上司のお気に入り

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「上司のお気に入り」が出世するのは本当!?人事部長のコッソリ話…

2020年7月23日

「あいつはお気に入りだから出世したんだ」とヒガミたっぷりに言う人は結構います。

出世するには、上司のお気に入りになればいいのは本当なのか?

どうしても納得できない時はどうしたらいい?

高卒フリーターから人事部長までのし上がった僕がお答えします。

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「上司のお気に入り」は出世する?

僕は高卒のフリーターから人事部長まで出世しました。

特にお気に入りと言われた覚えはないですが、ちょうど会社の規模が大きくなったり色んなラッキーがありまして。

17年会社に勤め中で、出世した人出世出来なかった人、多くを見てきました。

果たして、上司のお気に入りが出世するのは本当なのか?

 

出世します。

残念ながら(?)出世します!

とはいえもちろん、そんなに簡単に「お気に入りになれば出世する」と括れるものではありません。

ただ可能性は高いし、上司としての器が無くても出世してしまい後で苦労することもある。

 

出世することがゴールではないと捉えたら、お気に入りになるかどうかはあまり大事ではない。

もっと気を付けないといけないのは、上司を批判する・会社を批判するということ自体の考え。

「上司のお気に入り」発言には、妬みや会社に対する反感を感じますよね。

もしかしたら、自分の社会的未熟さから来ていないか?ということです。

 

「お気に入り」と発言する人は出世しない

ではどういう時に「お気に入り」と言ってしまうのか。

自分がお気に入りになっている時は、たぶん言わないんですよ。

 

おそらくこんな時です。

自分も評価されたいけど、素直に従うにはプライドが許さない。

自分の価値観では、どうしても上司を尊敬できない。

「お気に入りはいいよな」などと言う発言は、評価されたいけど評価されない気持ちの現れ。

 

「あいつはお気に入りだから」と発言する人が出世するのをあまり見たことがありません。

それはなぜか?

ひがんでばかりで努力をしていない人が多いからです。

(もちろん、会社の環境があまりに良くない場合もある)

 

つまり、出世することを諦めているように見えるんです。

 

言うほど単純ではない

この発言をする人から見ると、評価されている人は上司に媚びを売っているように見えているでしょう。

しかし実際は、本当にそれだけでしょうか?

 

試しに自分が上司に媚びを売ってみましょう。

おそらく初めに拒否反応があるはずです。

そして他にもクリアしなければいけない課題が山積みになっているでしょう。

 

様々な葛藤や努力を経ていかないといけない。

「自分を変えたくない」「頑張りたくない」と思う人は組織で出世しない。

出世してはいけない。

 

僕はそれなりに組織の色んな問題に直面してきました。

だからあえて言います。

頑張りたくない人は出世してはいけない。

部下に迷惑がかかることが目に見えているからです。

 

「お気に入り」じゃなくても出世する

「お気に入りにならないと」と言っているうちは、それしか可能性を見いだしていないということ。

他に方法が見つからないから、諦めてヒガミを言ってしまうんです。

 

ほとんどの会社では、そんなわけがない

もし本当にそうなら、早く転職しないといけません。

 

実際僕は、上司には煙たがられていました。

いえ、社長にも煙たがられていましたが。(笑)

「こいつが出世しないと、みんな納得しないだろう」という所まで行けたらいいんですよね。

お気に入りじゃなくても出世する道はないだろうか?

ないなら、なぜ転職しないんだろうか?

 

お気に入りになれば出世する確率は上がる。

だけどそれだけじゃない。

他にも出世する方法はある。

タイミングや会社の状態も影響する。

それに自分だけの事情で出世するなんてことは、まずありえないですから。

 

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会社という組織は完全じゃない

会社の方針に対してどうか?

ヒガミは、自分ではどうにも可能性が見いだせない時に出てしまうものです。

しかしこれは、ある程度『不完全を受け入れる』ことでも解決できます。

そもそも完全な会社なんてないと思っておくことは、社会人として結構大切ではないでしょうか。

 

そのうえで、会社員である以上決して無視できないことがあります。

会社の方針にだけは従わないといけない。

従いたくないなら、社長と相談して変えてもらうか、違う会社に行くしかない。

 

上司は会社の方針に背いているのか?

お気に入りになっている人は方針に背いているのか?

自分は方針に沿っているのか?

もし「方針に沿っていないのは自分じゃない、あいつらの方だ!」と思うなら、社長に直談判しに行きましょう。

 

まず大切なのは、揺るぎない方針は何か?

自分はそれに沿えるのか?

ということです。

 

方針は会社によって違い、完全な会社はない。

ましてや自分の価値観に会社が合わせてくれることはありません

 

評価は誰がするか?

次に、社員の評価を誰がしているのかが大事です。

もしこの評価を、会社の方針に沿わない上司がやっていたら問題ですよね。

 

そんな場合は、上司を飛び越えてその上の人に助けを求めるべきです。

会社の方針に沿わない上司のお気に入りになんてなってしまったら、それこそ大変です。

方針に沿った評価をしてくれる上司なんだろうか?

 

ただ、この会社ではどちらが正しいのかという判決が下ることになります。

会社に居る人は、上司や下手をしたら自分も完全ではない。

 

評価されているのは何に対して?

会社の方針を本当に理解しているのなら、それが分かると思います。

 

上司は理由があって評価されそこにいる

最後に、上司がいくら嫌なヤツだろうと、評価された経緯があるからその場にいるということを忘れてはいけません。

たぶん「お気に入り」になりたくない理由があるはずです。

上司に嫌味を言われたり、上司の能力が低かったり。

だけど、上司の今までの実績と自分の今までの実績で比べると、上司の方がきっと上。

 

この状況を変えたいなら、自分も何とかして評価されるしかない。

 

お気に入りになるかならないかは自由です。

ただ、どうやって実績を出し、その実績を認められるようにするか。

自分目線ではなく会社目線でないとかないません。

 

完全を求めるなら

もし、そんな完全でない組織でアレコレ考えながらやるのがバカらしい。

「お気に入り」が出世していくのが我慢ならない。

そう思うなら、独立することです。

完全な評価を求めるなら、一切守られない道を選べばいい。

 

会社というものは不完全なものです。

しかし会社にいることで自分は守られる。

守られる以上、なかなか自分の思うようにはなりません。

 

もし独立はしたくない、だけど完全な評価体制を求めるのなら、それはただのワガママです。

完全な評価制度なんてありません。

人に雇われること自体を拒否しているのに、雇われようとしている矛盾を抱えていることになります。

 

「あいつはお気に入りだから出世したんだ」という前に、

大切なのは『何を努力するか』

言葉を変えれば『どう自分を変えるか』です。

 

何の努力もなしに、「今の自分を評価しろ!」なんて言うのはかなりの思い上がりですよね。

 

きっと、“何を努力したらいいか分からない”だけです。

相談したり、振り返ったり、よく考えればきっと糸口は見つかると思いますよ。

 

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宮内 利亮

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