キャリア教育の問題と方向性

キャリアとは何か

「キャリア」を知る【会社・学校】起きている問題とこれからの方向性

今の日本社会では、「キャリア」を巡る問題が山積みになっている。

施策を打ってはいながらも、社会人のほとんどは問題が起きていることすら自覚していない

このまま子供たちにキャリア教育を施しても、肝心の問題を起こしている社会が変わらなければ…!?

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「キャリア」今起きている問題

僕はフリーのキャリアコンサルタントですが、もともとは中小企業で17年務めました。

人事を10年経験し、人を巡る問題の数々に直面してきました。

 

「キャリア」を学んだ今、これは全社会人が学ぶべきことだと感じている。

 

一体社会はどうなっているんでしょうか?

キャリアを巡る問題について考えてみましょう。

 

社会の問題「キャリア教育不足」の自覚がない

社会で「キャリア」と言っても、何のこと?と思う人がほとんどです。

もしくは、“昇進や地位を得ること”と勘違いしている人も多くいます。

「キャリア」とは何かを教えてくれる人はいなかったし、日本では終身雇用に合わせた捉え方に捻じ曲げられてしまっている。

「キャリア」は人生の道そのもの。

人生の道の勉強が不足していることを、社会人のほとんどが知らない。

 

キャリアには理論があり、人生の転機で起きる問題からその解決方法に至るまでの学問がある。

しかし、キャリアを考える上で欠かせない「自己理解」すら手を付けようとしない現状です。

 

そもそも、なぜキャリア教育は強化されるのか?

社会で問題が起こっているからです。

社会のキャリア問題

・求職と求人の不適合、人不足・人余り

・基礎的資質、能力の発達の遅れ、社会人としての意識の未発達傾向

・精神的、社会的自立の遅れ

・職業選択や将来計画が希薄

まず自分自身に向き合い、成長や適合を促していかないといけないのに、残念ながら日本の社会人は欧米諸国に比べて圧倒的に勉強時間が少ない。

そしてキャリアストップした管理職が、若者の成長を抑え企業を変化不能に至らしめる。

 

だから時代は変わろうとしている。

成人年齢は18歳になり、2020年から学習指導要領は変わり、専門職大学が生まれ、宿題は毎日机に向かうためにやる。

なぜこれらの変化が必要なのかを、大人たちが知らないことが問題。

自分自身も変わらないと変化する社会に対応できないのに、です。

「キャリア教育不足」は社会での自分の役割の『自覚不足』です。

 

学校の問題「キャリア」を知らない、忙しい

では、すでに変化が起きている学校の方はどうでしょうか?

やはり問題は山積みです。

 

学習指導要領が変わり、「アクティブラーニング」「キャリアパスポート」が導入される。

しかし、やはり先生たちは“なぜこれらが必要なのか”を実感していません

十分な説明がないまま、決まったことをやらなければいけない状態。

教育の現場には無理がありすぎる。

先生ばかりに頼っていては実現不可能。

 

全てを先生に丸投げしているのが、今の現状です。

授業も、部活も、進路も、そもそもなぜ先生が全てやっているのか?

先生がプロフェッショナルなのは、授業だけ。

なのに、今の現状が当たり前だと思っている大人がほとんどで先生に頼ってしまう。

親としても仕事があって、キャリア教育になんて割く時間がないというのが現実です。

 

つまり、今の教育現場は八方ふさがりであり、当人たちでは変えようがない。

社会で起きている問題があり、社会人当人が自覚していない。

さらに変わろうとしている教育現場は抜本的に見直さないと、狙った変化は起こらない。

と言う具合に、キャリアを巡る問題は山積みなわけです。

 

「キャリアカウンセリング」の誤解

そこで生まれたのが、我々『キャリアコンサルタント』です。

元々は「キャリカウンセラー」と言われていた流れを汲んでいますが、社会問題である社会人の自覚・自己理解を促すためにキャリアコンサルタントを使った企業内キャリアカウンセリングなどが推奨されています。

ここにある誤解が生まれます。

 

