人生100年時代の常識変革

キャリアとは何か

【人生100年時代】にピンと来ない人へ。老化の常識を捨てよう!

『人生100年時代がくるぞ!』と言われても、『80歳まで働き続ける時代になるぞ!』と言われても、イマイチ実感が湧かずピンと来ない。

現在の現実とあまりにかけ離れていて、「そんなわけないじゃん」と思っても仕方ない。

なぜ80歳まで働くの?

スポンサーリンク

なぜ、人生100年なのか

「120歳まで生たとしても」の常識

平均寿命

男性81.49歳

女性86.94歳

健康寿命

男性72.6歳

女性75.4歳

これが実際のデータ。現在の常識です。

たしかに生きていられる年齢は長くなったけど、健康寿命があるよね!ということですね。

70歳までの定年が努力義務となりましたが、これは健康寿命ギリギリ。

つまりほとんどの人は、「実際に働ける年齢には限界があるでしょ!」と思っているはずです。

 

いくら人生が100年あっても、120歳まで生きられるとしても、「年金だってちゃんと出ないでしょ!?それに加えて稼げないのでは拷問でしかない!」と思ってしまうでしょう。

信じたくない気持ち、現実とかけ離れた未来、だからなかなか今の常識からは抜け出せないのが現状です。

 

でもやはり、専門家の間で100年の人生は意外と簡単に実現できると考えられている

しかも働ける年齢が長くなると言われていて、その要因が老化の研究。

健康寿命を大きく伸ばせる可能性があるんですね。

 

進化し続ける老化の研究

老化の原因には、DNAの損傷が原因などの説があるそうです。

でも、本当に失われるのはDNAではなくて、DNAを働かせるエピゲノムの働きが乱れるからだと最近は言われています。

例えば、エピゲノムという遺伝情報をコントロールする物質を活発にする方法が見つかったら。

老化を食い止める可能性が飛躍的に上がるんですね。

 

つまり、年齢と共に記憶力・体力が衰え、病気のリスクも増え続けるという現在の常識が覆る可能性がある

様々な研究が活発に行われてますが、今後どんどん老化を防ぐ方法が登場してくるそうです。

 

だとしたら、何も備えずにいられるか?

衰えると思った年齢に衰えず、死んでいると思った年齢に生きている。

将来のキャリア設計、大きな大きな枠組みを変える必要があるのではないか

 

『過渡期』というキャリア理論があり、その中で65歳の老年への過渡期というものがあります。

これからはこの過渡期の大きな先延ばしを考えないといけないんです。

 

記憶力・体力が劣化しなかったら?

もし、記憶力・体力が劣化しなかったら。

働かなければいけない時間が伸びたとしても、学べる時間も伸び、動ける時間も伸びます

 

「70歳まで乗り切れれば大丈夫だろう!」と考えていたら危ない。

その先も続く人生を楽しもうと思うことこそが大切です。

もっと楽しみたい、もっと学びたいと願う気持ちが大切

 

「将来のため」の将来とは、いつからいつまでのことなのか。

老化の常識が変わることを考えれば、それは長く伸びていくはずです。

 

スポンサーリンク

 

80歳まで働く準備

なぜ80歳か

正直、何歳まで生きるかはか分からないと思った方がいいと思います。

それでも僕は「80歳までは働く準備をしよう!」と言っています。

その理由は、80歳が今の常識を突破するのにちょうどいいぐらいの年齢だからです

 

少なくとも、現在の企業が70歳~80歳の人間を雇うかと聞かれたら、答えはNOでしょう。

すると80歳まで生きることを考えると、今の会社以外の方法を考えざるを得ない。

ここが重要です。

80歳で今の会社から抜けている自分が、どのようにキャリアを形成しているのか

そう考えると、備えないといけないことがたくさん見えてきます。

複数の会社をまたいで契約をするのか、フリーランスとして知識を売っていくのか、出来る範囲の仕事だけを数社から請け負うのか。

 

80歳を超えて働くことを考えることで、私たちは現実的に何をしなければいけないのかを考えることができます。

ただし数十年後に社会がどうなっているかなんて分かりません。

今できることは、少しでも柔軟にキャリアを形成できるようになるための準備

将来の計画を決めることではなく、未知に向けて準備をしておくことです

 

もっともマズイのは

最悪路線で言うと、寿命だけが延び健康年齢が伸びないことではないでしょうか。

稼ぐ方法がなくなってしまっては悲劇です。

 

全てが老化して生きているとなると、ベーシックインカムでもない限りは、今のところ投資ぐらいしか思いつかないでしょう。

このあたりの稼ぎ方は今後増えることに期待したいですが、まだ確定的な未来は見えていない。

高校では来年から投資に関する授業が始まるほどです。

 

備えあれば憂いなし。

海外ではお金に関する勉強は日本より活発です。

学んでおくに越したことはありませんね。

 

その他、アーティストなどはNFT(ブロックチェーンを使った本物証明)の活用で、収益が上がり続ける可能性も出てきています。

投資だけでなく、働き続けるだけが方法ではないかもしれない。

何にしろ、そのような未来のチャンスをつかむには、とにかく学び続けることに尽きます

 

学び続け、専門性を高めよ

人生100年時代、どうなるか分からない未来へ、計画は出来ないが準備はできる。

 

キャンプに行く時、今はムダでも面白そうなものは持っていく。

同じようにキャリアも先が決まらないからこそ、今興味のあることを学び続けていきましょう

 

人は好きなことでないとなかなか極めることができません。

それが人生100年ともなればなおさら。

好きでもないことをやり続けるのは苦痛でしかない。

 

そして人より好きで人より学んだ結果、その道の専門家と言えるようになる。

ごくごくニッチでいいから、この分野なら自分!という自身を持てることが大切です。

ポイント

学び続け、好きなこと・希少性の高い分野で専門性を高めることを目標にしよう

自分自身の身に付いた専門性は、80歳になっても消えることはありません。

 

  • この記事を書いた人
  • 最新記事
プロフ切り抜き3

宮内 利亮

《『ココナラ』のキャリア相談実績No.1》 はたらく悩みを解決! 【国家資格キャリアコンサルタント×元人事部長×特性分析アソシエイト】 宮内 利亮を詳しく知る⇒下の「キャリアコンサルタント宮内利亮について」からどうぞ

-キャリアとは何か

Copyright© ヒカリカタ!あなたの町の人事屋さん|元人事部長キャリアコンサルタントによる・働く悩み応援サイト , 2024 All Rights Reserved.