SDGsとキャリアへの主体性

キャリアとは何か

大人も負けるな!小学生が学ぶ「SDGs」『バックキャスティング』

2020年、小学校の学習指導要領が新しくなり「SDGs」を学ぶように!

社会でバリバリ活躍している人にとっても、かなり驚きなのではないでしょうか?

これからは主体性の時代

大人も負けてはいられない!自分のキャリアと社会の問題は無関係じゃない。

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小学生が学ぶ、社会の未来

『SDGs』を学ぶ小学生

『SDGs』とは、持続可能でよりよい世界を目指す国際目標のことです。

最近ではテレビでも頻繁に取り上げられ、有名になってきましたね。

↓詳しくはこちらへどうぞ!

外務省「SDGsとは?」

 

様々な分野での根本的な課題解決への取り組みがあります。

なんとこの『SDGs』が、小学校教育に取り入れられました。

 

僕が社会に出て数年してから知ったこと、しかも一部の企業でしか取り組まれていなかったこと。

それを小学生がすでに知っているということに衝撃を受けました。

自治体でも取り組んでいる所もあり、子供たちはロゴを発見するたびに「あっ!SDGsだ!」と言っています。

 

子供たちの中で確実に興味は芽生え始め、すでに変容していく社会を見ているかのようです。

長期的視野での社会問題を「なんとかしたい!」と思う子供たちが社会に出ていく・・・

希望しか見えませんね!

 

『バックキャスティング』を子供たちが知っている

恥ずかしながら僕は『バックキャスティング』という言葉を最近聞きました。

将来のあるべき姿から現在取り組みべきことを考える逆算思考の事ですが、横文字で言語化されているとは知りませんでした。

 

ちなみに、僕が新人教育などをするときには必ず『逆算思考』について触れます。

会社で成果を上げるためには逆算思考でないと難しいし、個人のキャリアにおいても目の前だけ見ていていいわけではない。

社会人には必須の考え方だと思うんです。

 

そう、それを子供たちが知っている!

新人教育で改めて研修なんてしたら、笑われてしまうかもしれませんね。

もちろん知っているのと出来るのでは大違いですが、教育の現場でもどうしたらもっとこの考え方を落とし込めるか試行錯誤を重ねていくでしょう。

 

僕たち大人が考えなければいけないのは・・・

大人たちは、子供たちにしっかり追い付いて行けるように学び続けなければいけない。

ということではないでしょうか。

 

『キャリア教育』

キャリアコンサルタントである僕が度々この子供たちの教育について触れるのは、『キャリア教育』が重要視されているからです。

大学生でようやく出てくるような『キャリア』というワードを、小学生がすでに言葉にしています。

 

キャリアとは人生の道の事であり、その範疇はとても広いもの。

学習指導要領のテーマは『生きる力』という、根源的で抽象的なものになっています。

 

この自分の人生『マイキャリア』を考える上で、じつは『SDGs』はとても重要なんです。

なぜか?

『やりたいこと』=『社会の問題解決』

でないと生業にならないから。

 

「やりたいことがない」という社会人は多いですね。

これこそが現代社会の最重要課題のひとつ。

やりたいことを“遊び”と勘違いしている人が多いんです。

 

本当のやりたいこととは『使命感』に近い。

つまり社会のどんな問題を解決したいのか。

SDGsへの興味は、そのまま自分のやりたいことを見つけることにもつながっていく。

 

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持続可能な社会と自分

主体性の時代

今の大人たちは、そこまで社会の長期的課題について教育されずに来たと思います。

目的を見失ってしまう人が多いのも当然と言えば当然かもしれない。

だけど社会の変化は待ってくれません。

 

コロナの影響もあり大量リストラが始まり、職を変えざるを得ない人たちが溢れかえる。

でも何がしたいのか明確に言える人は少なく、言えないんだから自分が行きたい方向への成長もしていない。

結果望まぬ仕事をすることになり、理想のキャリアとはかけ離れていきます。

 

そして社会や企業が求める人材は『主体性』のある人材です。

「会社が守ってくれる」とか「条件が良い会社に入りたい」という人は求められていないんですね。

人口減の世の中、会社の問題を自分の問題として捉えてくれる人しか雇う余裕はないということです。

これからの社会では特に『主体性』がないと厳しい。

 

夢を描いて努力すること

最大の主体性とはなんでしょうか?

小学校ではこの根っこになるものを育む教育をしています。

それは、『夢を持つこと』です。

 

しかも僕たち中年が言うような“現実味のない夢”で終わらせないように、中学・高校と行くにつれて現実に落とし込んでいく。

僕たちの時代では「夢は所詮夢だ」とか「夢はでっかく」とか、子供の描く未来について無関心・無責任なイメージがあるんです。

これからは常に現実と夢が繋がっているような教育を実現しないといけないですね。

 

『夢を描いて努力する』

自分の興味が社会の問題(SDGsなど)と繋がり、使命感となり、バックキャスティングして現実に取り組んでいくこと。

 

過去には確かに、何も考えずに「夢に向かって努力しなさい!」という言葉だったかもしれない。

でもこれからは、もっと主体性が沸き起こるような投げかけを大人たちはしないといけない。

そして自分たち自身も、社会や自分のキャリアについて本当に主体性を持っているのか、今一度確認したいものですね。

 

何がしたい?

何を解決したい?

何がいけないと思う?

何をすればいいと思う?

ただ「楽しい事をしたい!」という考えからは社会全体が抜け出さないといけないなあと思います。

 

社会への主体性=キャリア

つまり、マイキャリアを描いていくためには社会の問題に無関心ではいられないということだと思います。

だから「自分が何をしたいのか分からない」という人は、自分がしたいことを探すのを止めて、社会で何が起こっているのかを勉強するといい。

 

歴史でもいいんです。

過去に起こったことや今現在起きていることを知っていくと、自分の中に想いが生まれます

「ああした方がいい」

「こうしなかったからいけないんだ」

それは主体性の芽です。

 

そして、自分に出来るアプローチが必ずあるはずです。

その一歩の積み重ねが、長いキャリアを形成していく。

 

いま、何が気になっていますか?

そのために自分が出来ることは何ですか?

あなたは何者になりたいですか?

子供たちが見ているSDGsなども参考にして、大人もすぐに学び、すぐに行動に移していきましょう。

 

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宮内 利亮

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