ふう。
経験上、最大の台風19号が過ぎ去っていきました。
一番心配していた暴風の被害よりも、水害が甚大。
僕の地域でも浸水が発生し、消防団で出動しました。
こんな時には、色々とみなさんも思うことがあると思います。
僕も感じたこと、考えたことを記事にしていきますね!
まだ川からの水は止まらず、明日も雨の予報。
余談は許さない状況です。
みんな協力して頑張っています!
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【台風19号と仕事】社会の協力を感じる
今回、事前に『ものすごい台風が来るからな!』という報道がずっと流れていました。
ほんと、ありがたいことですよね。
しかもメインとなった情報はツイッターの“前回やってよかった備え”です。
個人から始まった有益情報を、最大の発信力で拡散してくれました。
「窓ガラスは、内側から養生テープを縦横斜めに張ると割れても飛散しない!」という情報も。
日本全国の養生テープが、前日には消えてなくなりました!
すごいことじゃないですか?
僕は養生テープが売り切れていたので仕方なくクラフトテープで貼り、跡が残って大変なことになりました。
やっぱり養生テープで間違いないんですよ!
例えばここに、個人と報道の協力を感じました。社会って本当に複雑だけど、気づかないところでよくできた協力体制になっていると思うんです。色々文句を言う人も多いけど、みんな自分にできることを最大限やっていると思います。
- 報道
- 公務・救助等
- インフラ
- 小売り
報道
何に準備できるか、今何が起こっているかを教えてくれた。
停電したら急に心もとなくなるのは、テレビの報道が見れなくなることが大きい。
リアルタイム情報はツイッターに及ばないが、よく役割が分担されていたと感じませんか?
テレビでも「ツイッター活用してください!」って言ってましたね。
公務・救助等
言うまでもなく、災害のときにいつも最前線で自分の家のことよりも仕事に行かなければいけない人たち。
感謝してもしきれないです。
周りの人たちにも「自分も何かやらなきゃ」と奮い立たせてくれる。
この人たちがいなかったら自分に自由なんてないことを知っておかないといけない。
そして自分の仕事も、どこかで誰かの生活を救っていると思いませんか?
インフラ
一番誰も気づかないところで、事前に生活を救ってくれている人たちだと思いました。
今回、僕の地域は停電も断水もしませんでした。前回はしたのに。
きっとどこかで誰かが頑張ってくれているからだと思いませんか?
今回は「ダムの緊急放流」も話題になりました。
「下流の人たちを犠牲にするのか?」と最初感じる人もいましたが、報道はしっかり誤解を解いてくれます。
ダムがなかったらとっくに氾濫していた。最大限の役目を果たしたということだった。
きっと、知らないことが本当にたくさんあります。
感謝すべきことって、本当にたくさんあります。
小売り
「台風の日にまで仕事をさせる!」と叩かれる店もありましたが、僕は小売りの方たちがギリギリまで商品を売ってくれて本当に助かりました。
たぶん、有事の仕事は想定されていないから、特別な手当なんて出ない。
風が強くなる中、最後まで品出しを一生懸命してくれる姿を見て感動しました。
それに、小売店のガラスはけっこうむき出しだったんですが、“養生テープが貼ってなかった”んです。
全部売ってくれたんですよね。これがプロなんだなあと、思いました。
その他にも、僕の気づかないところで多くの人が誰かのために仕事をしています。
社会って、素敵だなぁと思いませんか?
【台風19号と仕事】土嚢を積む
僕は地域で消防団をしています。
今回は台風の次の日にも出動要請があり、見回りをしたり川沿いに土嚢を積んだりしてきました。
「土嚢(どのう)」って分かりますか?
袋に砂を詰めて、水が溢れそうになると積んでせき止めるやつです。
あれ、「意味あんの?」って思いません?
実は、僕は思ってました・・・。
しかも作りながら!
「いざという時のために土嚢を作ってください。」と要請されたことがあり、大量に土嚢を作って倉庫に置いておいたんですよね。
このとき、「川溢れたらこんなんじゃ防げるわけないじゃん」と思ってました。
実際、決壊したり大量に溢れた時は役に立たないことが多い。
だけど今回僕は目の当たりにしました。
あと数センチ水位が上がったらここから溢れ出る!
という場所があるんです。
そういう時があるんです。
今回まさに、その場所・その時を見ました。
この時のために備えが出来た自分を誇らしく思いました。
そんなつもりでやってなかったんですけどね。
意味のない仕事なんてない!
ポイント
その場所・その時になって初めて、“頼もしさ”が分かるものがある。
あなたのその仕事も、そうじゃないですか?
【台風19号と仕事】あなたは、どんな仕事が好き?
こんな時は、仕事について色々考えますよね。
ツイッターを見ても、「こんな時に仕事させるブラック企業」とか「こんな時に仕事してくれるすごい人たち」とか、色んな意見が飛び交っていました。
人はどうしても“すべて”を俯瞰して見ることはできないし、知ることもできません。
だから真実を知らずに誰かを責めたりしてしまうのは仕方ないことです。
大切なのは、こんな時の自分はどう感じたかではないでしょうか?
自分が今置かれている状況でも考え方は全然変わるはずです。
大変で余裕がない状態と、お金も時間も余っている状態では全く違います。
食べ物をたくさん持っていれば分け与えることに喜びを感じます。
全く持っていなければ与えられることに喜びを感じます。
砂漠で水がなく瀕死の時に、水を売ってくれる人がいたらいくらで買いますか?
いや、買わない金額はいくらからですか?
今回のように大きな災害があった時に、ようやく日の目を見る仕事があります。
今まで意識されなかったけれど、すごく感謝される仕事。
今回で言えば
今回災害にあった人たちはそれぞれ、自分の仕事や会社にいろんな思いを抱きました。
- 誇りに思った。
- 必要ないと思った。
- 見直した。
- がっかりした。
- この会社がもっと好きになった。
- 完全にブラックだと思った。
めったにないこの感覚、自分の真実の感覚に近いと思いませんか?
仕事の意義に関して思考停止してはいけない。
30歳を超えると、退職の大きな理由にもなります。
ポイント
自分の仕事は、きっとどこかで必要とされている。
それが目立つ目立たないに関わらず。
それを感じられるかどうかは自分の価値観による。
あなたは自分の価値観に合った仕事をしていますか?