一律は不平等

こどもたちへ

【キャリア教育】一律の教育は不平等!?多様化社会に向けた個別教育

キャリア教育の名のもと、日本の教育は変化しようともがいている。

なかなか変わらない受験までの構造が残っていても、社会は止まることなく変貌していく。

全員が同じように育てられた時代には限界が近づき、むしろ一律に与えられている教育が不平等に!?

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【キャリア教育】一律の教育に限界!?

一律は不平等!?

一律の教育が不平等。

これはどういうことか。

 

現在の日本の教育は、明治時代以降に続いてきたやり方をそそのまま受け継いでいます。

人口が増えている前提でのやり方なんですね。

消費者が増え続けるなら、会社は大きくなればなるほどいい。

言われたことをやっているだけでも、個人はそこそこ満足のいく生活が送れるようになっていました。

俗に言う“終身雇用”が可能だったということです。

 

でも時代は変わり、『人生100年時代』とか『個性の時代』と言われるようになってきました。

これからは、自分の特性にいち早く気づき、自分の強みを磨き上げていく必要がある。

自分のキャリアに主体的であるとも言えるでしょう。

 

すると、教育に求められるものも一気に変わってきます。

みんなと同じ教育を受けても、それで差別化されるわけでもないし、特性はむしろ見えなくなる。

もっと自分らしさを磨きたいのに、もっと個性を発揮したいのに、個性を削る機会ばかりが目の前にある状態です。

 

そして、“一律は不平等”とはどういうことか。

見えなくても特性は存在しているのに、同じ教え方をされているということです

個性に合わせた個別教育ができる構造ではない。

 

言葉で説明された方がいい人もいれば、図で示した方がいい人もいる。

体験から学ぶ人いれば、データから学ぶ人もいる。

尊敬している人の言うことしか聞かない人もいれば、マニュアルで示してくれれば理解できる人もいる。

 

本来、表現方法は人それぞれ違うし、受け取り方も違うんです

それなのに一律の教え方であれば、受け取りやすさや吸収量は不平等ですよね。

 

「みんなと同じ」がデメリットに

一律の教育に限界が近づいている。

今まではとてもうまくいっていただけに、この構造が変貌を遂げるまでは何十年とかかるかもしれません。

しかし、社会はすでに“みんなと同じ”がデメリットになりつつあります。

 

自分の強みは何なのか?

そう考えると、ついスキルや表面的な能力、資格や肩書に捉われることがあります。

でも本当の強みはそうじゃない。

そうじゃない人には真似できない特性の部分です。

 

大切なことを言います。

ほとんどの日本人は、自分の思考特性を認識できていません

だからスタートラインがみんな一緒になってしまうんです。

無理もありません。

みんなと同じ教育を受け、人の違いに関しては何も知らないのですから。

 

そしていま活躍し始めている人たちは、自分の根っこある特性を理解しています

だからこそ自分が最も優位に立てるブルーオーシャンで働くことができているんですね。

「みんなと同じ」から抜け出し、個性を発見することで新しい時代に適応できる

 

区別は始まっている

また違う側面から見てみましょう。

行政は何を目指しているでしょうか?

僕の周りでも、小中一貫・中高一貫、中学受験などが増えつつあります。

どういうことでしょう?

 

「出来る人はもっとできる環境で学ぼう!」ということではないでしょうか。

ある意味、教育格差が開いていくのは間違いありません。

ではこれは悲観すべきか?

違います。

個別教育をやろうとした最適解だと思いましょう

 

均等に与えられていると思っていた教育は、実はそうではなくなっています。

一律に限界を感じた行政では、すでにこの区別は始まっている。

一人ひとりは無理だとしても、せめて論理的学力などの定量化できる部分だけは区別しようと。

世の中は『個性あふれる社会』への舵を切りたいと思っている

 

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【キャリア教育】多様性を求められる社会とは

個性の発現・個性に合わせたインプット

現在、ダイバーシティが叫ばれています。

多様化していく社会人たちが織り成す、生産性の高い社会を実現したいんです。

ただ会社が社員の多様性を認めようというような簡単な話ではありません。

 

会社というもの自体の信頼性や力が衰えていくため、自分で稼ぐ力が個人に求められる。

自分自身のブランディングやポジショニングが大切になってくるわけです。

逆に自分のキャリアに主体性さえ持てれば、会社に頼らずに生きていける素晴らしい時代です。

 

ではそんな時代に、どんな教育が必要になると思いますか?

個性を発現させる準備~個性の形成

個性に合わせたインプット方法が求められる

社会が多様性を受け入れないと持続不能であるならば、教育も多様性を生み出せる方向に向かいたいですよね。

 

人の理解がベースになる

僕はその前に気になっていることがあります。

そもそも、人は人について知らな過ぎるのだと思います

日本は特にそうでしょう。

 

一律教育の弊害として、『優劣』で判断する点があります。

僕がキャリアカウンセリングでいつもお手伝いしているのは、『劣』の中からも強みを導き出すことです。

つまり、優れている・劣っていると思っている限り、本当の強みは見つからない

 

そりゃあ言語で教えていたら言語が得意な人が有利でしょう。

体験で教えていたら体験から学ぶ人が有利でしょう。

それなのに、その点数が全てであるかのように受験は成り立っています。

社会に出たとたんにこの枷を外されるから、みんな戸惑いますよね。

 

優劣で表しているものは一方向でしかない

人の違いや違いごとの強みの発揮方法が分かれば、人はもっと自由に自分を発揮することができるんです。

人の特性そのものを知識として得る必要がある

 

感じる機会を平等に

人という全体像を地図として持てば、個人がどこにいるのかを特定することができます。

でも、その特性の輪郭がはっきりするまでは経験や体験が必要です

 

生まれ持った気質もありますが、思考には徐々にクセがついて行きます。

右利き・左利きと同じように、思考回路にもストレスのかかる道・かからない道ができていく

性格や特性といったものも後発的に形成されていくからこそ、人はあらゆる色で個性を発揮していくんですよね。

だから、

自己の形成材料となる経験・体験という刺激は平等に持ってもらいたい

 

インプットの機会には格差があってほしくないんです。

これは、インプットの仕方を限定させたくないということでもあります。

言語で、映像で、体験で、実験で、データで、アートで、人から、自然から。

 

できれば多角的に捉えられる体験を平等に与えたい。

もしくは、個人の特性に合わせたインプット方法で与えたい。

どちらも現代の教育現場の構造では難しいでしょう。

でも、地域社会や家庭であればそれができる

 

平等に教育を与えるためには、教育現場ではなく我々がカギになってくるのだと思っています。

 

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宮内 利亮

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