やりたいことはすぐに見つからない

“みや”のちょい寄ッテ!

僕の「やりたいこと」が見つかるまで。若いうちは想像もつかなかった

『やりたいこと』はすぐに見つからない。

元人事部長キャリアコンサルタントの僕も“やりたいこと”を見つけるまでには長い時間がかかっている。

どうして見るからないの?

いくつになったら見つかるの?

僕の場合はこんなに遠回りしていますよ~!

『やりたいこと』はすぐには持てない

「できる」の壁と「価値観」の醸成

やりたいことがすぐに見つからないことには理由があります。

 

まずなんといっても、仕事をするためには能力が必要です。

でもほとんどの場合、新卒の時点で『興味』の領域にあることが『できる』の領域まで進化していることはない

 

興味の領域について学びを深め、 『できる』に変えていかないといけない

それに、“何に興味があるのか”に気づくことからが始まりの場合も多いです。

 

もう一つは、『興味』の領域でせっかく仕事ができたのに、『価値観』が合わなくて続かない場合。

この『価値観』は仕事を一度でもしてみないと分からないので、どうしても『経験』が必要になります

 

よくて20代のうちに価値観を確立する。

ほとんどの場合は20代のうちに色々やって、30代でその価値観を確かめていくような流れです。

『やりたいこと』を確立する前に、「できる」と「価値観」の壁がある

 

40歳で見つかればいい方!?

では、何歳ぐらいでようやく「やりたいこと」が見えてくるのかと言うと、なんと40~45歳ぐらいと言われています!

 

キャリア理論でいうところの『人生半ばの過渡期』です。

人生半ばの過渡期とは、「本当の自分って何がしたいんだっけ?」と真剣に自分と向き合う時期です。

 

そして、いくら早いうちに真剣に向き合ったとしても、“判断材料”がなければ「やりたいこと」は確定できません。

しかも、「やりたいこと」がたとえ見つかったとしても「できる」の領域に入っていなかったら諦めてしまうかもしれない。(40歳ですからね)

 

興味が湧く方向を感じながら、その方向で学びを深め「できる」の領域に入れていく。

仕事をしながら自分には一体どんな「価値観」があるのかを確かめていく。

「何をするのか」「どう働くのか」「何が好きなのか」の整合性が取れるのに、40歳ぐらいまでかかる

ということですね。

 

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『やりたいこと』には後から気付く

僕の「やりたいこと」が分かるまで

例えば僕の話をしてみましょう。

 

僕は高校を卒業しすぐに働きませんでした。

やりたいことは何もなく、唯一興味があったバンドにも身が入らなくなっていました。

 

「英語ぐらいは出来た方がいいのかな」と思って会話の NOVA に通い、短期留学制度が目に止まります。

それで海外に行ってから旅行が大好きになり、アルバイトをして旅行に行くということを何度か繰り返していました。

 

またアルバイトをしようと思って行った面接で社員を勧められ、その方が給料がいいから社員になる。

するとたまたま価値観が一致していて、17年も働くことになる。

そのうち10年は人事。

 

会社を辞めてから色々やろうと思いましたが、キャリアコンサルタントの資格に受かったので「やはり人事の道でいこう」と思う。

フリーランスでキャリアに関わる仕事をしているととても面白く、「キャリア教育」にミッション性を感じ始め、キャリア教育を親が学ぶというテーマでオンラインサロンを立ち上げました。

 

一見完全なる偶然で出来たように見える僕のキャリアですが、後になって“一本の軸”が刺さっていたことに気付きます

 

それが『個性』です。

 

まず海外旅行に行った時に、国も文化もてんでバラバラなのに“人の多様性”はどの国も一緒

どの国にも、大人しい人もいれば明るい人もいることがとても面白いなーと思いました。

 

価値観の合った会社では個性を大事にしていて、僕も個性を大事にしながら働いていたら「人事をやらないか」と言われるようになりました。

 

個性を生かすために資格を取ったり経験したりしたことが、今キャリアコンサルタントとして自分のキャリアにとても活かされています。

オンラインサロンでも、子供達の個性を伸ばし活かす社会を作りたいという思いでやっている。

後になって、『個性』に貫かれていたんだと気付いた

これに気づいたのがちょうど、40歳ぐらいなんですね!

 

心臓に立ってるアンテナ

これに早いうちに気づくのはほぼ不可能なんじゃないかと思います。 

 

たとえ海外で「個性は素晴らしいなぁ」と思ったとしても、それがまさか自分の生涯をかけて取り組んでいく仕事なんて、その時点で思えるはずがありませんでした

能力もないし価値観も分かりませんから。

 

ほぼ無意識なんです。

意識していて情報を収集しているならわかりやすいんですが、大切なことほど頭ではなく胸で感じているような気がします。

脳みそに立てたアンテナは意識しているけど、心臓に刺さっているアンテナにはなかなか気づくことができない

 

「そうかもなあ」と思っても、その時点では自信がないことがほとんどだと思うんですよね。

心臓に刺さったアンテナを予想し、確かめ、手探りで理解していく。

だから長い時間がかかるんだなあと思います。

 

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宮内 利亮

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