小学校キャリア教育

“みや”のちょい寄ッテ!

小学生に教えたい【社会】6つのこと。いつから「仕事したくない」?

教育がどんどん変わっているのを感じていますか?

「今の小学校って、宿題多すぎ!」

誰に聞いてもそう言うんじゃないでしょうか?(笑)

だけど、親は「おかしい」と思っていても学校に聞かないし、学校もそこまで説明はしていない

2020年にも教育が変わるのに、それを知っている大人はあまりいないのが現実。

子供がどんな方針で教育を受けるのか分からずに、親の知らない学校という世界は変わる

 

方針ついてはまた書くとして、今回は小学5年生の子を見ていて将来のために足りないと思うことや、自分の時にもっとこうして欲しかったと思うことを書いていきます。

大前提としての問題はこれです。

これからの社会、自分でキャリアを形成する力が必要になる!

この記事の内容

  • 小学校教育と社会の繋がりにある問題
  • 小5の子供に社会について質問したら、こう答えた
  • 小学生に教えたい6つのこと

学校と社会が繋がっていない?

宿題がとにかく多い

宿題が多いんですよ・・・とにかく。

ドリルの同じページを3回ですよ!

先生から聞いた話によると、目的はこれだそうです。

「毎日少しでも机に向かう習慣を作るため」

う~ん、なるほど。この時点で色々言いたい親はいるかもしれませんが。

それは確かに、「いいことかもな~」と思いました。

世界で見ると日本の社会人は自己啓発の習慣がないようです。

 

ただし、そのとおりになればです。

僕の娘は毎日卓球があるので、宿題は朝やります。

これだけで親からするとすごすぎる。

僕は小学生のとき宿題をまともにやった記憶もないし、ましてや朝やるなんて考えたこともなかった。

それでも、終わらないんですけどね。

高学年になるほど、終わらなくなります。

 

なぜだと思いますか?

量が増えたからではありません。

周りでやらない子が出始めて、自分もやらなくなる。

で、怒られることもない。

 

そして“うまくやる”方法も覚えてしまいます。

教科書の音読を毎日やる。本を読む。やったチェックだけして提出する。

当然のように、読まないでチェックだけして提出します。

 

ポイント

良い面もあるが、「終わらなくていい」宿題の弊害があるように見える。

親が「意味ねえ」と言ってしまう。

 

狙いが外れているのか?

自分磨きの時間は確かに必要です。

しかし、子供にとってそれが繋がっていないんです。

「自分のために勉強する時間」として宿題をやっている子供はそんなにいないのでは?

そう教えてもいないはず。

ただの“机に向かう習慣”です。

 

それでも習慣ができるならいいですよね。

僕が気になっているのはこれです。

子供からすれば宿題は“自己啓発”より“労働”のイメージが近いようだ。

 

子供に質問「どうして勉強するの?」

子供にインタビューをしてみました。

「どうして勉強するの?」

返答

「とりあえず行く」

「わかんない」

我が子よ、あっぱれ。

 

う~ん、この間も教えたはずだぞ・・・と思いつつ。

学校では“なぜか”の部分は子供に言っても伝わらないから教えていないのかもしれませんね。

 

だけど僕はこう思います。

ポイント

それでも親としては、ただの言葉としてでも「なぜ勉強するのか」をインプットさせておきたい

そこに自由度を持たせても、すでに勉強をし始めているから、社会との繋がりを意識しないまま言われるままに勉強労働をする

 

何に“成れる”のか?

子供に質問「社会ってどんなイメージ?」

どんどんインタビューしてみました。

「では、社会とはどのようなイメージなのでしょうか?お答えください。」

返答

「会社がある」

「めんどくさい」

「やだ」

「金がもらえればいいな」

う、ううむ。明らかにマイナスイメージを持っているのは親の責任ですよね。

 

しかし、「金がもらえればいいな」ってどうですか?

単純に捉えれば「楽したくて当たり前だろ」とか「甘ったれんな」って言いたくなりますが。

 

だけどよく考えると、こう感じませんか?

ポイント

金を稼ぐ方法にフォーカスしていない。

「社会に出る=会社に入る」

なんだか、本質的にズレている気がする。

人の役に立ってお金をもらうのが社会の原理原則では?

 

子供に質問「社会に出たらできることは?」

「大人になって社会に出たらできることって、なによ?」

返答

「金を稼げる」

「色んな所に行ける」

「ハゲる」

人の頭見ながら余計なこと言いやがって。

まだ大丈夫だわ!ギリギリ。

 

うん、確かに「金を稼げる」。そのお金で色んな所に行ける。

でも、何か違和感がある。

ポイント

金を稼ぐ方法を、今のところ会社に入る以外に考えていない

これは親が会社員だったという影響もある。

親がそうだったら。

つまり、学校でキャリアについて教える前に“社会の当たり前”が形成されている?

