絶対に組織のガンになっちゃいけない人。一番ガンになりやすい人。
それは、管理職~社長の右腕のような幹部たち。
社員ならすぐ治る。でも幹部のガンは会社を機能不全に陥れる。
責任とスタンスを自覚し、風通しの良い環境を!
幹部の努力がものを言います!
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組織の“致命的弱点”とは
社長の思いが伝わらない!?
組織のトップ・会社の社長は、いわば脳みそです。
自分の脳みそが「動け!」と指令を出したのに動かない体、それを病気と言いますね。
もちろん、動かないのには原因がある。
どこかに患部がある。
社長の思いをどこかで曲げている存在がいないか?
全くクッションの役目をせずに“社長語”のまま伝えていないか?
組織の末端に届くまでの間に、上手く働いていない存在がある。
超重要な役割を担う、組織の伝達係であり指令系統の「幹部」の存在です。
くしくも同じ読み方、「幹部」が“いけない細胞”になった時、会社はあっという間に機能不全に陥ります。
幹部自身はそんな細胞にならないように。
社長はそんな細胞を許さないように。
社員はそんな細胞を発見したらサインを出すように。
ずっと健康体でいないと、業績を上げるどころではない致命的な弱点となってしまいます。
管理職~社長の右腕が機能しない
しかしこの自覚はなかなかに難しい。
意外と自覚出来ている幹部は少ないと思ってください。
ある程度実績をあげてきたし、会社に貢献もしているはず。
だけど、それだけで部下が付いてくるわけではないし、組織全体を回せるわけではない。
幹部になったら今までと同じでは機能しない。
幹部になったらなったなりの、必要な心得があるんです。
今までと同じではいけない立場であり、自分は変わらないといけないことを自覚することが大切です。
幹部が幹部として機能するためには、スキルだけでは間に合わない。
心得があって初めて、会社の中での自分の役割を全うできる。
では、その心得とは何なのか?
考えるとたくさん出てきてしまうので、シンプルにまとめてみましょう!
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【幹部の心得】管理職~社長の右腕
業績が全て・結果がすべて
やはり何と言おうと、『言い訳無用』という点です。
環境がどうだとか、社員がどうだとか、まったく言い訳にならない。
すべて幹部が変えるべきものだからです。
変えられない条件があるのなら、変えられるように権限をもらいに行くことすら幹部の心得です。
言い訳するなら幹部は要らない。
会社の“変わらないことを変えられる”のが幹部。
すべては数字だけで判断されると思いましょう。
いくら自分が頑張ったからと言って、プロセスだけでは誰も評価はしてくれない。
誰に賛辞を求めるわけにも行かないのが幹部です。
それに、部下のしでかした失敗も上司が責任を持たないといけない。
そんな時に「部下のせいなんです」なんて言ったら、上司の存在価値を感じないし部下からも信頼されません。
幹部なら、ぐっとこらえて正しい行動を選択しないといけない時があります。
自分に冷静でないとできないし、人に温かくないと信頼されないものなんです。
個人ではない、法人の要職だ
感情を押し殺さないといけない時がある。
逆に、感情的な場面を演出することもある。
自分の気分のままに行動してもいい場面が、どんどん減っていきます。
幹部は、部下から見ればとても大きな存在です。
自分がどう見られているのか、冷静に注意深く自覚しないといけません。
幹部になったら自分の思うように行動できるなんてのは、勘違いにもほどがある。
幹部は“法人の要職”である事を自覚し、その役を演じなければいけない。
個人的な意見や感情は置いておく必要がある。
そこに居るのは個人としての自分ではなく、会社の幹部としての自分。
会社にいる時だけでなく、車に乗っている時、ラインのアイコン、Twitterの投稿、全てにおいて部下は幹部として見てきます。
自分の思いとは関係なく、他者は幹部であることを求める。
とても息苦しく感じるかもしれませんが、これが普通になった時が一人前の幹部と言えるでしょう。
嫌なら下りればいいんです。
「社長のせい」は自分のせい
そして自分がいかに社長に近い存在で居ることができるか。
これが幹部の主体性です。
メリットは会社にとってのメリット。
自分に都合が悪くても会社基準で判断できることです。
とはいえ、完全に社長と同じでもいけません。
ダメと思ったら社長に物申すこと。
物申しても変わらなかったら、自分が変わること。
社長が悪くても、社長を変えられない自分の責任。
もしくは、社長が正しいと思わせられない自分の責任。
いけないと思うことは変えるのが幹部です。
だけど変えられなかった時は自分が変わらないと、組織に一貫性が生まれません。
それなのに、「社長はダメだよな」なんて部下に言ってしまったら・・・
残念な会社の出来上がりです。
部下と一緒になって社長の悪口を言うような幹部は、組織のガンになり得ます。
悪口と課題提起の違いが分からない幹部がいる。
悪口は、行動に移さないもの。
課題提起は、行動に移すものです。
つまり、悪口は言いふらすことそのものが目的なんですね。
変えるつもりもないし、自分が変わるつもりもない。
そんな幹部が組織に居ることで、機能不全を起こしてしまいます。
幹部なら、自分の事は置いておき、言い訳せずに法人の要職という責任を全うする。
普通の社員とは一線を画した主体性が、幹部が幹部たるゆえんです。