事務職はなくなる?

キャリアアップしたい

事務職への転職・就職はダメ?主婦の社会復帰でキャリアを求めるには

主婦の方が社会復帰する時。

将来のキャリアを考えて正社員の「事務」を探す人は多いのではないでしょうか。

しかし「事務はなくなっていく仕事」と言われている今、本当に大丈夫なんだろうか?

はい。そんなに考えすぎなくても大丈夫です!

ただし、ただ「事務のスキル」を身に付けたいだけなら注意です。

なぜ事務員になろうとしているか

まずは、なぜ事務員になろうとしているのかを明確にしておきましょう。

 

正社員として長く働けるから?

「子育てもひと段落したから、いよいよ長期で働くところを探そう!」

と正社員を考える。

そこで事務員の働き方は魅力的に映りますよね。

だって、

ひと段落といっても、まだ塾の送り迎えがある。

晩御飯は作らないといけない。

などなど、自由に選択ができない理由がたくさんあるものです。

今まで主婦でやっていたから、当たり前のように思っていませんか?

まず、生活様式の変化から考え直してもいいんじゃないでしょうか?

 

ご主人ともよく話し、協力を仰ぎましょう。

これは、協力と言うよりも役割分担です。

家事の分担をしなければ自分の負担だけが増えてしまいます。

自分の目指す収入、ご主人の収入。将来目指していく家庭の形を考えましょう。

 

そうすると可能性が開けてきます。

正社員として長く働けるのは、事務だけではありません。

求人誌に載っている仕事が全てでもない。

下のページを見ると、「職業ってこんなにあるんだ!」と驚くはずです。

総務省「日本標準職業分類」

 

事務以外の可能性は当然ある。

それでも事務を希望するかどうかで、自分の事務職への考え方が明確になる。

 

思い込みだけではない、知識不足でもない。

事務がやりたい理由が出てきましたか?

 

その理由は立派な「志望動機」です。

忘れないうちに書いておきましょう。

 

体力を使わない仕事だから?

これも、多いと思います。

「体力を使う仕事は長くできない」

将来、50代60代で働く自分を想像すると、どんどん選択肢が減っていく。

「よく考えると、やっぱり事務だな」ということですね。

事務なら、座ってやる仕事がほとんど。

働くイメージができるから、やはり魅力的です。

 

確かに、事務であれば50代の女性でも働いている人は多い。

でも可能性を広げるために、ここでももう少し考えてみましょう。

「体力を使う」とは、どこまでをイメージしていますか?

重いものを持つ?

ひたすら歩く?

立ち仕事は?

人と話すことは?

「立ち仕事」は選択肢に入れられませんか?

「歩く仕事」は選択肢に入れられませんか?

 

一番体力を使わない仕事は、やはり事務員というイメージだと思います。

しかし、座り続けることも大変だし、モニターを見続けることも大変。

腰や目を使うことも、立派な体力ではないでしょうか。

 

人によっては、歩いていたいとか、立っているのは苦痛じゃないという人もいます。

逆に、自分にとって「座り続ける仕事は体に悪いな」と思うのであれば事務の仕事は苦しい。

ポイント

どこまでが「体力を使う」なのか?

自分にとってどんな「体力の使い方」が合っているのか?

 

確かに変わりゆく働き方

色々考えても、明確に事務をやる理由があるならやってみるべきです。

でも、「事務はなくなっていく仕事」なんて言われたら不安ですよね。

確かに重要度が落ちる仕事もあるので、少し考えを整理しましょう。

 

『作業』は覚えなくていい

まず、事務の『作業』を覚えてもメリットにならない可能性は高い。

それは“自動化”する可能性があるからです。

まさにこれが、「事務がなくなる」と言われる理由。

AIやロボットが得意とするのは単純作業です。

技術革新はすさまじく、おそらく想像を超えた分野でも仕事がなくなっていきます。

だからあまり考えても仕方ない。

結局は変わり続けることができる自分をつくるのが一番です。

 

とはいえ、すでに自動化が進んでいる仕事にあえて就く必要はありません。

エクセルでの計算やレジ打ち、周りを見まわして自動化しているものを見つけてみましょう。

 

ポイント

入力業務などを目指しても、その仕事はなくなる可能性が高い。

事務であれば、単純作業で完結することのない仕事を探しましょう。

 

経験は「業界」の中に

では、今回お伝えしたいポイントです。

その業界での経験を大事にしましょう!

 

仕事を探す時、働き方にばかり目が行き、意外と見落とすのが「業界」です。

事務であれ、肉体労働であれ、「その業界に精通している」ということは大きな強みになります。

業界のことは、入ってみないとなかなか分からない。

「事務」という汎用的な仕事に「業界の知識」が加われば、転職するうえでも有利に働く。

あなた独自のキャリアになります。

 

事務の仕事は、とても多くの人が経験している。

面接で「事務の経験があります」と言っても少し物足りないですね。

 

しかし、「業界」について知っている人と言えばそんなに多くありません。

面接で「この業界のことならとてもよく知っています」と言われたら、僕ならこう思います。

「ただ作業だけじゃなく、応用して色々やってくれそうだな!」

 

今までやってきたバイトの中に、得意な業界はありませんか?

その経験を活かして事務に応募するのも手。

これからやる事務職も、仕事や作業より業界のことをどんどん学んでいくと「キャリア」が強くなっていきます。

 

何を求めているか?さらに“その先”を

あなたにとって「キャリアアップ」とは?

なぜ事務員になりたいのか、考えていただけたでしょうか?

そしてさらによく考えた先に、本当に事務をやりたい理由が見つかったでしょうか?

「キャリアアップ」は人それぞれ。

本当にそれをしたい理由が、あなたにとってのキャリアアップです。

 

「キャリア」とは、ただ自分の社会経歴のことだけではありません。

人生の道そのものです。

この「キャリア」に目的(キャリアパーパス)を定め、そこに近づいていくのが「キャリアアップ」です。

そしてその方が、社会に通用するようになります。

 

これからの社会が求める人材は、変化対応できる人間です。

そのために必要なのが主体性

主体性は、目的があるからこそ生まれます。

 

「ただ生活するために事務の作業を覚える」というのは、逆に生活を脅かす可能性もあるということです。

 

「会社」もしくは「業界」の汎用的能力を

最後にお伝えしたいポイントです。

汎用的な能力を身に付けること。

汎用的とは、他でも通用するということです。

 

事務の作業はなくなる可能性があるので、汎用的ではない。

例えば、もっと転職時に重宝されそうなことは何ですか?

会社

・前職と会社の目指すところが似ている。

・前職でも同じような規模、同じような社員構成だった。

そうすると、前職でやっていたことを提案することができたり、今後起こりうる問題を予測できたりする。

業界

・その業界に精通している。

・だいたい事業所全体の仕事の流れが分かっている。

そうすると即戦力になり、経験を活かして応用したり改善したりすることができる。

 

汎用的能力は、仕事だけではありません。

このように「業界にいた経験」「似た会社にいた経験」が、場所によってはかなり使える能力になる。

無駄にするのはもったいないですよね。

ポイント

「今後なくなると言われる事務で働くのは不安」という方は、事務という仕事に限らずその会社に所属することで得られる経験を自分のキャリアに取り込みましょう。

人間関係問題解決事業所全体の構造など、色んなことに興味を持って経験に変えていきましょう。

 

 

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宮内 利亮

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