やりがいダイバーシティ

会社で起きる問題

『やりがいダイバーシティ』報酬はお金だけでも賞賛だけでもダメ!

社員がやりがいを持つために、達成ボーナスを高くしたり感謝の気持ちを伝える取り組みをしたり。

会社は様々なモチベーション施策を行っている。

でも、一個やって安心してはいけません

それはほんの一部の社員にしか響かない報酬になってしまっていますよ!

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欲しい『報酬』はひとつじゃない

社員には色んな人がいるはずです。

まずは、人はどんな種類の報酬を欲しがるか、大まかに見てみましょう。

 

『感謝』の報酬

人と人の関係を重視している人は、『感謝』の報酬を欲しがります。

誰かから「ありがとう」と言われることです。

 

ポイントは、お客様はもちろんのこと“同僚や上司から言われる”のに何よりやりがいを感じることです。

集団の中で役に立てている感覚、役割を全うできている感覚に胸を張れるんですね。

 

特に「よく気づいてくれるね」と言われるのが嬉しい。

人の感情を察してあげること、気遣いをしてあげることにとても価値を感じているので、そんな行動を褒めてもらえるのが嬉しいんです。

 

『成果』への報酬

効率重視や論理的思考の人は、『成果』への報酬を欲しがります。

自分が出した利益や売上などの結果に対する、明確な報酬です。

 

この場合、「良く気が付くね」と言われてもあまり嬉しくはありません。

「一生懸命頑張っているね」とプロセスを褒められるのも何か違う。

あくまで、“自分はしっかり成果を出したでしょ!”という点を認めて欲しいんです。

 

明確に、『売上〇〇から〇〇へ上昇、伸長率〇%』という結果を知らしめることが大切です。

とにかく“できるヤツだ”という報酬がいいんですね。

 

『プロセス』への報酬

成果とは逆もあります。

着実・慎重でディティールを重視する人は、『プロセス』への報酬を欲しがります。

よくこんなに「頑張ったね」と、行動に対して認めて欲しいんです。

 

例え成果が上がっていなくても、着実に積み上げたものがある。

そこをしっかり見てくれている上司でないと、やっている意味を感じなくなってしまいます。

しかも、成果が出た場合でも同じです。

数字としての成果よりも、“そこまでどんな行動をしてきたか”を認めて欲しくてウズウズする。

 

特に論理・成果重視の上司がプロセス重視の部下を評価するときなんかは注意ですね。

 

『達成』の報酬

新鮮な驚きや楽しさを求めている人は、『達成』の報酬を欲しがります。

「よっしゃー!」「やったー!」と喜べる瞬間です。

 

達成そのものが報酬と言ってもいいぐらい、達成感にやりがいや充実感を感じます。

そのミッションが“すごい”ことほど燃えるし、成し得た時の喜びも大きいでしょう。

 

注意したいのは、社長はこのタイプが多いということ。

「達成感を得るために、みんなガムシャラに頑張ろうぜ!」と言っても周囲は“シラ~っ”としてしまう。

社員がみんな同じように喜んでくれると思ったら大間違い、という訳ですね。

 

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一人が全てを持ち、どれかが強く影響する

報酬の種類と組み合わせ

これらの報酬は、“誰がどれ”と簡単に分類することは出来ません。

一個しか欲しがらない人もいれば、複数欲しがる人もいる。

どの報酬でも、頂けば少しは嬉しい。

 

Aだけでいい人、AとBが欲しい人、CとDが欲しい人、Cを一番でBAを次に欲しい人・・・

報酬の組み合わせは何通りもある。

全ての報酬をバランスよく当てることが大切。

 

評価したり報酬を与えたりする方も人間なので、当然“自分はこうされたら嬉しいから”と考えるはずです。

でもそれが“通用しない確率の方が断然高い”ということです。

 

いくら感謝されても、いくらお金をもらっても

例えば社長は『感謝』されることでしかやりがいを感じないとする。

だから社員には何よりも『感謝』を伝えている。

でも、「それだけでいい」と思える人の方が圧倒的に少数です。

 

社長は超成果主義で、実績に見合う『お金』をもらえることが全てだとする。

だから社員にも『お金』ですべての帳尻を合わせようとしたら。

「居心地が悪い」と感じる社員がたくさんいるでしょう。

 

どんなに感謝されても、どんなにお金をもらっても、それだけで満足できる社員はほんの一部だけ。

 

報酬が偏ってしまうと、社長や幹部が気づかないうちにかなり偏りのある環境になります。

「成果しか見てくれない」と思われたら、プロセス重視の人は育ちづらく入社しづらい。

「プロセスばっかり評価して、バカバカしい」と思われたら、成果重視の人は入社しないでしょう。

 

すると社内の思考は一辺倒になり、自分たちの“穴を埋めてくれる存在がいなくなる”。

報酬の偏りは、時間をかけて会社を傾けていくということになってしまうんです。

社長だけ、幹部だけが居心地のいい会社は要注意です。

 

『やりがいダイバーシティ』

より多くの種類の人が一緒に力を合わせられる環境が出来たら最高ですね。

違う考え、違う特性、違う能力をごちゃまぜにできる会社、それでも成果を上げる環境づくりが時代に求められています。

今までは人口右肩上がりの時代の名残で、会社の色に染めればよかった。

でも人口は減り続け、働き手が増えることはありません。

 

『ダイバーシティ』と言われますが、これは報酬においても同じことが言る。

色んな報酬を欲しがる人たちが、同じ会社の中で手を取り合える環境を。

むしろその方が、同じ報酬を取り合わずに済むのかもしれませんね。

 

『やりがいダイバーシティ』が実現できる会社をつくる。

僕もキャリアコンサルタントとして、個性を発見し個性を伸ばせる環境を提案する。

僕にとっては、そんな『達成』が報酬です!

 

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宮内 利亮

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