やらないことを決める戦略

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「やらないことを決める」ことが『戦略』!テンパらない仕事のしかた

いつも冷静で仕事の出来る人を見て、うらやましく思ったりしていませんか?

自分はすぐにいっぱいいっぱいになって“テンパって”しまうのに…。

そんな時は、自分の頭を使い過ぎているかもしれません。

「やらないこと」を決めて、楽しながらデキる社会人へ。

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『戦略的』であるということ

デキる人は“やらないこと”を決めている

テンパらない人を見ていると、スゴイ優秀なんだなあと思いますよね。

冷静でエリートを絵に描いたような人が、テキパキと仕事をこなして定時で帰る…。

だけど実は、そういう人はみんなが高いIQなのかと行ったらそうではないんです。

 

デキる人は仕事の進め方が上手い。

「やらないこと」を決める方法を自然とやっている。

戦略的な行動をしている。

余計なことをやらない仕組みを作り上げていると言ってもいいですね。

 

戦略とは、「やらないことを決めること」です。

東京から北海道に行きたいなら、九州方面には行かないという決断

『決める』と『断つ』を同時にやるのが戦略です。

 

北海道に行くけど、気が向いたら九州方面に行ってもいいよ。

となったら、いつまでたってもたどり着かない。

 

迷わないで行動をするから、結果デキる人になっているんです。

 

選択と集中=戦略的

『選択と集中』という言葉を聞いたことがありませんか?

何かを成し遂げたいなら、集中して取り組むこと。

集中するためには選ぶこと、つまり他を捨てること。

「二兎を追う者は一兎をも得ず」です。

 

だからあらかじめ、どちらの兎を追うかを決めるのが戦略

どちらか一方を捨てるのが戦略です。

 

例えば宿題をやる時、机の上に漫画やゲームがあると「やっちゃおっかな」という魔が差します。

だけど、そもそも漫画やゲームを置いておかなければ魔が差す余地もない。

誘惑に迷う可能性を断つためには、最初からなきものと決定しておくことです。

 

では、これを仕事に応用すると、どんな影響が起こると思いますか?

冷静でテキパキ、全然楽そうに仕事しているのに成果を出す人がどうして出来上がるんでしょうか?

 

頭に楽をさせる

なぜ、テンパらないのか?

簡単な話、いっぱいいっぱいでないからです。

では脳の許容量がそんなに違うのか?

いいえ、多少の違いはあれど、もっと決定的に違うのは別のことです。

 

頭の中と外の使いかたが上手い。

 

頭には“楽をさせている”から、いつも冷静でいっぱいいっぱいにならずにいられる。

頭の外でも処理させているから、頭は集中が可能になる。

 

なるべくごちゃごちゃ考えずに仕事をこなせる仕組みを作るのが上手いということです。

そして、ちょっとした工夫・意外な考え方の転換で、誰にでもできることが多いんです。

 

頭に頼らず頭の外で情報を処理する方法、どんなものがありますか?

これらを実現すると、精神的にもとても健康でいられます。

日々の仕事で、どうやって頭の中を戦略的にスッキリさせることができるでしょうか?

 

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日々の戦略で『精神的な健康』を

「タスク管理」で決める

例えば、“やること”の管理。『タスク管理』はどうでしょう。

やることが増えてきて、まだやっていないことがあるのに次から次に仕事が増える

「もうムリー!!」となったことはありませんか?

