『チャレンジできる力』を日本は求めている。
せっかくの優秀でもチャレンジしないで埋もれてしまっている人がたくさんいるんじゃない?
失敗を恐れない姿勢は日本の未来を大きく変える。
みんなが思っているほど失敗は無駄じゃない。
それともう一つ必要なのは?
チャレンジができないと
そこそこの経歴に埋もれる
日本はチャレンジする若者が少ないと言われる。
いや、若者だけでなく中年も。
例えば中途採用市場では、アメリカほど活発に人材が行き来しない。
なぜなら、若い頃にチャレンジしなかったからそこそこの経歴しか持っていないのと、より上位を狙おうとする姿勢の人が少ないからです。
若い時にチャレンジするほど、優秀な人は経歴を早く手に入れ中途採用市場もにぎわうことになる。
すると、人が持つポテンシャルを最大限に発揮した状態で定在適所を探すことになるので、日本全体もよくなりますね。
チャレンジしないことによって“そこそこ”に収まってしまう人が増えると、その人だけでなく日本全体にも損失というわけです。
新卒給与が上がらない
もう少し雇用の状況を見てみましょう。
最近は新卒でめちゃくちゃ給料が高い求人が出始めました。
これはチャレンジできるステージがあるということなのでいいことです。
逆に今までの常識はどうだったでしょうか?
みんなが低賃金からのスタート。
まずは下積みから、できることを一個ずつ増やしていく。
最初でつまずかないように、慎重に歩みを進め、失敗しそうになったら歩みを止めます。
「このぐらいかな?」と。
終身雇用の感覚で言うと、上げた給料は下げられない。
だから企業も昇進に慎重になる。
この常識のままだと、新卒は下積みから。
つまり、新卒はいつでもチャレンジができない市場だということです。
優秀な人には、いきなり難しい仕事を与えればいい。
ダメなら給料を下げて、仕事も少しずつ簡単にしていけばいい。
『失敗から始める』ことが人のポテンシャルを一番発揮させ、保つことができる。
しかし終身雇用の弊害はここにも現れ、失敗を避ける始め方をしてしまいポテンシャルを発揮できない現状です。
後からチャレンジは難しい
でも、下積みを経てからようやく大きな転職市場へ飛び立とう!起業しよう!と思っても。
ご存じ、30歳過ぎると求人が減り始め、40歳ぐらいにはエグゼクティブな求人ばかり。
「実績や経歴が足りない!」ということになってしまうんですね。
後からチャレンジをするのはかなりハードルが高い。
負のスパイラルがそこに存在します。
だから20代のうちは失敗してでもチャレンジしろ!と言われると思います。
安定を望むのは30歳からでも全然間に合いますからね。
本当なら社会に出るもっと前。
子供のころからいかにチャレンジすることが普通になっているかが大事です。
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チャレンジする力+
眠ったままの獅子
日本では、みんなが平均的にそこそこの暮らしをしていると思います。
その代償に、優秀な人が突出しないという特徴もあります。
学校教育を見ても、早く進学する人もいないし特別な教育を行ける人も少ない。
すると余計に出る杭は打たれ、“みんな一緒に”という同調圧力があるのではないでしょうか。
それに、個性も現れづらい。
優秀というのは、自分に合った働き方を知っているかどうかも大きい。
自分の個性に気付かないのは、自分の優秀さに気付いていないということ。
テストで点を競うだけでは、眠ったままの獅子がたくさんできてしまうんですね。
本人や親すらそれに気づいていない。
それは子供の頃からチャレンジする機会が少なく、体験や気づきを得る機会が少なかったからではないでしょうか。
子供の頃から失敗を当たり前に
だから子供の頃の体験は大事です。
キャリア教育でも「チャレンジできる力」は大切にされますが、では実際にそれができる環境になっているだろうか。
チャレンジして失敗した時に、先生や親はどう接しているだろうか?
まず学校では大勢の生徒を相手にしないといけない以上、はみ出されるのはリスクです。
だからどうしても全体としてチャレンジをさせない方向に行ってしまいがち。
そすうると、特に家庭内での接し方が大事になってきますね。
子供が何かに取り組もうとするときにそれを応援できるだけの余裕。
必ず失敗するから、その時にかける一言。
「チャレンジして素晴らしい!」「次はどうする?」
子供の頃から失敗することが当たり前になっていれば、社会に出てもすぐにチャレンジをしてチャンスをつかむことができるようになります。
+やりたいことを持つ力
最後に、チャレンジできる力ともうひとつ。
いくら個性に気付き優秀な人でも、「やりたいこと」がないとチャレンジは出来ません。
『やりたいことを持つ力』を持つ努力をしよう!
やりたいことを持つのは、能力だと思った方がいい。
そのために努力をすべきなんだと思った方がいい。
じゃないと、「自分にはやりたいことなんてないから」と甘えてしまいます。
やりたいことを持たないと、自分のキャリアを守れなくなってしまうかもしれない。
誰かがレールを用意してくれるのを、ずっと待ちぼうけしてしまうかもしれない。
『チャレンジできる力』+『やりたいことを持つ力』
これからの社会に重要で、子供たちにも身に付けてほしい力ですね。
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