「自分は理系だからこの道を選んだけど、本当にこのままのキャリアでいいのか不安」と思うことはありませんか?
もしかしたら、「理系はロジカル」という枠にとらわれ過ぎているかもしれません。
なぜ理系に興味を持ったのか、それが本当の自分なのでは?
理系に興味を持つきっかけ
なんで?不思議!すごい!気になる
「自分は理系のはずなんだけど、最近理系の仕事に面白さを感じない」そんなふうに思ったことはありませんか?
理系の勉強や仕事を続けていくと、“ロジカル面重視”の考え方になっていくのは確かにあると思います。
でも、そもそも理系に興味を持ったのはロジカルだからでしょうか?
実は僕も高校の時に物理を専攻しましたが、僕は全くロジカルではありません。
なんで宇宙ってこうなんだろう?
不思議だな~。へえ~すごい! まだまだ気になる~
という気持ちがあったから物理を選んだ。
直観的に「おもしろそう!」と感じて理系に進んだ人が多いのでは?
僕はかなり拡散思考の直感型タイプです。
で、『物事の真実』が気になって物理や哲学が好きだったりします。
結局落ち着いた仕事は人事やキャリアに関して。
理系と言われればそうかもしれないけど、それはただ選んだ授業の話。
本当のところは、直観的に気になったことを知りたいだけだったんです。
「論理VS直観」ではない
よくタイプ分けされるのは、「論理タイプ」と「直観タイプ」です。
「左脳」と「右脳」とも言われますね。
でも理系か文系かに関して、あまりこれと関連付けないほうがいいと思います。
理系を進んできたからといって「自分は左脳派の論理タイプだ」と思っていると、進みたいキャリアとずれてしまう可能性があるんです。
僕の場合で言っても、直感で気になった後に真実を明らかにするために論理が必要になるだけ。
むしろ直感的だから理系を選んだと言ってもいい。
理系の人は思いませんか?
『自分は意外と直感的だ』と。
たとえば物理の面白さは、意外性や驚きに溢れ、 思ってもみなかったところから真実が現れてくるところだと思うんですよ。
思考特性「抽象と具象」
思考特性で言うと、「直列収束」か「並列拡散」ではなく、「抽象」か「具象」のタイプ分けに近いと思うんです。
(気になる方は、「思考特性」でブログ内検索してみてください!)
【抽象タイプ】は物事を大きく捉えたい。
【具象タイプ】は逆に細かく一つ一つ捉えたい。
抽象タイプ、かつ事実ベースで考えたい人は「分析型」。
抽象タイプ、かつ空想ベースで考えたい人は「コンセプト型」。
具象タイプ、かつ物事を細かく見たい人は「構造型」。
具象タイプ、かつ人を細かく見たい人は「社交型」。
具象タイプは目の前に現実として出来事や人があって、そっちの方を重視するので「数字や目に見えない真実よりも目の前の現実」と考えます。
対して抽象タイプは、普段目には見えない真実が気になっています。
だからこそ、現実領域には存在しない数字を使ったり、想像の世界で見当をつけてから研究を行うんですよね。
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【理系キャリア】頭の中は交差する
「真実と現実」
現実領域を重視する場合、意外と「真実」はどうでもよかったりします。
真実が分かったところで、何も変わらないですから。
これ、以外だと思いませんか?
真実と現実って、結構ごっちゃになって捉えられてしまうと思います。
でも、現実をだけ見ていると真実まではたどり着かないんですよね。
(研究所の方にはそれもこれも全部現実だよと言われてしまいそうですが)
理系の考え方というのは決してロジカルシンキングのことだけを言っているのではないと思います。
左脳と右脳、直列収束と並列拡散に分けるのではなく、抽象と具象。
「いったん現実は置いといて、真実が気になっちゃうなあ」という思考ではないでしょうか。
「理系だから」は捨てちゃおう
キャリアの話に戻すと、「自分は理系だからロジカルなところを生かせる仕事にしよう」と思ってしまうともったいないかもしれません。
一度立ち止まってよく自分を自己分析して、“直感的な強み”も持っていないか確認してみましょう。
並列拡散な抽象思考、つまり『コンセプト型』が働いたからこそ理系に興味を持ったのかもしれません。
だとしたら、新たな思いつきやイノベーションも十分に活かせる力なのではないでしょうか。
一般的にロジカルと言うと「直列収束」な思考、『分析型』+『構造型』です。
そうすると構造型は現実領域で一つ一つのプロセスを踏んでいくことに喜びを感じる思考です。
理系だからといって細かな作業や順を追ったプロセスが好きとは限らない。
下手にその仕事を選択すると、ずっとストレスを抱えたまま働くことになってしまうかもしれません。
キャリアは「理系だから」という思い込みを捨てて考えよう!
ワクワクセンサーをもう一度
ロジカル面を重視しすぎてしまうと、自分の直感的な面を信じる気持ちが薄れてしまいます。
でも、僕はいつもこう思っています。
大切なことほど心で決める。
(シャーマンキングみたい)
頭で決めたことは意外と納得度が低いです。
でも胸の真ん中辺りで決めたことだと思ったことは、たとえ失敗してもチャレンジしたことに納得できるんですよね。
もし理系を選んだのが直感的な面だとしたら、理系の勉強や仕事を通して直感面を忘れてしまっていないか考えてみましょう。
この『ワクワクセンサー』は、自分のキャリアが望む方向にあるチャンスをつかむための大事な機能です。
枠にとらわれず胸に手を当てて聞いてみましょう。
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