人は光

“みや”のちょい寄ッテ!

自信がない社会人を応援したい記事~1000人面接した人事部長より

僕はとても多くの人たちと面談や面接をしてきました。

そこで考えてみた。

「強みがない人って、どんな人だろう?」

強みが分からない、自信がないという人はたくさんいた。

でも残念ながら、この答えは一生かけても出そうにない。

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【社会人応援】1000人面接した感想

強みがない人

僕は人事を10年、その前から面接や面談などに携わり、おそらく1000人はゆうに超える人と対面してきました。

改めて振り返り、人の強みについて考えていました。

「自分には強みがないんです」「自分はなんの取り柄もなくて」という人は本当に多かったと思います。

だけど、間違いない事実があります。

強みがない人は、誰一人としていなかった。

 

何度も考えますが、やはりいなかったと確信しているし、あり得ないことだなと思います。

そりゃあ人間だから、誰かとぶつかることもあるし感情論で全否定したくなることもあるでしょう。

でもそれと強みがないのとは全く別の話。

強みがないということを考えること自体が、すでに間違った方程式で数学を解こうとしているようなものに思えてきました。

 

今も多くの方とキャリアコンサルでセッションをさせていただきますが、みなさん本当に多くの強みを持っていることに驚かされます。

隠されたその人の光が見えてくるごとに本当に嬉しくて、心の中で(自分を信じてくださいね!)といつも励ましたい気持ちでいっぱいになります。

どんな人と触れ合う時もこの新鮮な発見への興奮があり、改めて「人事がすきだなあ…」と思うばかりです。

繰り返して言うと、強みがない人はいません。

 

どんな人も、どんな時も

人事をやっていると、ある意味人間不信にもなります。(笑)

「ウチしか受けてないって言ってたじゃんか~」

「新入社員の○○さん、音信不通なんだけど!?」

そんなことも、嫌というほど経験しました。

 

だけどそんな人達にも強みがあることは分かっているんですね。

ただ利害のベクトルが一致しなければ面接に受かることもないし、一緒に働くこともない。

ほんとにそれだけで、その人そのものは光り輝くものがあると信じて疑うことはありません。

 

それが1000人以上対面してきた僕の実感値です。

すると、人というもの自体に大変な興味を持つようになります。

好きとか嫌いとか、合格とか不合格とか、受け入れるとか否定とか、そんなものは一切関係なく無条件で決定していること。

強みのない人はいない。

 

たぶんこの前提条件が覆ることは、僕の中で一生ありません。

赤ちゃんの時だって、幼少期も児童期も、青年期も中年期も老年期も、どんな時も同じです。

 

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あなたのヒカリカタ

自己肯定なんて、してもしなくても

よく自己肯定感が大切だという話があります。

僕もこれは大切だと思いますし、大人も子供もみんなが自己肯定感を持って幸せを感じながら生きていければいいなと思います。

だけど、世の中そんなに前向きなばかりでいられるわけでもない。

自分を許すことができなかったり、どうしようもないことが分かっていながらそれでも何かに捉われてしまっていることはあります。

 

今回僕が言いたいことは、それもどっちでもいいんです。

自己肯定をしようがしまいが、強みは存在してるという事実は変わらない

主観の話ではなく、客観の話です。

 

僕のエゴですが、苦しんでいる人がいるとなんとかしたいと思います。

なんとか自己肯定感を持って欲しいとは思ってしまいますが、それはそれ以前に、強みがない人なんていないという前提が覆ることがないからです。

自分を認めることは出来なくても、その事実確認だけはして欲しいなという、僕の自己主張。

あなたがあなたを貶めることは、僕が許したくない。

それほどに、人は輝いているものだと思うんです。

 

あえて言う「自信を持って。」

自分を信じるかどうか。

それは他人には決められないし、強みがあるという事実はどうあっても変えることは出来ません。

それでもあえて、非論理的にでも言いたい時があります。

俗に言う、想いが溢れる時というのか、そういう時は言語が見つからない。

ただ「自信を持って。」と言いたくなってしまうんですね。

 

Google先生によると、「自信」とは自分の価値・能力を信じること。自己を信頼する心。とあります。

簡単な言葉ゆえに難し過ぎて、どうでもいいとすら思います。(笑)

なんというか非常に表現に困るんですが、胸に手を当てて、ただ自分を確かめるだけです。

自分への信念です。

「あ、わたしだ」「あ、オレだ」と確かめる、そういう感じ。

そうすると僕も、「そうそう!あなたです!」と思う。

 

強いとか弱いとか、本当はそんなことはどうでもいいのかもしれない。

これからの個人の時代は個性が必要だと言われるように、世界は強弱で決まるものではないのかもしれません。

強みという言葉に語弊があるのかもしれないけど、人を形作る輪郭というものは必ずあるんです。

 

そのまんまの姿が美しい

人の美しさって、色々ありますよね。

努力している姿、活躍している姿、化粧がバッチリ決まった時、人知れず支えている時、歌い踊っている時、夕陽が当たった時、泣いている時、叫んでいる時、焚火をしている時、料理を作っている時、面白いものを発見した時、運転している時、汗が飛び散った時、真剣な時、熱が出ている時、寝ている時、演説している時、考えている時、目を覗いた時、嬉しい時、悲しい時、怒っている時、笑っている時、などなどなど

躍動する人間と言うのは、なんとも本当に美しいものです。

 

愚痴をこぼしていても、怒っていても、たとえ自信を失っていたとしても、光はどこかから漏れています。

物理的に言うと、光の性質は粒と波。動き続けています。

量子力学の本を読んだ時に思ったことですが、全ての原子(電子)は止まることを知らない。

動けば動くほど高温になるが、低温には絶対零度が存在する。動きそのものが熱であり、熱放射によって光子を発する。

つまり、世界のあらゆるものが止まれない上に、人間なんて言ったら原子が細胞になり、細胞が分裂し、自立して臓器は動き、思考は巡り、筋収縮が意図して行われ、一定の温度や熱量を維持しながら、常に自然と物々交換し合い生きている。

 

布団に入ると温かくなる。

それは、自らの動きが布団を動かしているから。

人の感情や熱狂の波も、同じように伝播していきます。

人は世界に対し干渉し、冷たい世界に干渉されても自らが熱を発しようと常に動き続けている。

 

あなたは今、躍動しています。

だからいつどんな時でも美しいのです。

 

これは人の特性においても、まったく同じなんだなと、僕の経験が言ってるぞと思う今日この頃でございます。

ただただ、無性に人を応援したいと思う記事でした。

 

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宮内 利亮

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