なぜキャリア教育なのか?

キャリアとは何か

なぜ『キャリア』を学ぶのか。2020年から何が変わる?変える?

2020年、小学生のキャリア教育が変わっている。

その意味をほとんどの大人が知らずにいる。

目的を見失ったまま運用される制度は、本来の力を発揮できない。

すべての大人が現代の問題を自覚し、教育が変わる意味を理解し、そして子供たちが学んでいければ…

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2020年のキャリア教育

アクティブラーニング

2020年、強化されるキャリア教育。

その中でも特徴的なのが、学び方すら変えることです。

 

『アクティブラーニング』という言葉を聞いたことがあるでしょうか?

自ら学びたいと思い学びに行く姿勢の事です。

これを導入することが決まり、その運用の仕方は各教師に委ねられている。

 

しかし、先生自身も“なぜアクティブラーニングなのか”を正しく認識出来ていないと言います。

十分な理解が出来ていないまま、ただでさえ忙しい先生がアクティブラーニングを自分で考え運用しないといけない。

 

先生たちは自分で学び、なんとか職務を全うできるように頑張ってくれている。

しかしほとんどの教育現場は、背景や実態の把握まではたどり着かない。

実際に何が社会で起きているから教育が変わるのかを知らないままなんです。

 

キャリアパスポート

『キャリアパスポート』も2020年小学校から始まった新しい試みです。

1年に5枚まで課外学習や体験学習のレポートをまとめていき、高校卒業まで持っていくもの。

小学生では“将来の夢”などを書き、いつでも振り返れるようにしようというものです。

 

この試みはキャリアコンサルタントとしてとても素晴らしいものだと思います!

ぜひ有効に作用してほしい。

 

キャリアパスポートは、いわば社会に出る時に使える自分のポートフォリオ

自分が何を思い、何を学習し、何ができるのかを示し、自己理解を促すもの。

職業選択をするための自己発見ツール。

 

キャリアを考える上では、自己理解が最も重要だからです。

しかし、それを実感している人がどれだけいるでしょうか?

教育現場にも、社会にもです。

 

まだまだ、何かが足りない。

足りないものを埋めるためには、多くの大人たちが“何が起こっていて何を変えないといけないのか”を知る必要がある。

専門家たちが力を合わせないと、日本が目指すキャリアの在り方を実現するのは難しいでしょう。

 

どうして、自分を知らないといけないのか?

今の社会の、何が問題なんだろうか?

 

問題は社会で起きている

現代社会で起きている問題がある。

だからこそ教育が変わろうとしている。

 

根深い問題の要因のひとつとして、人口が増えていた時代の仕組みで社会が回っていることがあります。

終身雇用の制度が終わりつつある世の中なのに、終身雇用を求める人材が社会に出続けている。

 

終身雇用なら、入社すればそれで万事OK。

後は自動的に年収が上がり、生活はずっと維持できる。

 

しかし、今の時代は人口減

つまり、会社の数もサービスの数も、こんなに必要ない。

会社がつぶれるのが当たり前の時代です。

 

地盤が広がり続けるなら、今の場所にずっと立っていればいい。

しかし地盤が崩れているんだから、ここに立っていては危ないんです。

 

転職しようとしても今さら何もできない。

相変わらず会社に居座ろうとする。

中年社員がキャリアストップし、若い社員の歩みを止める。

そういう会社には諦めが蔓延し、ゆっくりと淘汰されていきます。

 

30代でも職業選択がままならず、そのまま人生半ばの過渡期を迎えてしまう。

何がしたいかも分からず、何もできない自分に気付く。

 

若い人材も根本的な社会的能力の向上に目を向けられず、時代に流されるように目の前のスキルを追う。

いずれ激動の社会の中で職がなくなった時に、使えなくなったスキルしか持っていない自分に気付く。

 

社会はすでに平安時代が終わり、サバイバル時代を迎えています。

だから政府はそんな中でも強く生きられるように、より根本に近い生きる力を育もうとしているんですね。

 

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持続可能な社会人であるために

では、激しく変わり続ける社会の中をどうやって生きていけばいいのか。

持続可能な社会人であるためには、どういう力が必要になるんでしょうか?

 

マイキャリアへの主体性

まずは、自分のキャリアへの主体性です。

自分のキャリアの全責任は自分にあり、マイキャリアはコントロール可能なのだという主体的考え。

 

ここに所属していれば安全だろうとか、

誰かがやってくれるだろうとか、

どうせ変わらないから頑張るのはやめようとか、

自分には何もできないとか、

自分は何がしたいのか分からないとか・・・

そんなことで思考を止めている余裕はない!

 

自分のキャリアは自分でつくるもの。

学校行っていれば大丈夫とか、誰かが言ったからそれでいいんだろうとか、目の前のことしか考えないでいい時代は人口がふえていた時代だけです。

 

親でも先生でもない。

マイキャリアは自分のものでしかないし、自分にしかどうにもできないものです。

 

【自己理解】自分を見つめられる人材へ

自分は一体どんな人間なのか?

これを知ることがマイキャリアをつくる第一歩になります。

  • 興味領域は?
  • キャリアアンカーは?
  • 思考特性は?
  • 行動特性は?

世の中の何パーセントの人が、これを答えられるでしょうか?

 

驚くほど、人は自分の事を理解していない。

だから、他人の事も理解してあげられていない。

すると、社会の価値観は偏る。

当然、活かしきれない人材が出てくる。

生産性は低く、本来の力を発揮できない状態になります。

 

人が自分を知り、他人を理解し、活かし活かされ合う世の中になること。

多様な人材が適材適所にいること。

 

人口減の世の中に合っても社会が持続可能であるためには、個人の持続可能性が必要です。

今までの偏った人だけが動かす世の中ではなく、より多くの価値観で溢れる社会であればまだまだ持続可能あのではないでしょうか。

それはきっと、より多くの人がより充実して働き、より満足感を得られる素晴らしい社会です。

人々がみんな、自分らしく輝くことが一番です。

 

生きる力

これが2020年、小学校の学習指導要領のテーマです。

『生きる力』

 

今までの社会は、基本的な生存環境のベース上で力を育めばよかった。

生きる方法は用意されているものであり、自分が身に付けなくてもよかった力だったのかもしれない。

 

しかし、いよいよ政府は言いました。

『生きる力を身に付けてください。自分自身で。

 

国も会社も、個人を守れる時代ではなくなる可能性が高くなった。

個人で社会的サバイバルを生き延びろと言っている。

 

一人ひとりが生きる力を。

これは落胆するものでもなんでもなく、人間が本来の輝きを取り戻すチャンスでもあると思っています。

 

子供には、安全な場所を教えるのではなく、危険な場所を生きられる術を教えること。

大人は、自分たちの置かれた状況を理解し、未来の社会のために、問題を抱えている自覚を持つこと。

そうすれば社会は正しく、持続可能な道を歩み始めます。

 

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宮内 利亮

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