道徳

こどもたちへ

【キャリア教育】復活する『道徳』とシステムを超えたキャリア形成!

学校教育で復活した『道徳』は、これからの社会になぜ必要なのか?

日本の教育システムの根っこを辿ると儒学の教えが見えてきた。

時代に合わせて形を変える教育、次の時代には何が必要なのかを問う。

管理される社会から自律する社会へ。捉われない人の道

道徳がないとリーダーは滅びる

孔子の本質論

今回は学校教育で復活した『道徳』ってやっぱり大事だよね~!という話です。

どんな国でも人間として在りたい姿を考える時に、本質的には似ている。

日本でも古くから人の道を問い続けてきたとは思いますが、今の教育システムに繋がるものとして『儒学』の存在があるでしょう。

 

中国で「いい国」についてめっちゃ考えた学者の中に孔子がいます。

あまりに本質的なので「そうだそうだ~!」ということでたくさんの弟子が付いた。

 

中でも朱子がまとめた朱子学が江戸幕府にも共感を呼び、ちょうどそのころシステム化しようとしていた教育に落とし込まれていった。

徳川「いいね!」をもらった朱子学。

なぜ儒学ではないのかというと、儒学は本質的すぎたからではないでしょうか。

 

ある程度法律などのシステムによって管理しやすいのが朱子学だといいます。

身分制度もあり、武士が学び統治しないといけない時代に合っていたということです。

社会的な成長段階に合わせて形を変えながら生きている教育

体系化・言語化される教育の根っこには『徳を積む教え』の儒学があった

 

乱世に弱い道徳

『徳を積むのは大事だぜ!』と言われて、あなたはどう思うでしょうか。

おそらく、置かれた環境によって違うはずです。

 

裕福で不自由ない暮らしをしていれば、人から盗むことや生きるために仕方なく悪いことをするなんてことは考えません。

でももし、その日一日暮らすのがやっとだったら、そんな悠長なことは言ってられない。

法律さえ変えられる権限を持った人がお金に困っていたら、おそらく自分の懐を潤すために都合よく法律をつくり変えるでしょう。

 

時代が乱世で、いつ死ぬか分からないような時代だったら?

裏切りや暴力が横行し、人として正しいことを成そうとすることが裏目に出る時代だったら?

そんな乱世の時代の正しさは、道徳ではなく力や支配するシステムです

 

しかしそれでも、トップに立つ人には徳が求められます。

乱世に道徳を求める力は弱くなるが、徳のないリーダーが淘汰されることも事実

乱れた夜を平定するためにはきれいごとばかりを言っていられない時期があるのが人間の歴史。

反面、トップリーダーの徳がないとまた世を乱す原因になってしまう。

 

それは、国民全体に徳を積む思想を持ち、徳を積む行動を求めるのが難しいからです。

さて、今の時代はどうでしょう?

全国民が道徳の通りに行動するだろうか?トップリーダーにのみ道徳を求めるだろうか?

 

今は乱世?泰平の世?

資本主義の社会は競争化社会を生み出し、どちらかというと戦うビジネスマンが良しとされました。

そうすると、『道徳』とばかり言ってられないし、なまじ人がいいだけだと損をする構造にもなっていたでしょう。

 

だけど、今はどうですか?

絶対的な権力や根回しやフェイクが通用しなくなってきたと思いませんか?

誰もが昔よりも正しい情報にありつけるようになってきた。

上下関係がなくても成立する、戦いの少ない、泰平の世に近い時代になってきたのではないでしょうか

 

「会社さん、何とかしておくれよ」

「政府さん、何とかしておくれよ」

この考え方が古くなりつつあります。

なぜなら、自分で何とかできる方法や資源が増えてきたから。

キャリアの主体を自分で握ることができる時代になってきたから

会社はキャリアの責任を取ってくれない。

自分がキャリアの主導権を握らないといけない

いや、握れる時代

大事なのは、自分が何をしたいのか、どうしたいのかです。

 

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全国民がマイキャリアのリーダー

性悪説から性善説へ

性悪説とは、人はある程度法律とかルールの中にいないと、怠けたくなっちゃうもんでしょ!ということ。

義務教育などはまさにこれ。

僕だって、義務教育がなかったらいまだに漢字を知らず、計算ができていないんじゃないかと思います…。

強制的に、分け隔てなく、みんなを“ある程度できる人”に育て上げる、偉大な制度だと思います

 

では、今の社会の問題は何でしょう?

