『報連相』は大切!
誰もが知っていることだけど、意外と知られていない『相談』の在り方。
相談にはレベルがあり、自分がどのレベルの相談をしているのか自覚しているかどうかで社内の評価は全く違うものになります!
どうせだったら評価される相談しましょう!
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社内は色んな『相談』ありますが
報連相の中でも特に使い方が分からない人が多い『相談』。
分かっている人は分かっている。
相談にはレベルがあります。
相談①愚痴
まずは相談というよりも、ほとんど愚痴になっているもの。
「ねえねえ聞いてよ」と、自分が気になっていることを相手に聞いてほしいんですね。
「ちょっと相談があるんだけど・・・」
と切り出すんですが、ただ聞いてもらってスッキリしたい心理の場合です。
意外と気付かずに、相談しているつもりが実は愚痴だったということがあります。
相談レベル①
自分の気持ちを分かって欲しいだけの相談
言うまでもなく、これはレベル①!
愚痴を言ってはいけないという意味ではないですよ。
愚痴を言っている自覚を持ちましょうということです。
自分のためだけに聞いてもらっている自覚があるかないか。
相手の意見を受け入れる姿勢で言っているのか、そうでないのか。
これは大きな違いです。
ポイント
社内での相談というのは、自分のためより会社のためにするものの方がレベルが高い。
相談②助けて
次が一番相談らしい相談ですね。
「どうしたらいいですか?」と、教えを乞う相談です。
まだ新人のうちや新しく始めた仕事は何も分からない。
だから早く成長するためには、いかにプライドを捨てて「助けて!」と言えるかどうかです。
“素直さ”というのはとても大切。
どん欲に吸収していこうとする姿勢、先輩や上司の言うことを「そうなんだ!」と受け入れる姿勢。
そういった姿勢がある人は、ない人を簡単に追い越していきます。
相談レベル②
どうしたらいいか分からずに答えを求める相談
ただし!です。
助けを求める相談は、いつまでもやっていていいわけじゃない。
ある程度自分が成長してきたら、ちゃんと自分で考えないとダメですよね。
人に答えを求めてばかりいると、考えない思考習慣になってしまいます。
一定以上から成長できなくなってしまうんですね。
相談③確認
では、次のレベルではどんな相談がいいのか?
「こうしてもいいですか?」と、自分の考えを確認する相談です。
考えるという仕事は自分でやった。
最後に意思決定する部分だけ、“自分に権限がない部分だけ”をお願いする相談です。
もしくは権限があるないに関わらず他の人の意見を引き出す相談にもなります。
「こんなことを考えたけど、他に何かいい意見ない?」と。
相談レベル③
行動レベルまで自分で考え、最後の確認のための相談
こうなると、すでに一人前なわけです。
一人前になったら相談はしなくていいのかというと、そんなこともない。
上司に確認すれば、さらに上手くいくアドバイスをくれるかもしれない。
部下に確認すれば、思ってもいなかったアイデアが飛び出すかもしれない。
自分の意見を場に出して、その刺激によってもっといい意見が上がってくることが期待できる。
これは、自分の意見を押し通したり自分の利益ばかりを考えていては出来ません。
会社全体の事を考えているからこそ、もっといい意見を引き出そうとすることができるんですね。
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相談の“使い分け”ができる人材へ
違いが分からないと・・・
この3つの相談の違いが分からないと、“なぜ自分の評価が低いのか分からない”はずです。
「相談してるじゃないですか!」
「相談してやったんだから僕のせいじゃないですよ!」
というのは、まだまだ社会人始まったばかりの人のセリフです。
本当に高いレベルで相談しているのなら、そんなことは言えません。
行動の責任は自分で負ってこそ一人前です。
いつまでも上司に責任を持ってもらう姿勢の人が評価されるわけがないですよね。
相談の違いが分からないのは、自分の社会的成長が見えていないということ。
使い分けができると
逆に違いを理解し使い分けができている人は、評価される行動が何なのか分かります。
「このまま相談しては、あまりに主体性がないな」と気付くことができる。
「もっといいアイデアがあるはずだ!相談してみよう!」とチームの力を引き出すことができる。
それに、多少出世しても独りよがりにならない。
部下に「助けて!」と相談できる上司も、素晴らしい上司だと思います。
相談の使い分けができると、チーム・会社の力を引き出すことができる。
相談というものは、自分の感情を吐き出すためのものではないし、相手から一方的に頂くためのものでもない。
この自覚を持っているというだけで、その人はとても謙虚な姿勢を手に入れ、社会的な成長を遂げることができます。
一歩進んだ自覚を持った社会人
社会人とはどういものか。
自覚は社会的成長と比例しています。
どこまで自分の立場を客観的に理解しているかが、その人の魅力を引き出します。
「自分は今、愚痴を言っているな」
と分かれば、相手には何の得もない事が分かる。
ただ自分のために一生懸命聞いてくれていることに、感謝の気持ちが溢れてくるでしょう。
「全然分からない、聞くしかないな」
とまだ半人前の自分を自覚し教えを乞う姿勢は、謙虚で素直になります。
間違っても「上司が言ったんだから上司の責任」なんて思わないでしょう。
「ここはひとつ、相談してもっといいものが出ることに期待しよう」
と思えれば、会社やチームの事を考えている素晴らし社会人です。
ポイント
『相談』の理解・自覚には段階(深さ)がある。
深い理解をしているほど、成長した社会人。
あなたは、『相談レベル③』出来ていますか?