キャリアとは何か

『アクティブ・ラーニング』2020年!大人も子供も準備しないと?

2020年の小学校を皮切りに『アクティブ・ラーニング』が導入されます。

一体何が変わるのか?

教師だけに頼ってはいけない?

学校は今までと同じ受け身ではダメ?

変わっていく子供たち。大人はこのままでいいのか?

キャリアコンサルタントである僕にも、新しい社会に向かう子供たちに対してできることがあると思います。

元人事部長としての経験からも、アクティブ・ラーニングの必要性は感じる。

(だけどこのままじゃダメなんだ!)

あなたは新しい教育を知って、何を思いますか?

社会で通用しない勉強

『記憶型』授業

かなり昔から言われていたこと。

「勉強なんかできても社会で役に立たないぜ!」

すべてが役に立たないことはないんですが、

確かにテストで100点取ったからといって社会で活躍できるわけではない

高校を出ていなくても社長をやっている素晴らしい人物もいます。

社会では「人間関係形成能力(コミュニケーション能力)」なども必要になります。

しかし学校は、記憶力さえあればある程度の成績は出せてしまうからこうなるんですね。

 

ただ、いい大学を出た人は確かに仕事が出来る人が多い。

それはなぜか?

学び方が違う。

記憶だけの勉強法ではない“賢い学び方”をしている人は、社会に出たらすごく活躍するんです。

 

『生きる力』と分断された『受かる力』

文部科学省の新しい学習指導要領の思いとして、こう書かれています。

【生きる力】学びの,その先へ 

新しい「学習指導要領」の内容を,多くの方々と共有しながら,子供たちの学びを社会全体で応援していきたいと考えています。

(文部科学省)

『生きる力』とは何でしょうか?

とても広域です。

とてもじゃないですが、“試験に受かるための力”では足りません。

 

例えば僕は「キャリアコンサルタント」を取得しました。

しかし、資格そのものには何の意味もありません

そこに「遂げたい思い」「在りたい自分」「自分にできること」があって初めて、資格は使えるものになる。

資格を取ったら自動的に道ができるものとは違うんです。

 

この生きる力を養うために、学び方が変わる

それが『アクティブ・ラーニング』です。

 

『アクティブ・ラーニング』

『学び方』が変わる

新しい学習指導要領の中で

「何が出来るようになるか」「何を学ぶか」と同時に重視されること。

『どのように学ぶか』が重視される。

 

ここで示されたのが、「主体的・対話的で深い学び(アクティブ・ラーニング)」です。

どのように学ぶか?

一つ一つの知識がつながり、「わかった!」「おもしろい!」と思える授業に。

見通しをもって、粘り強く取り組む力が身に付く授業に。

周りの人たちと共に考え、学び、新しい発見や豊かな発想が生まれる授業に。

自分の学びを振り返り、次の学びや生活に生かす力を育む授業に。

学習指導要領「生きる力」:文部科学省HP

 

主体的・ 対話的で深い学び

上記がアクティブ・ラーニングの視点から「このように授業を改善しよう」という内容です。

あなたはどう感じるでしょうか?

もし僕が小学校の先生だったら、何をしたらいいか分からなくなっているかもしれません。

それほどまでに、この変化は大きい

 

僕は社会の中でずっと、リアルな社会の問題と向き合ってきました。

だからこそ「何が必要か」も見えてきています。

しかし、もし僕がずっと教育の現場にいたら、「何が問題か」すら捉えられないのではないか・・・。

 

主体的学び

興味や関心を持って学ぶ。

見通しをもって粘り強く取り組む。

対話的学び

生徒同士、先生や保護者、地域の人たちなどとの対話。

共に考えて思考・理解を深め、気づきを得ていく。

深い学び

学びを振り返り、生活に生きるものへ発展・応用する。

活用することで知恵となり、自ら問題発見・解決できるように。

 

『主体的』一つとっても、クラスの全員が一斉に手を上げる姿は想像できませんね。

そこまでいくとスクール形式を見直すなど、教室の形すら変えないといけないかもしれません。

 

本当のアクティブ・ラーニングについて行くには!?

