「自分で目的に則して考えて実行し、成果への責任も持つ」ということ。

 

たとえば5人でキャンプに行くとしたらどうでしょう?

①車を出す人、②料理を作る人、③テントを立てる人、④買い出しをする人

⑤何もしない人(しかもつまらなそうにしている)

 

子供にしか許されませんよね。

小さな人数ほど、やる事は明確になるし責任を問われるんです。

 

国という大きすぎる規模(一億分の一)ではぼやけてしまう責任。

分母が小さくなると、急に自分が何かしないといけないことに気づくもの。

 

【主体性】全ての問題は自分ごと

現代社会の問題として、「主体性」という大きなテーマがあります。

 

今、キャリア教育が強化されたり私たちキャリアコンサルタントが生まれたのもそのため。

自分の人生である「キャリア」に主体性を持つ人を増やすことが目的です。

 

大きな社会が相手だと、流されるままに任せてしまったり、自分に出来ることは何もないと思ってしまったりする。

小さな社会であれば、人は自分の主体性を発揮しやすくなる。

 

社会の中での自分の役割を自覚すること。

役割に責任を持つこと。

社会と目的を共にした思いがあること。

 

国はもちろん、会社の問題ですら、全部自分のことだと思うのは難しいかもしれない。

だけど、家庭の中では?

数人の仲間内の中では?

 

すべて自分事だと思える中の方が、自分は輝けます。

主体性を発揮できるような社会で、自分を明確に持てるといいですね。

 

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宮内 利亮

《『ココナラ』のキャリア相談実績No.1》 はたらく悩みを解決! 【国家資格キャリアコンサルタント×元人事部長×特性分析アソシエイト】 宮内 利亮を詳しく知る⇒下の「キャリアコンサルタント宮内利亮について」からどうぞ

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