「なんで自分は評価されないんだろう」そう思っていたら的を得た行動が出来ていない可能性が高い。
特に「あいつは上司のお気に入りだから」と考えていると行動は“ズレていく”一方。
どんな行動が評価されるのか?
答えは自分の中でなく、嫌いなあの人の中に?
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評価されるにはこれをする!
『即行動』
評価されない期間が続くのは、会社員としてとても辛いものです。
しかもそんな時は“どうしたら評価されるのか全く見えない”という負のスパイラルに陥りがち。
この状態を打開するには、まず基本に立ち返り“誰でも9割がた評価される行動”をとってみましょう。
会社というものの性質上、評価されやすい行動の仕方があります。
その一つ目が『即行動』。
『即行動』するだけで、だいたい一目置かれる。
ポイントは、“頼まれたら、どんなことでも”です。
「ちょっとコーヒー買ってきてくれない?」とお使いを頼まれたら、びっくりするぐらいの速度で買ってきましょう。
「この資料、明日までに作っておいて」と言われたら、3時間以内に出しましょう。
「来週の出張のホテル予約しといて」と言われたら、その場で検索してその場で確認しながら予約しましょう。
全てを優先して、上司から頼まれたことを最速でやってみてください。
自分の仕事を後回しに出来る人は、会社全体の事を考えられる人です。
安請け合いして出来ないことをハイハイ受けるのはよくありません。
だけど、誰でも出来る簡単な仕事をどんどん受けてそれを最速でやる。
これだけでかなり評価を受けられます。
自分が会社の一員であり、自己犠牲の精神がありチームのために動く人間であるということを分かってもらえるはずです。
『報告』
次に、見落としがちな『報告』。
意外とこれは、優秀な人がやっていないからチャンスです。
例えば数日かかる資料作りをお願いされた時。
「つくり始めました。」
「ここまで出来てます。」
「あと体裁を整えるだけです。」
「終わりました!チェックお願いします。」
取り掛かり報告、途中報告、完了報告をする。
これが全く分かっていない人というのは、上司に確認されて初めて「あ、それ終わってます」になる。
何の悪気もなくいっていますが、実は上司は気になっているから確認した。
つまり上司が「遅いなあ」と持っているということです。
何が悪いか分かるでしょうか?
自分が“組織の一員である自覚”がないこと。
“上司の立場”を想像していないこと。
“自分を中心に回っている”と思っていること。
では逆だとどうでしょう。
上司が気になっていることを、気になる前に言ってくれたら?
上司にとってチーム全体のタスクが手に取るように分かるなら?
上司に次にして欲しい行動を言ってくれたら?
組織人としてとても優秀だということが分かります。
もしもこういったことを「上司に気に入られる行動」と思っていたら、その人は決して評価されないでしょう。
『報告』は誰でも出来るが、チームの事を考えているか自分のことしか考えていないかが丸わかり。
今は便利な連絡ツールがたくさんあるので、どんな会社でも出来ることのひとつです。
『現在の評価ポイントの確認』
そして最もみんながやらない、だけど誰でも出来ることがこれ。
『現在の評価ポイントの確認』
上司に「どうしたら評価されますか?」と聞くことです。
ポイントは、上司を追い込むように聞いていくことです。
部下「どうしたら評価してくれますか?」
上司「それは~・・・そうだなぁ。AとBと、それからCまでやったらすごいね」
部下「それでは、ABC全部やったら評価点上げてくれますか?」
上司「え?点数か、そうだなあ、それならDまでやってくれないと。」
部下「それでは、Dまでやったら上げてくれますか?」
上司「う、う~んそうだな。そうしよう!」
一見、部下がぐいぐい上司に食いついています。
評価される行動をどんどん明確にする。
でも、本当に追い込まれているのはどちらか?
上司を追い込んでいるように見えて、じつは頑張るのは自分自身。
何をしたら評価されるのか、評価する人に聞くのが一番ですよね。
でも曖昧なままではダメです。
もっとしっかり話をして、何をどこまでやればOKなのかを約束しましょう。
自分の何がいけないかに向き合い、行動に変えていく、自分との約束です。
これも「上司に気に入られるために」しているように見えるでしょうか?
いいえ、自分が頑張るコミットです。
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「あいつは上司のお気に入りだから…」は良くない
全てが鈍る低モチベーション
「あいつは上司のお気に入りだから」と思うことの何がいけないか。
それは、結果的にすべての行動が鈍ることにあります。
本当にお気に入りで決まってしまうのなら、行動をする意味がないからです。
「お気に入り」のせいにしていると、即行動・報告、・上司ヘの評価点確認のすべてがおろそかになる。
すると、以前にも増して評価は受けづらくなる。
良いことなんて一つもありません。
自分は「お気に入り」なんて思われたくない。
自分があいつに評価されるなんて納得いかない。
自分は、自分が、自分は、自分が・・・
まずは「自分本位」から抜け出して、チームのために自分はどうあるべきか考えてみる。
すると、「お気に入り」と言われるような行動になるんです。
お気に入りを拒否すると、基本的にチームは上手く回らないんです。
『ズレてる』と評価されない
「なんで自分は評価されないんだ!?」と思っていたら、きっとなにかしらの行動はしていることでしょう。
しかしこの行動、『ズレた行動』をしても評価には至りません。
- 利益に繋がっていない。(むしろ利を害する)
- お客様が喜ばない。
- 会社の提供する社会的価値と異なる。(お客様が喜んでも)
- “楽”になるだけで“効率”は上がらない。
- 全体最適でない。
こんな行動をいくらしても、認めてもらえないばかりか上司からはめんどくさがられてしまうかもしれません。
自分本位の行動は、いくらしても会社のためにはならない。
良かれと思ってやることが評価されないことはとても辛いですが、それを評価するわけにいかないのも会社です。
だからしっかり“どうしたら評価されるか”を聞き、理解できないならもっと多くコミュニケーションが必要だということです。
『的を得た行動』をしているかどうか
全ては、『的を得た行動』をしているかどうかです。
会社にとって利益のない行動をいくらしたとしても、社長としては給料を上げてあげるわけにはいきませんよね。
社長が許しても他の社員が許しません。
「お気に入り」を拒否していたら、いつの間にか自分は会社に利益のある行動が出来ない社員になってしまうかもしれません。
「お前はズレてる」と言われたら修正するチャンスです。
「どうしたらいいですか?」「それってどういうことですか?」「まだ理解できてないです。」
意思疎通を途中で投げ出さず、自分が何をすればいいかを明確にしましょう。
めんどくさがらず、行動を恐れず、自分から向かっていく。
上司との距離は、自分から詰めていきましょう。