次のステージへの課題、個人の時代に向けた個性や才能の発現です。

 

システムの中に入ってみんなができるようになった。

さらに、「みんながある程度できる」から次のステージへ。

『めっちゃ特化した何かを持った人がいっぱいいる社会』にしたいんですね。

 

こうなると誰もが本来持っている特性という才能を伸ばす世界。

多くの人がマイキャリアのリーダーを目指す時代

『自由に興味のある分野を学ばせる』ことが必要

性悪説より性善説の世界です。

 

では、システムから抜け出て、自由に探究する人たちに必要なものは?

自由だからこそ、自分の人生のリーダーだからこそ、自律心を持たないといけない。

 

そう、道徳です。

自由にやることと世を乱すことは違うからです。

 

本質に戻る時代へ

てなわけで、どうやら時代は個人にとって自由度を増してきたからこそ、やっぱ道徳大事よね!ということです。

孔子の求めた儒学は本質的だからこそ、人が自由でないといけません。

お金がない、時間がない、生きるために余計なことを考えざるを得ない状況では、社会との連動性が薄かった。

 

でもこれからは、人間性が丸わかりになってしまう時代

ごまかしのきかない世界になってきています。

 

ユーチューバーやスポーツ選手を見ると分かりやすいでしょう。

ユーチューブで「それって人としてダメじゃない?」と思われる動画を上げると、ガンガン叩かれますね。

スポーツ選手も、せっかく素晴らしい成績を上げてもたった一回の不祥事で天から地に。

現代社会を生きる上で最も重要な力のひとつが、道徳である

 

乱れた世は嘘やごまかしが通用する時代でしたが、これからはそうもいかない。

より本質的な“人としても魅力”が大切になる。

ドラクエのステータスの中で、ちからや賢さよりも「みりょく」が一番大切になるということです。

 

法律を超えた世界で生きる子供たち

管理外ではモラルが必要

社会では、グローバル化やインターネットの普及により、法律によって抑え込めない世界が増えました。

少し前に飲食店のアルバイトがヤバい動画を上げて炎上しましたね。

「そこまで管理しきれないよ!」という所で残念な出来事が起こります。

だからスマホは持ち込み禁止とか、人を縛るルールを設定しなければいけなくなる。

 

全員にモラルがあればそうはならない

性善説に近いですね。道徳の教育とは、そういうことだと思います。

ここを追求していかないと、いつまでも管理にパワーを割くような生産性の低い社会のままなんです。

 

子どもたちをとりまく世界でも。

せっかくのスマホネイティブだから、早いうちにスマホを持たせてリテラシーを高めたいところ。

でもなぜほとんどの家庭で早期に渡せないのか。

視力や電波などもあるでしょうが、一番は「見せたくないものまで見てしまう恐れがある」からですね。

だから「教育に悪い」となってしまいます。

 

『モラルさえあれば・・・』

そう思うことが現代社会では本当に多く、かなりの足かせになっているんです。

 

管理を離れた時に最も必要なモラル。

キャリアはずっと管理の中でいいか?

いいえ、良くない。

ということは、やはり道徳の重要性はとても高い。

 

人はいつでも徳を求める

人はいつでも自由を求めています。

自分らしく在りたいし、好きに生きていきたい。

人に認められたい、世界にいいことをしたいと思うことも、自由の中のひとつです。

 

でもなぜそうなれないか?社会のルールに縛られるのか?

モラルが足りない、道徳が足りないからです。

自分だけでなく、より多くの人の共通の利益となる行動がとれるかどうかです。

 

では、もっと深く考えましょう。

なぜ、多くの人の共通の利益を求めることが大切なのか?

それが人間の選んだ進化の過程だからです。

“それだから進化した”といえます。

 

だから人は自由を求めると同時に、いつでも徳を求めている

なにか善いことがしたい。

承認されたい。表彰されたい。評価されたい。その証拠が欲しい。

すべて、いたって自然で人間らしく、人として向かうべくして向かう方向だと感じます。

多少、社会のシステムによって曲がってしまうことはあっても、人の本質は変わりません。

本当に悪のかたまりのような人に、僕は出会ったことがありませんから。

 

道徳を追求する人間社会。

色んなしがらみを取り去った後に、ふつう人が求めるのはそんな環境ではないでしょうか。

 

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宮内 利亮

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