「キャリアコンサルタント」は国家資格をクリアした専門知識と専門技能を持った者です。

キャリア相談や転職エージェントの中にはキャリアカウンセラーを名乗っている人もいますが、有資格者とは全く別。

知識と技能の差もありますが、そもそもの目的が違います

「キャリアコンサルタント」は、人が仕事えらび、社会生活設計、能力開発・向上を“自ら行うこと”を支援するもの。

 

転職エージェントのお客様は企業です。

キャリアコンサルタントのお客様は個人です。

 

キャリアカウンセリングと言われてやったものが、実はただの転職支援だった、なんてことが起きてしまうんですね。

この誤解は、まだ社会人のほとんどが「キャリアカウンセリング」の重要性、「自己理解」の必要性を感じていないことから生まれています。

キャリアカウンセリングの目的は転職支援ではなく、「自己理解」の支援です。

 

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「キャリア」これからの方向性

社会(社内)と教育(学校)を同時に

ということで、社会も教育現場もなかなかに変わりづらい環境ということが分かると思います。

しかし、問題は現在進行形で起きており、早急に解決したいところ。

 

だから僕は、どちらか片方だけではダメだと思っています。

社会(企業内)、学校と社会の接点(大学内)、教育現場(学校)

同時多発的に変化が必要。

 

教育は変わり、キャリアコンサルタントも10万人に増やそうとしている。

まずは全社会人が『キャリアを知る』ことから始めるべきだと感じています。

 

社内の現場でキャリア教育

すでに多くの問題が起こっている社内。

  • 若い世代が育たない
  • 給料の高い中年層の生産性が低い
  • 採用してもすぐ退職する
  • 権利ばかり主張する社員が多い
  • 現場の問題が会社に届かない
  • もっと会社全体が変わらないと

こんな悩みが、「何がしたいのか分からない」「自分がない」といった若者のアイデンティティ喪失や、中年のキャリアストップから来ています。

 

集合研修だけして「社員が気づいてくれない、育たない」と嘆く会社は多い。

もっと本質的に社員一人一人の主体性を発現しないといけないのにです。

今までの終身雇用型、右肩上がりの社会の研修や勉強方法では、これからの社会の変化を生き抜くことは困難です。

 

特に個人へのカウンセリングを主とする企業内での取り組みが必要。

  • キャリアカウンセリング
  • キャリアセミナー
  • キャリア勉強会
  • 管理職の自覚
  • ボトムアップ・現場主体の事業計画
  • 採用力・会社ブランディング
  • 経営者の想いの伝達

こういったことを組み合わせ、経営者をはじめ管理職・社員全員がキャリアを知り、自分を持って主体的に動く会社に変える事が大切です。

 

社員の自己理解を深め自覚を促し、

危機感や主体性を与え、

成長意欲が高まりキャリアストップを防止し、

置いていかれない人材を増やし、

目標設定・行動計画で実践する社員へ。

また会社も、多様性を受け入れたり、

実際はどんな問題が起こっているかカウンセリングによって探し出し、

正しい課題・正しい処置を見つける。

持続可能な会社(社会)にするためには、社員(社会人)のキャリア教育が必要です。

 

教育の現場外でキャリア教育

「教育現場の外」とはどういうことか?

学校では限界があるから、親や地域が関わる事が必要だと思っています。

 

今は昔と違います。

親が子供の特性を理解し導くための分析ツールもあるし、何よりキャリアについて学ぶことで子供を導くことができます。

そして、それができるのは先生よりも社会を経験している親の方です。

先生だけに進路選択やキャリア教育に至るまで頼るべきではない。

親、もしくは第三者によるキャリア教育が必要。

 

だから僕は、キャリアの塾を作りたい。

キャリア教育はあるのに、キャリアの塾はないですから。

塾の目的を入試ではなく「社会での活躍」に置いた時に、必要なのは生きる力の教育。

今は個別の支援に留まってしまいますが、いずれ同じ思いを持った親の方たちと一緒にそんな場を作れたらいいなと思います。

 

気になった方はぜひご連絡ください!

先生も楽になり、子供たちが社会に適合し、大人たちが自覚を深める。

そんな社会を作っていきましょう!

 

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宮内 利亮

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