では、本当にアクティブ・ラーニングしている状態はどんな感じでしょうか?

「興味を持て」と言われても、知らないことに興味は持てない。

全員の中に「思い」があるからこそ主体的な考えが出てくる。

知っているから、そこに思いが出てくる。

 

本当に単純に考えてみるとですが、必要になりそうなのは「予習」です。

授業の前に知識があってこそ、アクティブ・ラーニングできるのではないか?

 

例えば、有名な「松下村塾」

アクティブ・ラーニング的な学びを考えると、僕はここを思い浮かべます。

吉田松陰の教え方は独特で、幕末から明治にかけて日本を主導した人材を多く輩出した。

師匠と弟子が共に教え合うというものだったそうです。

強い「主体性」を持ち「自立した人材」たちを育てたんですね。

塾生それぞれが「師匠に教えられる何か」を持っていたと言います。

知識も思いもあったから、話し合うことができたんではないでしょうか?

 

これは、かなり気合の入った改革ですね!

でも、周りの大人たちにそのつもりはあるでしょうか!?

家庭でも、今までと同じではいられなくなるのかもしれません。

主体性のない大人が、主体的な学びを促すのはおかしな話ですから。

 

教師には難し過ぎる?

指導要領の中にも、「保護者や地域との連携」とあります。

それはそうですよね。

アクティブ・ラーニングの土壌が整っていない今、先生に丸投げするのはあまりに無責任。

学校だけではどうにもならないことをしようとしているんだと、周囲の大人が認識しないといけません。

新しい社会全体で子供たちを応援していく。

社会はそういうステージに入っているのではないでしょうか?

 

少なくとも、変わろうとしている教育の現場に理解を示さないといけないですね。

すぐに先生が教育によって出来ることは限られている。

学校外の大人たちにもできることを考える。

僕もキャリアコンサルタント・元人事部長として出来ることはたくさんあります。

この経験や知識を子供たち、新しい未来のために役立てようと思っています。

 

同時に必要になる「マインド」は?

『倫理観』であり『ジェントルマン』

特に、社会が変化していくうえで子供たちに必要になりそうなもの。

僕は今までこの問題を常に感じていたし、これからの社会にはより不安を感じます。

『倫理観』

 

どんなに仕事ができても、結局このせいですべてを台無しにする人をたくさん見てきました。

良いことと悪いことの区別。

「稼ぐのは悪」などの間違った倫理観(正義感)ではなく。

 

これからの時代、『人物』が大事になってきます。

結局最後に残るのは『ジェントルマン』

 

この原理原則は変わらないはずなんですが、おそらく先の時代はこれがより強くなります

人として受け入れられない人が、どんどん追い詰められていく厳しい世界。

なぜでしょうか?

 

自己責任が重くなり、開く格差

格差はおそらく、今より激しく開く。

アクティブ・ラーニングでも、主体性を重んじるということはある意味今の社会と同じです

主体性を発揮しない人は、チャンスを与えられない。

自分で自分を表現、何がしたいか表現しないと、自分の人生を歩めない。

他人に流される人生になってしまう。

だから、社会は個人の自己責任の意味合いが強くなります。

大人が『キャリア』を学ぶ必要性もここにあります。

 

キャリア理論上、倫理観が危機を招くのは「中年以降」です。

「孤立」に向かってしまうと、それからの人生がとても生きづらい。

 

さらに、一人の影響力が大きくなる未来です。

十分な倫理観が養われないまま、多くの人を傷つけることも出来てしまう。

 

『自我』と『理性』

自分の考え『自我』が必要となる一方で

社会の中で正しく機能するための『理性』が必要になるということです。

 

成人も18歳になる今、「早く大人になる」必要があるんですね。

大人にならずとも、十分な武器を持ってしまうのが現代です。

そんな子供たちに大人ができることは何だろう?

 

社会の変化は、どうにも止めようがありません。

適応した自分になること、適応できる子供たちを育てること。

どちらも同時に考えていきたいですね。

 

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宮内 利亮

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