 

頭で覚えていられる限界を超えると、メモを取ります

タスク管理アプリに登録することもあるでしょう。

この段階までは誰でも行きます。

しかし、さらに仕事は増えるもの。

 

ズラーっと並んだタスクを見て、「めちゃくちゃ忙しいじゃん」「これ以上ムリでしょ…」と思う段階。

デキる人はここからが違う。

タスクを忘れる仕組みを作る。

 

そんなバカな!と思うかもしれませんか、永遠に忘れるという意味ではありません。

“必要になるその時までずっと覚えておく意味はない”ということです。

 

例えば。

やることはポストイットに“1つ1枚”でメモする。

朝必ず見る仕組みにするため、手帳に貼っておく。

朝、その日にやることだけを取って常に見える位置に貼る。

手帳を閉じ、他はすべて忘れて今日のタスクに集中する。

次の日になればまた勝手に思い出すという寸法です。

 

選択と集中であり、戦略であり、タスクを忘れる仕組みです。

 

「忙しい」と言っている人でも、意外と“今すぐにできること”は少なかったりします。

それに、並び替えてスケジューリングすれば、常にやることはたった一つです。

『重要と緊急のマトリクス』などのフレームでタスクを分類するといいでしょう。

 

やりたいことがたくさんあるのは良いことですが、「でも出来ない」と思うと不健康。

出来ることに集中しましょう。

 

「スケジュール管理」で決める

タスク管理よりも強力なのが、スケジュール管理です。

やることをすべてスケジューリング出来れば、あとはスケジュールどうりにこなすだけ。

めちゃくちゃ簡単な話ですが、タスクをスケジュールに入れる人がほとんどいないんです。

“タスクをこなす時もスケジュールは進行しているはずなのに”です。

 

タスクをスケジューリングしないとどうなるでしょう?

“空いた時間”にやるか“残業時間”にやるかです。

つまり、「できたらやります」状態。

 

これが能力だとしたら、『決断力』です。

“ここはこれをやる時間”という決定をするかどうか。

どんなタスクにも必要な時間があり、いつかどこかでやるんだということを忘れないことです。

「そのうち、できたらやる」と思っているから、忙しくなってしまうんですね。

 

そしてスケジュール管理で大切なのはこれ。

「やらない日」「やらない時間」を決める。

 

スケジュールの合間にアソビを作っておくことです。

空いた時間をわざと確保しておくことで、溜まったタスクを処理したり、重要だけど緊急でないことに取り組めたりします。

スケジュールに『自分時間』などと入れておきます。

空欄だと「空いてます」と言ってしまうのでダメ。

空欄は誰かに奪われる時間だと思いましょう。

 

スケジュール管理が下手な人は、「プライベートはスケジュールに入らない」とか「打合せを隙間なく埋めないと」など、どこか凝り固まった考えをしていることが多いです。

だけどデキる社会人はとても柔軟。

例えばいつも髪形も綺麗ですよね。

美容室にいく日を定期的にスケジューリングする仕組みにしているからです。

逆にデキない人は、めちゃくちゃ忙しくて髪の毛はボサボサ。

スケジュールを戦略的に組んでいないからです。

 

やるべきタスクの優先順位が分かり、スケジュールに余裕を持って組み込めたら、すでにデキる社会人の仲間入りです。

 

“忘れてもいい”仕組み

タスクを外に書いておけば、頭で覚えておく必要はない。

スケジュールを書いておけば、頭で思い出す必要はない。

必ず思い出す仕組みを作っておけば、安心して忘れることができます。

 

大切なのは頭の中でやらないこと。

覚えておいたり整理整頓したりは、ポストイットや手帳に書いて行うこと。

記憶力は日に日に落ちていくので、若い頃と同じようにずっとできるわけではありませんしね。

 

何より、やることを忘れても問題なく仕事がこなせるようになっているので、精神衛生上とてもいいんです。

休みの日は仕事のことを考えなくてすむ、メリハリというやつですね。

 

ちょっとした工夫で、デキる人への仲間入りは誰でもできます。

「やらないこと」を決めて、戦略的かつ気楽に社会生活をエンジョイしましょう。

 

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宮内 利亮

《『ココナラ』のキャリア相談実績No.1》 はたらく悩みを解決! 【国家資格キャリアコンサルタント×元人事部長×特性分析アソシエイト】 宮内 利亮を詳しく知る⇒下の「キャリアコンサルタント宮内利亮について」からどうぞ

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