終わりとはじまり

仕事辞めたい

会社を辞めるということ『不安』より『スッキリ』が大きいのなんで?

会社を辞める時。

最後の挨拶を終えて外に出ると、なぜか今までより空が広く感じたりする。

寂しさもあるけど、どうしてそんな気持ちになるんだろう?

会社を辞めるってどういうことなのか。

その先に自分は何を求めているのか?

楽しくモラトリアムを迎えよう!

いつしか満足がなくなり、不満に変わるのは

安定を求めるけど

あんなに入りたかった会社なのに、退職する直前は早く抜けたくて仕方なくなったりする。

どうしてなんでしょうか?

 

最初、仕事を探す時に意識したことってなんでしょうか?

色々あるとは思いますが、ひとつ『安定』というのはキーワードではないでしょうか。

  • 「生活をするため」
  • 「社会人として自立したい」
  • 「そろそろちゃんとしないといけない」

こんな意識があったのではないかと思います。

 

面接に受かり、入社が決まるととても『安心』しますよね。

「これで生活が約束される」という感覚があるものです。

安心安定を求め、誰しもまずは職に就くことを目指す。

はじめのうちは、その希望が満たされる。

 

では、そのままでいいかというと、そうでもないんですよね。

 

刺激がなくなると・・・

仕事をはじめると、最初は覚えることがたくさんあります。

次から次に新しいことが降りかかり、大変だけど自分が成長している感覚があります。

自分の成長を感じているうちは、仕事が楽しい。

先に進んでいる感覚がある。

 

刺激というのは安心・安定と正反対に聞こえますが、実はそうではありません。

コマを想像してみましょう。

『安定』という状態は、高速で回り続けて立っている状態

人も一緒です。

『安心』という心の状態を得るには、自分は成長し続けている必要があるんです。

もし自分の成長が止まり、これから先どうしたらいいか分からない状態になったらどうでしょうか?

次にどこに向かえばいいのかも分からない。

 

「人生、お先真っ暗」な感覚になるんじゃないでしょうか。

コマで言えば、回転が止まり倒れてしまった状態です。

 

停滞を嫌う人間

実は人間は、安定を求めていながら『停滞』を嫌います。

「あの場所で落ち着きたい」と考えているのに、実は止まるのは怖いんですね。

会社の中で、自分の成長を感じなくなった時に人は辞めたくなる。

停滞を感じる会社からは早く抜け出したい。

 

一見、裏腹なこの感情が分かりづらくさせてしまいます。

社会で安定するためには、成長し続けないといけない。

感覚的に分かっているものです。

 

だから、会社を辞めると「何かが始まる感覚」があります。

いつもは見えない空の隅々まで見渡す余裕ができたり。

新しい会社が決まっていたら、次はどんな環境なんだろうと思いをはせたり。

 

寂しさもあるけど、スッキリと爽やかなワクワクもある。

 

会社を辞めた瞬間“目の前が晴れる”のなんで?

どうして、会社を辞めたのにワクワクしちゃうんでしょう?

“目の前が晴れる”感覚があるんです。

 

海外旅行に行って、現地に付いた時の感覚にも似ている。

長く携わってきたプロジェクトが終わり、やっと一息つく週末の感覚にも似ている。

 

「失う」ということ

このスッキリ感、ワクワク感。

手放したことによる解放感だと思います。

 

人間は面白いです。

「失う」って、喪失感があるものですよね。

だけど、

自分のステージが次に進むための“手放し”であれば、喪失感以上に高揚感があります。

 

会社を辞めて手放すもの

  • 資金
  • 資源
  • 仲間
  • ビジネスパートナー
  • 情報

他にも色々あると思います。

だけど、辞めた時のスッキリ感が物語るのは、それらに捉われていた自分です。

 

僕もそうでした。

失いたくなくて、辞めるかどうか迷った時期もある。

ここまで頑張ってきたのに、本当に手放していいんだろうかと葛藤する。

だけど、過去ではなく未来を見た時には、手放したほうがいいと思ったんですね。

自分の成長のためには、勇気を持って捨てるべきものもある。

 

結果、辞めた瞬間にスッキリするのは、自分の心が喜んでいるからだと思います。

次のステージに進むためには、今のしがらみを振り切って解放されること。

 

人生の転機です。

 

モラトリアムの前と後

人生の転機は、3部構成だと言われています。

『終わり』

『ニュートラルゾーン』

『始まり』

です。

 

何かを始めるには、何かが終わらないといけない。

だから『終わり』を迎えた時に、『何かが始まる予感』があるのかもしれないですね。

 

そしてこの『終わり』と『始まり』の間のことを、『ニュートラルゾーン』と言います。

またの名を、『モラトリアム』と呼びます。

 

ポイント

『モラトリアム』は、空白の時期であり、休養の時期でもあります。

終わりと始まりのクッションとなる、自由な時間です。

 

モラトリアムはあまりいい意味で使われることがないかもしれない。

だけどそんなことはないと思います。

 

実際、僕が自分の一番成長を感じたのはモラトリアム期です。

旅をしたり。

今までの人生をニュートラルな気持ちで振り返ることができたり。

何物にも捉われず、今までのことや先のことを考えられる期間が必要。

 

失って、手放して、目の前が晴れ渡り頭の中がすっきりしたら。

それは体と心が喜んでいる証拠です。

 

何かが始まる前の空白を、思い切り満喫したいですね。

 

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宮内 利亮

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