自分がやっていたギターを、そろそろ子供にやらせようかな~と思っていたら・・・
DTM!?デスクトップで音楽だと!?
授業参観の音楽も、なんとプログラミング。
ちょっと待てよ?
楽器をやるという意味も価値も、昔とは全然違うってことだよね!?
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20年前のバンド活動
子供にギターをやらせようかな~と思っていたんですよ。
でも、ニュースで『DTM(デスクトップミュージック)』を見てビックリ!
そう言えば音楽の授業参観に行った時もプログラミングをしていた…。
音楽をやるということ・・・今と昔はどう違う?
毎日練習しっぱなし
20年前にバンドをやっていた。
まずやったことはギターを手に入れて練習すること。
初心者は音が出るまで一苦労ですよ。
楽譜も読めないからタブ譜を一曲ずつ買ってきて、CDを聴きながら似た音を探す。
でもエフェクターなんて持ってないからそんな音出ないし、どうすれば出るのかも分からなかった。
当時は携帯電話の着信音もない時代!
とにもかくにも、ひたすら練習するしかなかったんです。
毎日時間を作っては弾いていたので、遊ぶ友達が減ってバンドのメンバーとばかりいるように!
レベルが同じ仲間集め
バンドでやるには、同じぐらいのレベルのメンバーを集めないといかんのですよ。
全然楽器が弾けない人とは音がズレるし、うますぎる人は相手にしてくれない。
なので、めちゃくちゃ募集は大変!
楽器屋にチラシを貼ってメンバー募集するけど、それより一緒に始めた人とか同じ学校の人と組むことの方が多い。
楽器をやっているだけでもレアな上に、腕前もわせないといけない。
そして何より、気が合わないとキツイです!
そんなわけで、満足なメンバーと出来ている人はとても少なかったんじゃないでしょうか。
週一スタジオに金かかる
練習と言えばスタジオに入るしかなかった!
まだ静音ドラムも出回ってなかったかな?
エレキギターであっても、アパートとかじゃなかなか厳しい。
それにアンプを通して音を出さないと分からないこともあるんですよね。
なので、お金がかかるわけです!
毎日のようにスタジオに入ることなんて出来ないから、毎日個別練習。
で、週イチでスタジオ練習。
バイトをしてもそのぐらいがやっとだったな~と思います。
タブ譜を買ったり、弦を買ったりいろいろ出費があるので。
今みたいにネットに何でも転がっているわけではなかったんですね。
コード表すら買っていたんですから。
そう、今はネットに音楽天国が広がっています!
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そしていま~音楽やりたきゃすぐやろうぜ!
○○いらずのDTM
昔のことを思い出しながら、よくよく『デスクトップミュージック』を考えて見ると、すごいことだなあと思いませんか!?
スキル、仲間、時間、お金いらずのDTM!
実際にはゼロにはならないとして、昔より段違いにやりやすくなっている。
何より、必死に練習して、仲間も集めて、数年越しにようやく理想の音を奏でることができた、あの苦労をしなくていいわけです。
音楽にすべてを振り切らないと出来なかったことが、他の事もしながら出来てしまう。
音楽を楽しめる人が増える。
今まであまり真剣には考えていませんでしたが、じつはとんでもない革命が起きているんだなあと感じます。
音楽をやるという価値自体が変わる可能性を秘めていると思います。
technology=誰でもできる化
テクノロジーの進歩というものを目の当たりにしました。
音楽ができなかった人もできるように。
時間がなかった人も時間を作れる。
仕事ができなかった人もできるように。
テクノロジー=誰でも出来る化
みんなが豊かになる反面、これを知っていないととても怖いのも事実ですね。
今までは“楽器ができる”という優位性があったのに、ひとつのテクノロジーが生まれただけで競争力を失ってしまう。
変化を利用して豊かになる人もいれば、変化のせいで豊かさを失う人もいる。
人間自身が変化をしないといけないということですよね。
気が付いたら、時代と共に行動の意味が変わっている。
子供にギターを教えようとしていましたが、それよりDTMの方がいいのかもしれません。
楽器が好きなら楽器でいいし、デジタルが好きならデジタルでいい。
『子供の特性に合った方法で与える』ということが大事だなと思います。
子供に楽器をやらせる意味が変わる
“楽器をやる”という意味が変わったのだと感じました。
今までは“音楽をやる”には楽器をやるしかなかった。
でも今は、同じ目的にも様々な方法が生まれた。
ギターをやるのはパフォーマンスという意味になるかもしれないし、自分の体を通して出る音が欲しいという意味かもしれない。
少なくとも、「音楽が好きだから」という意味とイコールではなくなりました。
より自分らしく、誰にでもチャンスが合って、素晴らしい世界です。
でも同時に、「コレが正解だ」と思った瞬間に次の正解が現れる世界です。
これから先、テクノロジーが進歩した音楽の世界では、感性が差をつけるのかもしれませんね。
どんな方法でもいいから、素晴らしい音楽を創り出す力。
僕も今一度、子供に楽器をやらせたい意味ではなく、音楽をやらせたい意味を考え直そうと思います。
方法は子供でも選べるようになってきた。
可能性が広がって、楽しみですね。