子どもの特性発見

こどもたちへ

【キャリア教育・自己分析】子どもの小さな自己表現に隠れた宝もの!

キャリア教育において、子どもの特性を早期に発見することはとても大切です。

でも、子どもが何気なくやっている小さな自己表現を見逃してしまっていませんか?表現を止めさせてしまっていませんか?

もしかしたら将来にとって大切な何かを表現しているかも!?

子どもの得意な『自己表現』を見逃すな

自己表現の右・左

このブログでは度々紹介していますが、人には思考特性と行動特性というものがあります。

今回は行動特性の中の『自己表現性』に関係する話です。

 

まず前提として、行動特性に「強い・弱い」は存在しません

たしかに表現を大きくするか小さくするかという意味での強弱はあるんですが、実はどちらも強みになり得る。無理して出来ない行動を取るより、強みとしての特性を発揮していこうというのが基本的な考え方です。

 

強い・弱い、上・下、出来る・出来ないではない。

自己表現性は右寄り・左寄りで表現する。

右寄りだと活発な自己表現をし、多くの人と一緒にいることを好む。

左寄りだと物静かな自己表現をし、少人数や一人でいることを好む。

 

自己表現しない子はいない

左寄りは物静かな自己表現を“する”のです。

つまり、自己表現をしない人はいません

物静かであっても、必ず何かしらのサインを発することはあります。

 

そして今回はキャリア教育の話。

自己表現をしない子はいない。

小さくても大きくても、どんな方法で何を表現しているのか注意深く見てみよう!

早期に発見してあげることで、将来のキャリア形成にとって有利であることは明らかです。

 

ただ、方法がてんでバラバラなことが厄介なんですよね!

  • 言葉
  • 沈黙
  • 表情
  • 工作
  • ダンス
  • 非行
  • 反発
  • おしゃれ
  • 勉強
  • スポーツ

ありとあらゆるもので、子どもは何かを表現していると思って観察してみましょう。

特に考えていることが表に出やすい、詩・作文・絵画・工作などアーティスティックな活動に注意していきましょう

 

“恥ずかしさ”の呪縛

子どもの自己表現を観察する時に注意なのが、せめて親の前では“恥ずかしい思い”をさせないことです。

「ああ、これって恥ずかしいんだ」と思ってしまうと、子どもは表現することを控え始めます。

 

例えば子どもが描いた絵を見た時に、「なんでイチゴが青なんだよ(嘲笑)ふつう赤だろ(嘲笑)」というようなのは良くない。

(嘲笑)が良くないんですね。

嘲笑したりバカにしたりしないことです。笑いながらも個性を尊重するなら全然いいんです。

「イチゴが青って!(笑)面白い!(笑)なんで青にしたのか理由を述べよ!」みたいなのは恥ずかしくないですよね。

 

子どもが何かを自己表現した時に恥ずかしさを感じると、次から表現が見えにくくなります。

恥ずかしさの呪縛に捉われると、特性の早期発見が遅れる

歌が下手でも、下手だからやめさせるのではなく、その歌で何を表現しようとしているのかに注目する。

絵が下手でも同じです。

 

親だからといって子どものすべてを知っているわけではありません。

小さな表現を見逃さず、観察や問いかけによって頭の中で何を考えているのかを明らかにしていきましょう

 

『それは何を表現している?』

親に出来ることは、特に対話によって子どもの考えを言語化してあげることではないでしょうか。

なんだか分からない絵を描いているのを見たら、

「なんでこの色にしたの?」

「この形はどういう意味?」

と、めんどくさがられない程度に聞いていましょう。

 

例えば青いイチゴを描いた理由を聞いたら、「うんとね~、お空の色が好きだから!」と言うかもしれない。

イチゴを描きながら空の事を考えていたんだと分かります。すると、外が好きなのかな?開放的な空間が好きなのかな?空を考えるとどんな気持ちになっているのかな?と親も想像を膨らませることができます。

