今回は、社会に出ると誰もが耳にするこれについて!
「報・連・相(ホウ・レン・ソウ)」
ここでは「相談」をピックアップしますよ~
「相談」には色んなケースがあって、なんでもかんでも相談でくくられてしまいます。
しかし上司からすると、「それってただのグチだよね・・・」と思いながら聞いていることもあるんですよね。
「グチなんて言われたら相談できないじゃん!」と思ったあなたは、まだ「相談」とは何かを理解していないかも!
どんな相談がダメなのか、実際に僕が体験して思ったことを相談の失敗例として挙げていきます。
また、正しい相談はこういうものだ!というのも一部紹介。
※会社によって「相談」の定義があるかもしれないので、しっかり確認しましょう!
あなたの相談、間違っていませんか?
【カン違い相談①】「相談しても何もしてくれない」
この勘違いが一番多かったです。
はっきり言いましょうこれは「グチ」でした。
思い通りに動いてもらうことが相談じゃない
まず大前提として、相手に動いてもらうのが相談ではありません。
「ええ~!」って思う人多数。
動くのは“自分”、もしくは“一緒に”です。
「あっちの上司に相談して動いてくれないので相談しにきました。」という部下は結構いました。
あなたが上司ならどう思いますか?
きっと受け入れますよね?
どこに所属している部下からであっても、相談されるのは嬉しいものです。
しかし上司は心を鬼にするべきです。
「何もしてくれない」の裏にある心は何ですか?
それが「あんたが動いてくださいよ」だったら要注意です。
かくいう僕は受け入れなかったのかと言うと・・・
受け入れていました!(笑)
ただし相談としては受け入れません。「報告」として受け入れます。
ポイント
「助けてください」・・・相談として受ける
「動いてください」・・・報告として受ける
「動いてください」を相談として受け入れると“甘えた社会人”を生み出します。
何かをしてもらいたいなら「報告」する
「何が違うんだ~!?」と思うかもしれませんね。
ポイントはこうです。
ポイント
どうしたらいいか自分には分からない・・・「相談」
どうすればいいのか自分の中で決まっている・・・「報告」
なんでだと思いますか?
上司は、いや、会社は、公平でないといけないんです。
誰かの偏った判断を鵜呑みにして動くことは許されないんですね。
正しいか間違いかは関係ありません。公平かどうかです。
部下が“すでに良い悪いを決めた判断”は、報告として受け一度吟味する。
上司がこれを間違うと、最悪の場合“派閥”を作ります。
人と人を良い悪いで区別することは絶対ダメ。
良いこと・悪いことを区別する。
“良し悪し判断責任”を部下にさせてはいけない!上司や会社が責任を持つ!
【カン違い相談②】「理解してくれる人なんていない」
確かに!色んな人に相談したけども・・・
理解してくれる人はなかなかいないかもしれない。
ただ、ちょっと待ってください。まだ諦めちゃいやよ。
仲間をつくることが相談じゃない
これも大前提。
共感を求めることや自分の仲間を増やして安心を得ることは、会社でやる相談ではないんです。
先にも書いたように、“派閥”はよくない。
こっち派とあっち派がある会社は、同じ方向に向けないから機能不全になりますよね?
会社はそこに居る人たちを正しく構成しておかないといけない。
そう、誰しも会社の一部です。
理解をした方がいいのは確かだし、周囲の人も理解したいと思っている。
だけど、だからこそ
苦しいけれど、周りを理解する方が先です。
共感を求めるのは上下関係抜きの場で
派閥ができるのはよくないけど、それでもやっぱり辛いことは誰かに聞いて欲しいですよね。
特に信頼できる上司がいるなら、聞いて欲しいものです。
ポイント
だけど共感を求めるだけのものは「相談」ではありません。
上司に持ち掛けるなら、「相談があるんですが」ではありません。
「聞いてもらえますか?」です。
だから、食事をしている時など仕事以外の場をつくるといい。
特に気を付けてほしいのは、“嫌なヤツ”の相談をする時。
上司は苦しいんです。
共感してあげたいのは山々だけど、「あいつ嫌なやつだな!」なんて上司は言えないんですよ。
公平でないといけないから。
“仕事以外の場”で上司が上司でいなくてもいい場面を作ってあげるといいですね。
【正しい相談①】「悩みがある」自分の考えをまとめる
では、正しい相談はどんなものか?
まずは「悩みがある」時の相談。
一生懸命考えるのは自分
考えるのは上司ではありません。
相談する人が自分で考えないと意味がない。
これを分かっていれば、「相談したのになんにも答えをくれなかった」なんて言わない。
相談は自分が考えを深めるためのもの!
否定してしまっては意味がない
上司が相談の時にする仕事はこれです。
- 「それで?」
- 「だから?」
- 「何がしたいの?」
- 「何に気づく?」
これを、その人に入りやすく言うのが上司の相談スキルです。
柔らかく言ったり、ズバッと言ったりですね。
どうですか?めんどくさいですよね!
「そんなに質問攻めしないでよ!」って思っちゃいます。
だから上司はなるべく質問攻めされてると思われないようにやる。
ポイント
そもそも「悩み」を解決するのは自分しかいないということを忘れない。
子供のころは大人が答えをくれますが、上司がそれをやったらあまり好ましくない。
部下が自律して考えられるように導くのが上司の仕事です。
【正しい相談②】「自信がない」やっていいか確認する
何か自分のやり方で仕事を進めるとき事前に相談する。
「こうしようと思ってますが、いいですか?」
これは正しい相談です。
ポイント
確認としての相談です。
仕事の責任は、上司にもあります。
自信があったとしても確認はしたほうがいいんですが、自信がないならなおさら。
もしかしたら、もっとうまくいく方法を教えてくれるかもしれません。
ちゃんと相談しないと、上司から「なんでやる前に相談しなかったんだ!」と言われますよ。
ちなみに、めちゃめちゃよく聞きますよ。
上司は「なんで先に言わなかったんだ!」
部下は「だったら先にそう言えよ!」
確認の相談は“しすぎるぐらい”でちょうどいい。
上司からウザがられてもしたほうがいい。
だって、自分のノウハウになりますからね。
【正しい相談③】「分からない」「もっとよくしたい」情報収集
これも正しい相談。
「分からないから教えてください!」
「もっとよくするにはどうしたらいいですか?」
これが出来ない人はプライドが高いので成長しない。
バカになってメモしまくってください。
常に“新入部員”の気持ちです。
これ、実は、極意です。
最強です。
自分より出来なそうな人に先輩風吹かされるのは、気に食わないですよね。
それで終わっていいならそれでいいんです。普通の成長は出来る。
だけどプライドを捨てられる人は、あっという間に学生時代のアドバンテージをぶち抜いていきます。
自分から2倍聞きに行くと、「情報量」は2倍。
他の人が話半分で聞いていることを、自分は全部受け取れば・・・
【0.5対2】4倍の差が付きます。
情報収集は、その姿勢次第で圧倒的な差がつきます。
ポイント
相談を情報収集だと思ってやってみてください。
どんどん自分が成長していくのが分かります!
と、いうことで今回は「相談」について少しだけ例を挙げてみました。
今までしていた相談は大丈夫でしたか?
グチと相談の違いを知り、相談によって自分を成長させていいましょう!
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