キャリアの話題は置いといて、卓球混合ダブルス金メダル記念!
ウチの子は5年前のオリンピックをきっかけに卓球を始めました。
多少は卓球に関して詳しくなりましたが、考えれば考えるほどヤベーことです。
最後の最後は「気持ち」勝負になるほどのガンダム的な(長くなるので自粛)
子供が卓球やってるんですが
卓球でオリンピック金は“ヤベー”
「オリンピックの卓球で金メダルをとる」これがどれだけ凄い事なのか 。
うちは子供が卓球をやっているので、「三日間ぐらいはほっぺをつねる」レベルです!
競技として本気で卓球をやっている人には、さらに何倍もの重みがあることでしょう。
そう思うと心が震えるどころじゃない!
卓球にはネットやエッジなどの不確定要素がありますが、『実力以上の結果は絶対に出ない』ことをみんなが知っています。
この実力というのは、技術面もそうなんですが、「精神面」が半分以上あるとほとんどの選手が言います。
だけど精神だけで勝てるわけじゃないんですよ?技術はあって当然で、努力はしていて当然て、そういった全てのものを試合で引き出すのが精神力。
この金を取っちゃう「気持ち」の強さが、ヤベーんですよね。
オリンピック金ですから…。
圧倒的に“差”が出るスポーツ
うちの子は小学校から卓球をやっています。
前回のオリンピックで女子団体が銅メダルを獲得した試合を見て、「卓球面白い!」となってすぐにクラブチームに入りました。
そこで分かったのは、「卓球は圧倒的な差が出るスポーツだ」ということ。
まずは練習量に比例する。→練習量を落としたら絶対勝てない
それから練習濃度(よく考えて本気で取り組む)に比例する。→考えて練習しないと絶対勝てなくなる
ということは、技術がなければ試合にならない。→「今はあの子には絶対勝てない」の開きが大きく段階も多い
ということは、ロングモチベーションで圧倒的に差が出る。→どれだけ卓球にかけるか、中途半端では絶対勝てなくなる
そして一部の勝ち続けるトップアスリートは、試合での精神力で差が出る。
例えばうちの子は、週6回クラブに通います。週によってはもう1回練習が入ります。
学校に通いながら普通に生活をしようとすると、ウチでは一旦これが限界です。
そうすると、県大会では学年(2学年)でベスト8に入るぐらい。
ギリギリ全国を狙えるかどうかというところです。
一度団体戦で全国大会に出たんですが、あの張本選手の妹の張本美和選手に当たり、3点しか取れませんでした。1セットじゃありません。3セットで3点です。卓球はセットに1点は取らせてくれる謎の風習もあるので、「ピクリともしなかった」といったところですね。
子供でも、茨城県でギリギリ全国大会に出れるレベルでは、全国大会では一度も勝てない可能性がある。ということは全国大会で優勝するというのはどれだけすごいことか。
さらにオリンピック選手はこの全国大会を小さい頃から勝ち続け、年齢が関係なくなってからも優勝する人たちです。
「絶対に無理だ」という壁を一体何枚打ち破ったらそこにたどり着けるのか、想像がつきません。
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水谷選手・伊藤選手にリスペクト以上のものを
すべてを捧げる卓球
だからまず今回の金メダルに感じることは、ここに立っている人たちがどれだけ卓球に全てを捧げてきたんだろうということ。
うちの子で限界を感じている練習量の、何倍練習しているんだろう。
その期間をどれだけ続けてきたんだろう。
そのぐらい“すべて”を捨てないと、全国大会で勝ち上がるレベルにすら行けない。
さらにその先ですから、僕達には想像がつかない世界。
そしてそのぐらい全てを捧げても「絶対に届かなかった」のが、オリンピックで中国に勝つということ。
そこを目標にする水谷選手や伊藤選手って、いったいなんなの!?というぐらいヤバいんです。
そう、目標にするだけでヤバすぎる。
それを実現したんだから、本当に言葉では表せないほどのすごさを感じます。
1球の重さは「数十年」
卓球の本当に面白いところの一つに、たった1球から流れが完全に変わるというところがあります。
いかに「精神力」が影響するスポーツなのかが分かりますね。
そして同時にものすごく残酷で、どんなに点を取っても、何度デュースになっても最後の一点次第で天国と地獄です。
「勝ち」を意識してしまい気持ちが浮ついた瞬間、7~8点の差がひっくり返るなんてことは何度も目にしてきました。
言い訳が一切通用せず、気持ちも含めて全てが自分の実力。
県レベルの小学生の試合でさえ、「ネットやエッジばっかりだったから…」と不確定要素のせいにはしないんです。
すべてを自分一人で背負う。
そして1球の重みは、その試合で取ってきたこれまでの点数ではない。
ここまで歩んできた何十年間全てが乗っている1球なんです。
ひとつのセットの中に「この1球が大事!」と、何回思うか。
たぶん選手は、11球すべてにそう思っているのではないでしょうか。
1試合何百球の1球1球を、あのスピードで何度もラリーする。
ほんの一瞬の気の迷いが試合をひっくり返すのがオリンピックの舞台ですよね。
見ている方も息ができないぐらい、真剣で切り合っている人達を見ている感覚でした。
「ここでそれをできるのか」
試合を見ていると、県大会での小学生でも尊敬します。
「よくここでそんなの打てる度胸あるね!」と。
それが、自分の歩んできた何十年、同じぐらいの舞台で打ち負かしてきた何百人の天才たち、世界中の何億と言う視線、を1球に乗せたオリンピックです。
自分があの1球を目の前にしていると思ったら、頭は真っ白、身体は動かない。
それを平常心(のように)でやっちゃうんだから、まったく理解ができない。
足が動くこと、
腕を振り切れること、
ラケットの角度を間違えないこと、
ここ一本の隠し玉を決めること、
頭が回ること、
ラスト一本のロングサーブを決めること。
どれをとっても奇跡としかいいようのない完成度で繰り広げられるオリンピックの試合。
「なんでそれをここでできるんだ!」
という感動に溢れ、たくさんの勇気をくれました。
「気持ち」で勝つオリンピック
たぶん、中国選手が格上なのは本人たちも分かっていたはず。
だけど、そこを冷静に分析しながらも「絶対に取る」と一本にかける気持ちがないと絶対に勝てないスポーツだと思うんです。
「気持ちでは絶対に負けない」と言っていたのが印象的でした。
まさに気持ちで勝ったドイツ戦だし、決勝戦だったと思います。
選手たちの思いを想像することは全然出来ないんですが、「絶対に取る」という気持ちがどれだけヤベーことなのかはなんとなく分かりました。
それは中国も一緒で、すごい気持ちのぶつかり合いだったと思いますが、水谷選手と伊藤選手精神で押し負けた。
勝率30%の11点×4セット+(5+7+6点)×3セット
これを精神力という完全なる実力でもぎ取ってくれました。
真剣勝負の中で色々出来てしまう精神力。
こんなに強くしなやかで美しい純粋な気持ちで!
だからこんなに感動するんですね。
一緒に勉強しましょう!
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