6月1日、新卒就活の採用面接が解禁された。と同時に内定率は半数越え。
また早期化の波が止まらない!?
学生としては、焦った方がいいのか?それとも焦らずじっくり就活した方がいいのか?
人生100年時代に突入する社会、どう就活していけばいいのか。
スポンサーリンク
早期化に乗り遅れる!?
面接解禁で内定率50%超え
6月1日って、面接の解禁なんじゃないの!?
なんで半分以上の学生が内定持ってんの!?
と焦りを感じている学生は多いかもしれません。
まあまあ、こんな数字に踊らされず、本質的に現代の就活で大切なことを考えていきましょう!
ただ、早期化しているのは事実ですね。
人口が減っているんですから、これは当然の動きと言えます。
しかし、学生が早く内定を取る必要があるかというと、それは人によります。
みんながみんな枠を取り合って競争しなければいけないかというと、そんなことはないので大丈夫です。
まず最初に、「周りが内定取ってるから焦って活動する」だけはやめましょう。
しっかり自分の軸を持つことが大事です。
特にベンチャーは人材が命
企業側の心理を考えると、特にベンチャーは人材獲得に必死です。
人材の質が事業の未来を決めてしまうと言ってもいいですから、それは早く内定を出して囲い込みたくなります。
大手はというと、すでに働き方の流れができていますから、ベンチャーほど新卒に期待は寄せません。
だから毎年ほとんどの大企業は経団連の取り決めた時期を守りますよね。
ベンチャーも人口減少で採用が厳しいのは知っていますし、中途採用にはそもそも欲しい人材が流出してきません。
どうしても「新卒の優秀な人材を他社より早く獲得しよう」ということになります。
焦っているのは企業
ということは、焦っているのは企業側の方なんです。
去年よりさらに活動が早期化しましたが、それは学生の心理ではなく企業の心理です。
だから学生はそれに“振り回されないように”活動するといい。
それに、早期に動いた会社は、ただ早く優秀な人が欲しいだけです。
早めに枠が埋まるわけではないんです。
内定をくれるならもらっておけばいい。
ただ焦らず、会社のペースに飲まれずあくまでも自分の考えを重視しましょう。
学生のあなた自身が、早く決めてやりたいことがあるなら決めればいい。
まだ考えたいから決めたくないなら決めなければいいという話です。
スポンサーリンク
マイペースでオッケーでしょう
焦るなら実績の獲得
学生側が焦って何かをやるとしたら、ぜひ早めに取り掛かって欲しいのがコレ。
『実績』を早いうちに獲得しよう!
正直、内定中のインターンで実績を得られるなら得ればいい。
なぜなら、これからの社会では『個の力』が重要になるからです。
会社のネームバリューで仕事を得ているうちは、まだ個の力ではありません。
会社の後ろ盾がなくてもやっていける自分、キャリアを形成することが大事。
そのために何より使えるのが『実績』です。
実績があれば、他の企業からお呼びがかかったり独立してからも仕事を頼んでもらえます。
でも実績がないと「この人に頼むよりはしっかり実績出してるこの人にしよう」と、選んでもらえなくなってしまうんですね。
実績は経験より上、資格よりも上、学歴よりも上です。
どんな転職市場が来ても、実績さえあれば大丈夫。
学びを深めよう
それから、『学び』も急いだ方がいい。
ヘタに就活するより3か月ぐらい一生懸命社会勉強して臨んだ方がいいと思っているぐらいです。
就活以外で社会人とビジネスについて話を聞いたり、本を読んで情報収集したり。
僕たちキャリアコンサルタントから情報収集してもいいでしょう。
少しは自己投資しないと本気で学ばないので、1000円でもいいからお金を使いましょう。
就活は何でもタダで情報を得られるように感じてしまいますが、無料のコンテンツにはほぼ何らかのバイアスがかかっているものです。
それに、社会に出てすることはなにか?
『学び』です。
学ぶために社会に出ると思うこと。
今後のキャリアを考えて、今の仕事を選ぶわけですよね。
その会社を「経歴」や「実績」に変えて、人生100年時代を生き抜いていくんです。
それ、会社だけで学ぼうと思わないことです。
80歳まで仕事をするなら、きっと何社も転職することでしょう。
いずれはみんなが独立したりフリーランスになるかもしれない。
それなのに自社でしか学ばないというのは、自社から抜け出したら何もできない自分をつくってしまうようなものです。
では、学ぶのはいつからか?
会社を選ぶ前に学ぶ方がいいですよね。
「お金はどうやって稼ぐ?」
「マーケティングってどうするの?」
「海外で働くには?」
何でもいいんです。
興味のある事から学びを深めていきましょう。
これは焦って損はないですよ。
個の力を最初から意識する
「内定率半数以上」に惑わされず、最初から『個の力』を付けるためにどうするかを考えておきましょう。
いま内定を取った会社、いま狙っている会社、40歳までいますか?
たぶん、YESの人の方が少ないんじゃないですか?
そう、時代は個人の時代で、転職市場です。
会社が長く働いて欲しいと言ってきても、早く内定を承諾してほしいと言ってきても、個人の80歳までのキャリアを面倒見てくれるわけではありません。
だったら自分のキャリアは自分で考えて形成するしかないんです。
すべて自分だけのタイミングで決定しましょう。
ここからすでに自己決定のトレーニングは始まっています。
『自分はどうしたいか』
改めて考えてみましょう。学びながら!