すべてが移ろう時代、仕事は「就く」ものから「つくる」ものへ変化する!?
社会的ポジショニングを自分でつくれる人は、どんな時代でも強く生き抜く。
「自分は何がしたいのか」を持って、これまでの古い枠から抜け出していこう!
人生100年・個人の時代のキャリア
80歳まで!何がしたいかが大事
人生100年時代、何歳まで働けばいいのか?
この考えは、一旦捨てた方がいいかもしれない。
なぜなら、何歳まで延びるか予測不能だからです!
あえて言うなら「80歳まで働くつもりで」。
この意味は、“今の常識を超えて働くことを考える”ためです。
定年なんて意識していたら、引退できなくなってしまった時に困りますからね。
そこで大切なのは、「何がしたいか」です。
理由は2つ。
- やりたくもないことを80歳までやるのはツライ
- やりたいことなら特化できる可能性が高い
長く働くなら、仕事自体に意味のあることを求めましょう。
遊ぶように働く状態ならベストですよね。
それから、好きな領域のことならそうなれる可能性が高い。
そして、同じことをやっていても“好きでやっている人”にはかなわない。
やりたいと思えることそのものが力で、その道の専門家になれる素養なんですね。
大きなキャリアの流れ
キャリアの大きな流れを見ると、3つのフェーズに分けられます。
【20代】⇒【30代】⇒【40代以降】
20代で色々な仕事を経験すると、価値観が生まれます。
この価値観の中で働かないと、どんなに好きな事でも続けられないのでとても大切。
30代である程度進みたい方向で、実績・経験を積んで専門性を身につけます。
この時期は現実とのすり合わせもあるので、最終キャリアには届きづらい。
40代以降には、後半のキャリアに入る前に「あれ?自分って何がしたいんだっけ?」と本来の自分と向き合う時期が来ます。
ある意味何かのしがらみから解き放たれ、大きく飛び立とうとする転機です。
だから実は、本当のやりたいことは40代ぐらいでようやく見つかってくるようなものです。
価値観もなく、専門性もなく、仕事に対する想いもないままで生まれたやりたいことは、本物とは言えないかもしれないんですね。
【20代】色々やって
【30代】目星をつけて
【40代以降】決める
迷いが消える40代を想像してみましょう。
その時にやりたいと思ったことを“できる準備”が、どれだけできているかが大事です。
ただ、やりたいことは30代までに見える人は少ない。
では何を準備するのか?
会社人としての自分だけにこだわらず、個人の『社会的ポジショニング』を意識しておくことです。
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社会的ポジショニング
自己事業開発責任者
今までは会社が社会的なポジショニングをしてくれていた。
社員はそこに乗っかる形で、「○○会社の○○さん」を名乗っていたわけですね。
このポジショニングを、今度は個人がやっていくことを想像してみてください。
『○○さんは、○○をする人』
会社の名前を外し、広い社会に出た自分が何者なのかです。
会社が生んでくれていた“独自性”や“優位性”を、今度は自分がつくる。
まさに自分の事業開発の責任者です。
会社が作ってくれていた社会的ポジションを、自分自身で開拓していく。
今はない仕事をつくる
ということは、『仕事をつくる』ことと同じようなものです。
会社が用意してくれていた“お金の生み方”を、自分でつくる。
すでに誰かが個人で独立してやっている方法がたくさんありますね。
でも、それと同じことをやって自分が選ばれるかを考えてみてください。
もしそれで「自分は稼げない」なら、違うポジションを開発する必要があります。
今は誰もやっていないこと、今は稼げていない何か。
『今なら』『あなたなら』できることはないでしょうか。
この自分だけのポジションの取り方は、狭い分野に特定して特化すること。
長い時間をかけて一部の人だけが専門家になれる大きい分野のものではなく、“自分ならではの組み合わせ”によって生み出せるもの。
自分だけのブルーオーシャンを見つけ、社会に役立つ方法を追求する。
立体的ポジショニング
自分の事業開発は、まさに発明ですね。
これは今の時代だからこそできることです。
会社の存在が弱まり、個人の存在が重要になる社会構造。
そうなると、今まで“優劣”で決まっていたポジションがもっと細分化されます。
会社の事業という広い枠組みでトップを狙うのではなく、個人という狭い点で独自性を生むからです。
【縦⇒縦×横】
立体的ポジショニングに変わる。
今までは地上のどこかを奪い合っていた人間が、海の中や空のどこか、どの高さでも場所を選べるようになったということ。
ワクワクしませんか?
大体の人が、『自分に独自性なんてないよ』と最初からあきらめます。
結果は会社員になろうが、独立しようが、それは自由です。
でも自分が何者になりたいかの努力だけは、怠ってはいけないと思う。
やりたいことは何なのかという、永遠の問いにはぜひ答える努力をして欲しい。
たった一度の人生、せっかく自由になれる時代、決められるのは自分しかいないからです。
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