個人の時代に必要な思考

自分の興味・特性を知る

キャリア形成の土台を築け!『自己理解は他者理解』個人時代の思考術

『自分を知りたい』

それは個人の時代と言われるいま、キャリアを形成するうえでとても大切な思いです。

しかし、自分を知るためには他人を知らないといけないと認識できている人は少ない。

自分らしくいるために人生100年時代に持つべき思考術とは?

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【キャリアの土台】自分を知りたい

人間全体を知る

これからは人生100年時代と言われ、会社に居れなくなっても稼ぎ続けるにはどうしたらいいかという議論がなされています。

『個人の時代』とも言われ、今まで会社などの大きな組織に所属しないと使えなかった資源が個人でも使えるようになっている。

技術革新により、情報は増え手法は共有され、稼ぐ方法もかなり増えてきました。

 

そんな個人の時代に必要なことはなんでしょうか?

それは『自分は何者か』『自分は何がしたいか』です。

 

会社を離れ、自分には一体何ができるのか?

いや、何がしたいのか?

実感としても、数年前から「自分のやりたいことが分からない」と言う人が増えたように思います。

つまり、会社と共有する目的でなく個人としての人生の目的を持とうとしている人が増えました。

これはまさに本当の意味での『マイキャリア』に目覚める人が増えているのだなと思っています。

 

でも今までの時代にそこまで自分を確立する必要はなかったもので、いざ「何がしたいの?」と問われると見つからない人がほとんどです。

そんな人に僕がキャリアコンサルタントとして、特性プロファイリングのプロとしてよく伝えることがあります。

自分を知るには、まず人間全体を知ること。

そして他者と自分の違いを見つけること。

つまり、他者理解が自己理解です。

自分というものは、いくら探しても見つかることはなく、くっきりと輪郭を得ることはできません。

他人と自分の違いを認識しない限り、自分の強みに自信を持つことは難しいのです。

 

他人(そうじゃない人)を知る

なかでも、とても簡単に自分を認識する方法があります。

それは、『そうじゃない人』を知ることです。

  • 自分とは違う考えを持つ人
  • 自分とは違う行動を取る人

 

まずは自分の強みに見立てをしてみましょう。

たとえば、「人の気持ちが分かる」だとします。

では、自分の強みに自信を持つために「人の気持ちが分からない人」を認識してみましょう。

 

自分の行動とその人の行動は、何が違いますか?

自分の考えとその人の考えは、何が違いますか?

人の顔と名前を憶えられる/覚えられない

個人として見ている/その他大勢として見ている

優しい言い方が出来る/冷たい言い方をしてしまう

感情に寄りそう/論理を優先する

自分のような情緒的な判断を大切にしている人もいれば、「そうじゃない」論理的判断やデータを重んじる人もいる

 

どちらが良いとか悪いとかではなく、どちらも強みになり得る。

「人の気持ちを理解し、情緒的な強みを発揮する」には自分の方が優れていると言えますね。

自分を知り自信を持つには、「そうじゃない人」を考える。

広く分布している人間の特性すべてを把握するのは難しいかもしれませんが、自分の強みを認識する程度であれば“両極”だけ意識してみれば十分です。

 

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【キャリア形成思考】自分らしくいたい

他人のらしさも尊重する

誰しも『自分らしく在りたい』と願っています。

これも人生100年時代のこれから、キャリアを形成するうえで必要な願いでしょう。

そのために大切な思考がこれです。

自分らしさを大切にしたいなら、他人らしさも尊重する

 

他人の考えを否定することは、自己理解を遅らせる原因になります。

「あいつの考えていることは分からない」ということは、自分とその人の違いを認識出来ていないということ

 

分からないのであれば、歩み寄り『問う』ことが大切です。

  • どんな考えなんですか?
  • こんな時、あなたならどうしますか?
  • もっとあなたの考えを聞かせてください。

そうして問い、受け入れることが他人を尊重することです。

否定せずに他人を他人のまま認識すると、自分の位置がだんだんくっきりと見えてきます。

 

「それは違うでしょ!」と決めつけていたら、自分の当たり前から抜け出せない

自分の中ではなく、外に出ないと自分は見えません。

他人を尊重することで、自分自身が自分らしさを尊重するということです。

 

どうありたいかは『決める』こと

『自分はどうありたいか』という問題は永遠のテーマです。

そしてこれは、他の誰にも決められない。

どうありたいかは自分で決めるしかない

探しても見つかりません。

完全に自由に決められるものだからです。

 

では、なぜ決められないのか?

それは、自分自身に自信を持つための情報が足りないからです。

自分には何が出来るのか、何がしたいのかが分かれば決められる。

だからそのために、他人と自分の違いを認識することが初めに大切になってくるということです

 

情報がないのに「決めなさい!」と言われるから、辛くなるんです。

これからの社会は自分で自分のキャリアを決め続けないといけない。

そのために外にある情報を集め続けることはとても大切です。

 

決めるために学ぶ

大きなリストラが始まり、個人事業主が増え、人生100年時代がいよいよ現実のものとなってきました。

これからは学び続けることが超重要です。

 

今までは情報収集は会社の仕事でした。

方針は会社が決めるものだし、社員はバラバラに動くわけにはいかなかったからです。

でも定年したらどうしますか?

会社が人員削減したらどうしますか?

自分のキャリアは自分で築くしかないんです。

 

キャリア形成で必要な『自分らしさ』とは何か。

そのらしさでどのようにキャリアを築くか。

決断のために必要なものは、

  • 何がしたいか
  • 何ができるか

です。

 

『人間の特性を知り続ける』ことと『出来ることを増やし続ける』こと

つまり、学び続けること。

個人の時代に必要な思考は、学び続ける思考

他人と自分の違いを知り続け、自分に出来ることを増やし続けること

そうして研ぎ澄まされていく私たちは、全員がオンリーワンになれるのではないでしょうか。

 

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宮内 利亮

《『ココナラ』のキャリア相談実績No.1》 はたらく悩みを解決! 【国家資格キャリアコンサルタント×元人事部長×特性分析アソシエイト】 宮内 利亮を詳しく知る⇒下の「キャリアコンサルタント宮内利亮について」からどうぞ

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