キャリア教育に必要なもの

こどもたちへ

【子供たちに必要なキャリア教育】プログラミングでも英語でもない?

2020年小学校からキャリア教育の新学習指導要領が本格的にスタート。

2021年には中学校、2022年には高校と、新しい世代は確実に育成されていく。

でも、親や先生はどのように子供たちに向き合えるだろうか?

本当に必要なキャリア教育は何だろうか?

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キャリア教育が目指すものは?

変わり続ける社会を『生きる力』

新しく子供たちに期待される力はいったい何だろうか?

現代社会の何がまずくて子供たちの教育が変わるんだろうか?

大人たちは変わっていく次世代を知る義務があるのではないかと、キャリアコンサルタントとして強く思っています。

 

キャリア教育のテーマは『生きる力』です。

僕はこれ、スゴイ好きです!

なぜここに来て具体性に欠ける大きなテーマが出てきたのかと言うと、「もう未来はどうなるか分かんないから!」ってことですよね。

変わり続けていくことだけは分かるけど、どう変わるかは分からない。

果たして今行っている教育が将来に生きるかどうかさえ疑問が残る。

キャリア教育は、どんな未来が待ち受けていても自分の足でしっかりと歩いていける強さを養いたい。

めちゃくちゃ根本的な『生きる』と言う原点に立ち返り、教育は確実に変わっています。

 

英語・プログラミング

では具体的に何が始まったのかと言うと、授業として一番目立つのは『英語』と『プログラミング』ではないでしょうか。

たしかに大切です。

英語は今後確実にグローバル化するビジネスに対応するために。

プログラミングはIT化していく社会についていくために。

 

でもここで疑問を抱くのは僕だけじゃないはずです。

英語って、翻訳で誰でも出来るようになるんじゃないの?

プログラミングって、将来要らなくなるんじゃないの?

本当に将来使えるの?

結論から言うと、必ず役に立つはずです。

英語やプログラミングが出来ることそのものよりも、英語が当たり前の社会に馴染んだり、プログラミングの考え方を学ぶことができるから。

 

それから、僕はキャリアコンサルタントとしてとても嬉しい授業や方針があります。

『道徳』『アクティブラーニング』です。

これからは“社会的・道徳的価値観”がない人は生きていく力が弱いと言える。

受動的な勉強から主体的な学びへ移行し、“学び好き”な社会人でないとこれまた厳しい。

 

大切なキャリア教育は、価値観や考え方に触れるもの。

決して何かを覚えることではないんです。

 

親・先生はいったいどうすべき?

大人はいったいどうすべきなんでしょうか?

文部科学省から新しい指導要領が下りてきても、それを知っているのは教員だけ

普通の親は知る機会がありません。

 

それに、社会でどんな問題が起きているから教育が変わるのか、教育現場は知りません

実態として「こりゃ確かにマズイ」と思っていなくても、教育を変えないといけない。

手探りのキャリア教育が始まっている。

 

本質を知る人は少ないだろうと思うし、本質を知っていても今の教育現場で可能なのか、家庭環境で可能なのか…。

それでも本格的にキャリア教育は始まるし、変わらないといけないところまできている。

キャリア教育には多くの障壁があることは間違いないと思っています。

 

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キャリアコンサルタントが考える、キャリア教育に必要なもの

『何がしたいか?』は興味を超えたもの

僕が一番キャリア教育で大切だと思うことは、『何がしたいか』を言える子供たちを育てることです。

でも、おそらく『何がしたいか』の認識から変えないといけない。

 

僕たちの時代では、『何がしたいか』=『好きなことをやる』というイメージが強いです。

でも、はっきり言ってこれは違う。

好きなことをやったって、仕事として楽しくできるか、やりがいを持って出来るかは別の話。

その仕事をしている自分に、意義・意味を感じることが本当の『やりたいこと』です。

興味レベルは、まだ本当の『やりたいこと』とは言えない。

 

『何がしたいか』は興味を超えたものです。

だからキャリア理論でも、40歳ぐらいでやってくる人生半ばの過渡期でようやく気付くようなものなんですね。

 

この根底にあるものは、『社会の問題への無関心』ではないかと思っているんです。

僕は若い頃、社会でどんな問題が起こっているかなんて知らなかったし、知りたくもなかった。

どうしたらヒーローになれるか分からないようなもの。

 

でも社会に出て、「こうじゃないと日本はダメになるぜ!」という持論が生まれて、自分が成すべきことを特定できるようになる。

社会で起きていることが自分事になり関心を持つことで、やりたいことがはっきりしていく。

これは興味を超えた『使命感』に近いんです。

 

キャリア迷子にならないために

現代社会は大人であっても何をしていいか分からない時代です。

『キャリア迷子』が多く存在しているでしょう。

将来も不透明だし、雇われることに危機感を覚える人もたくさん出てきた。

 

子供たちにはより早いうちに、キャリア迷子から抜け出して欲しい。

そのために必要なのが、社会で起きている問題を自分事のように感じてもらうことではないでしょうか。

 

今までは「ああ、世の中にはこんな職業があるんだな」でした。

これからは「ああ、世の中にはこんな問題があるんだな」がいい。

解決したい問題から職業を選択する社会へ。

 

理由のない行動を頑張ることは出来ません。

目的がないから迷う。

目的・行き先が分かっていれば、バスで行こうが電車で行こうが歩きで行こうが、進む道に迷いはありません。

 

キャリア迷子にならないためには、『自分はどんな社会問題を解決する人間なのか』という目的を持つことです。

子供たちに社会の構造は難しいし、職業を学ぶのは限界があります。

だけど想いは生まれる

『何がしたいか』という答えは、ヒーローに憧れる子供なら持つことができるんですね。

 

『何とかしたい』が本当

やりたいこととは、使命感のようなもの。

好きなことを仕事にするとか、そういうことでは仕事に本気にはなれないと思います。

『何がしたいんだろう』『何ができるんだろう』

この答えは自分にしか出せない。

 

結局『何ができるか』はどれだけ早く準備できるか。

つまり、どれだけ早く解決したい問題を心に抱くかです

 

震災をきっかけに、人の命を守れる医者になりたいと思う。

これは若いからできることであって、僕のような中年になってから思っていいものではない。

『何がしたいか』は『なんとかしたい何か』

 

隠してばかりいないで、子供たちにこそ社会の問題を共有すべきなのかもしれません。

僕たちだって、同時にその問題に向き合っていかないとですね。

 

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宮内 利亮

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