「なんで空が好きなの?」と対話していくとさらにいいですね。

 

また、子どもが急にバンドをやり出したとしましょう。

対話しても、うまく言葉にできずにはぐらかされるかもしれません。どんな風に楽器を弾いたり歌ったりしているのかをこっそり見てみましょう。

一心不乱に演奏しているとしたら、まだ言葉にならないけど世界から感じているものがあって、何かで発散せずにはいられないのかもしれない。

夢中になれている瞬間が好きでたまらないのかもしれない。友達と何かを目指せるのが好きなのかもしれない。

 

『それは何を表現している?』

何への興味?どんなことを考えているのが好き?

社会への抵抗?ということは何か社会への願いがある?

かっこよくありたい?成長が嬉しい?人が好き?楽しいことが好き?

没頭力?分析力?協調性?社交性?共感性?

どんな個性が見えているか、何を表現しているのか、よ~く考えてみましょう。

 

【キャリア教育】個性の時代を生き抜く子どもたち

早期に自分を知るちから

キャリア教育の観点でいうと、早期に自分を知るちからはとても大切です。

人生100年時代は個性の時代と言われ、会社に頼らず個人が独自性を持って生き抜く時代です。

 

そのためには、個人が『何がしたいのか』を持っていることが重要。

そして、時にはそれを表現する術を持っていることが求められると思います。

 

とにかく、自分を知らないと始まらない社会というわけですね。

今までの終身雇用を前提として生きてきた私たちとは、価値観がどんでん返しされていてもおかしくはないんです。

早期に自分を知ることで、何がしたいかを表現できる大人へ

キャリア教育は、自己発見の教育とも言えるでしょう。

 

スキル特化より特性特化

それから子供たちは、親が死んでも変わり続ける社会を生き抜かないといけない。

求められるスキルは変わり続けるが、特性は普遍的です。

特性としての自分の強みを知り、特性としての社会的ポジショニングに自信を持つことが大切です。

 

小手先の技術は、誰にでも真似ができます。

しかし、YouTubeを見ても分かるように、選ばれるのは何かの分野に特化した上位数人だけです。

人に真似のできない特性の部分でポジションを取れれば、社会の生き方はだいぶ楽になっていくでしょう。

特化した特性を見つけ、他人に真似がしづらいブルーオーシャンで生きていく

 

例えば、大勢の人と一緒にいるのが好きな人も苦手な人もいます。

苦手な人が無理にみんなに合わせて働いても、本来の力は発揮できません。

しかし時代は変わり、フリーランスとしても働ける状況は揃ってきています。

大勢の人といるのが苦手な人は、一人で仕事をしていても苦にならない人。

ひとりで仕事していると大きなストレスを感じる人もいる。

それぞれの特性にはそれぞれのブルーオーシャンがあるんです。

 

あとは、特性・能力・興味・価値観を掛け合わせ、生まれてきた思いを実現するために社会に働きかければ、かなりの独自性を持つことになるはずです。

※ここでは具体的に書きませんが

 

自分にフタをしないで

せっかく自己表現をしても、恥ずかしい思いをしてしまったら本来の自分を隠し始めてしまいます。

でも個人の時代において、自信を持って自分の特性を言えることは大切です。

自分にフタをしないで、大きくても小さくても表現する子どもへ

親がその表現の片りんを見たら、ぜひ対話や問いかけをして、時には褒め、驚いて、うまく表に引っ張り出してあげましょう。

 

自己表現をしない子はいません。

何かで必ず自分を表現している。

その奥に、ピカリと光る特性が隠れているはずです。

根気強く、注意深く、見守りながら特性を発見していきましょう。

 

特性に自信を持った子供たちが、新しい未来をつくっていきます。

 

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宮内 利亮

はたらく悩みを解決! 【国家資格キャリアコンサルタント×元人事部長×特性分析アソシエイト】 宮内 利亮を詳しく知る⇒下の「キャリアコンサルタント宮内利亮について」からどうぞ

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