 

子供に質問「成れる可能性があるものは?」

「社会に出たら何になれる可能性がある?卓球抜きで考えたまえ。」

返答

「アナウンスー」

「コンビニ店」

「イオン」

「病院の看護師」

「スー」についてはスルーしました。

見事に、日々の生活で触れているものしか出てこない

 

学校で教えていないこともないんですけどね。

どうしても、軽いんです。

 

ただの知識として伝えるだけのようで、「特別活動」の効果がまだ薄い

ここも、教育と社会が繋がっていない

それは学校では不可能なのか?

日常生活では覚えるんだから、そんなことはないはず。

それに、知識だけなら知識だけに振り切ったほうが効率がいいかもしれないという考え方もできますね。

 

ポイント

今の「社会勉強」の役割は家庭にある

それでは格差が開く一方ではないか?

可能性が広がらないのでは?

 

小学生に教えたいこと

たくさん教えたいことはありますが、ひとまずこの6つはどうでしょう?

 

世界の金持ちがやっていること

悪いことは抜きで。

世界の広がり、格差はあること、どこまでもすごい人がいること。

歴史上のすごい人ばかりでなく、今現在すごい人は何をやっているのか?

それに「スポーツ選手」や「ユーチューバー」は身近だから人気なんですよね。

例えば、「となりの会社の社長」でもいいと思いませんか?

身近に感じれば、可能性が広がるんじゃないか?

 

大人になったらできること

「色んなことができるんだ」って夢を見せてあげたいですよね。

で、そのために必要な生きる力を求めるようになってほしい。

・今の教育が何の役に立つか。

・それがどうやってお金に変わるか。

・どのぐらいお金があれば何ができるのか。

これが分かると、社会との繋がりが生まれる

そのために小学生のうちから理解して目を輝かせてほしいことは、「できることはどこまであるか」です

知らないと目指すことができない。

だから少しでも多く「できること」を知ってほしい。

目指すものを作ってあげるには、触れさせてあげないといけない。

 

今でもお金が稼げること

学校でやってみたいですよね。

「今から100円稼いできなさい!どんな方法でもかまわん!」

子供が何をやり出すか考えると、めちゃめちゃ楽しそうじゃないですか?

社長の子供は商売の感覚がすでにある人が多い。

稼ぎ方を知ってるんですよね。

だけど会社員の子供は会社員としての稼ぎ方が当たり前だと思う。

これは少し本質とズレてしまう

この経営者の感覚って、学校で全員に教えてもいいと思いませんか?

お金を稼ぐということは今でもできる

だからその原理原則も学ぶことはできるんじゃないかと。

お金を稼ぐ体験は、いつでもできるんだからやらせたい。

 

基礎的な力が必要な理由

これは理解できなくてもいいと思うんです。

言葉として知っておくだけで、あとは然るべきタイミングを待てばいい。

どうして「友達と仲良く」しないといけないの?

なぜ「自分のための勉強」をするの?

なんで「関心」を持たないといけないの?

「そう決まっているから」という習慣を捨てさせたい。

物事には理由があって、しかもそれは「今、ここでの当たり前というだけなんだ」ということを教えたい。

社会との繋がりがあることを意識していると、自己キャリア形成のための自分のパラメーターが分かる。

 

道は用意されていないこと

厳しいことも教える必要があると思います。

「とにかく真面目に文句を言わず、言われたことをしっかり頑張れば必ず報われる」

大事なことではあるけど、これは他人に自分のキャリアを任せるイメージに聞こえませんか?

「会社に入ればあとは誰かが道を示してくれる。」という甘い考えではやっていけないかもしれない。

少なくとも国は“そうする”と言っています

自分のキャリアに主体的になるように。

 

僕の私の憧れの理由

小学生の内は、具体的とまではいかなくても「憧れのイメージを持つ」ことが教育の方針です。

これを高校生ぐらいまでに具体的にしていく感じです。

で、小5にもなると個性が出てきます

憧れのイメージも人によって様々。

せっかく思いついたのなら、なぜそれが“イイ”と思ったのかを少しでも掘り下げてあげたい。

小学生にはまだ難しいから、大人が上手に質問してあげたいですね。

小さいうちから自分の興味を自覚していくと、社会に出るまでの準備期間が長くなる。

自分の興味を自覚するのは早いほどいい。

 

教育は変わる【大人の責任】

さて、いかがだったでしょうか?

あなたがもし親だったら、どんなことを教えたいですか?

 

「このままでいいんだ」と思っても、2020年には教育は変わっていきます。

職業専門校もできます。

小学生から一貫して「キャリア教育」をやっていくんですね。

 

そして、学校の先生は「キャリア教育のプロ」ではありません

では、誰がそこに責任を持ちますか?

 

世の中は確実に変わっていきます。

僕も子供たちに可能性を広げてもらえるような人間になりたいと思っています。

大人たち一人ひとりが、子供のキャリア形成に助言できる世の中にしたいです。

 

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宮内 利亮

《『ココナラ』のキャリア相談実績No.1》 はたらく悩みを解決! 【国家資格キャリアコンサルタント×元人事部長×特性分析アソシエイト】 宮内 利亮を詳しく知る⇒下の「キャリアコンサルタント宮内利亮について」からどうぞ

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