キャリアはフォアキャスト

就職・転職ノウハウ

【キャリア形成の基本】稼ぎ方より働き方。逆算と主観を使い分ける!

キャリアを描こうとする時、『稼げる仕事』から逆算していませんか?

逆算(バックキャスト)は主観を捨てることができるので重宝する。

でも、そもそも自分の人生から主観を抜いてOK?

バックキャストとフォアキャスト、キャリア形成では使い分けが大事です

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稼ぎ方より働き方?

バックキャストで仕事を選ぶ傾向

現在キャリアコンサルタントとして感じているのは、「ずいぶん働き方が多様化してきたなあ」ということ。

それと同時に、「色んな仕事がネット上で紹介されているなあ」と感じます。

そして、それを目指して努力する人も多いですね。

 

ここでひとつ違和感があります。

仕事を『バックキャスト』で選ぶ傾向が強すぎないか?

バックキャストとは、逆算のことです。

その仕事に到達するためには、どんなスキルが必要で、どんな手順を踏めばいいかです。

 

一見、最短距離でたどり着けるように感じますよね?

でも、ことキャリアに関しては違うんじゃない?というのが今回のテーマです。

 

たとえば私のようなキャリアコンサルタント。

「資格は取ったけど稼げない」という声をよく聞きます。

もちろん仕事を知った時にはこの資格で稼いでいる人がいるから資格取得を目指したはず。

でも、実際に取ってみるとその人と自分の何かが違う

 

進むべきプロセスは分かっているはずなのに同じようには進めない。

「そんなことしなきゃいけないの!?」「これは自分には向いてないな」となるわけです。

 

稼ぎ方から見てしまうと?

ネット上を見ていると、「儲かります」という発信が多いですよね。

情報それ自体が商品になっている場合もありますが、本当にその人が儲かるまでのプロセスを教えてくれる場合もあります。

稼ぎ方の情報は、ゴロゴロ転がっています。

 

これは参考になります。

ただ、参考なんです。

一度同じように働いて確かめてみる必要がある。

でもその先、「本当にこの働き方が自分にとってベストなのか?」と考える時期が来る。

コツコツした作業を365日続けるのか・・・

こんなに多くの人と常に関わっていないといけないのか・・・

いつかネタ切れしてしまうぞ・・・

もっと自由で在りたいのに、論理的でいないといけないのが違和感・・・

誰かの方法をそのまま試すとして、それが自分の働き方と合っている可能性はめちゃくちゃ低いですよね。

バックキャストで仕事を選ぶと、“自分が求めていない働き方”を強要される場合が多いということです

 

キャリアという本来柔軟で流動的なものを、ただの一点から逆算するのはものすごい機会損失だと思います。

※よかったら『プランドハップン・スタンス』でブログ内検索してみてください。

 

その人だから出来ている理由は?

儲かっている仕事は、確かに儲かっているんでしょう。

でもそこに、『その人だから喜んで出来ている理由』はありませんか?

もちろん、誰にでも出来るんです。

“喜んで”というのがポイント。

 

そもそも人は、自分に合った仕事というよりも、『働き方』に価値観を置いているはずなんです

だから、その人の仕事や職業を見るのではなく、『働き方』を見ましょう。

その人の特性が見えてくるはずです。

得意なことが活かされているのが分かるはず。

そこがあなたと一致していれば、全く同じ道でいいかもしれない。

でも、まずそんなことはないし、効率が悪すぎるんですね。

その人だから喜んで出来ている理由を見る

稼ぎ方よりも働き方に着目する。

 

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『自分の特性』から働き方を選ぶ

キャリアはフォアキャスト

バックキャストは主観を排除するために有効な手段です。

では自分のキャリアを形成する時に主観を排除していいですか?

僕はキャリアコンサルタントとして、決してお勧めしません。

 

主観があるからプランドハップンにより偶然を呼び寄せ、キャリアは“自分でも気づかなかった”願う方向に向かっていきます。

その途中の“ゆらぎ”を抑えてしまうと、一点の夢が叶わなかった時に絶望を感じたり、最初からやり直しになったりします。

たった一度しかない自分の人生、自分だけのキャリア

キャリアはフォアキャストでいい。

 

自分の人生は、とことん自分がどうしたいかだと思います。

人から意見をもらうのは良いけど、人に言われるがままでいいという人は少ない。

稼ぐ方法はバックキャストで勉強するといい。

だけど自分のキャリアの手綱はしっかり自分で握っておきましょう

 

自分の特性から発信する

キャリアコンサルでは、必ず『自己理解』から始まります

そうでないと始まらないんですよね。

「あの人と同じようにやってください」なんてことは誰でも言えます。

でも同じじゃないから、自分だけのものだから自分を知ることが大切なんです。

 

稼ぎ方は参考にして、働き方を見る。

自分がどんな働き方をしたいのかを探す。

バックキャスト(逆算)ではなくフォアキャスト。

「いま、ここ」の自分を知ること。

自分の特性を知ることから発信すると、キャリアは思うように形成されていく

 

自分の生き方は、他の人の逆算では終われないことを知っておきましょう。

40歳ぐらいから来る『人生半ばの過渡期』が最も強力です。

「本当の自分は何がしたいんだろう?」と考える時が来るんです。

 

超主観的な自分の人生

これは意外な人には以外かもしれません。

仕事をする上では、主観を排除することが大切だったりします。

マーケティングはとことん曖昧な自分の考えを排除するためにデータを取る。

人間関係も社内でバランスを取らないと、自分も辛いし迷惑もかけるかもしれない。

 

社会では、“周りに合わせる”ことを求められている。

 

でも、それは“社内での話”です。

これから人生100年時代と言われる個人の時代が来ます。

会社に頼れない時代が来た時に、会社に合わせている場合ではない。

もっとも必要になるのが、早期に“何がしたいのか”を決めることです

 

「誰かに言われたから」という言い訳が通用しなくなってしまいます。

「あの人のようにやったのに…」と後悔する前に、じゃあ自分はどうしたいのかが大切。

 

しかも、誰かと同じでは独自性も生まれない。

もっとあるはずなんです。

自分が働きたい姿、在りたい姿、本当の自分が心の中で叫び続けているかもしれません。

 

稼ぎ方より働き方

ということで、『稼ぎ方』ばかりに注目するのはやめましょう。

自分の主観に耳を傾け、「何がしたいですか~」と問い続けてください。

きっとあなたが求める『働き方』があります。

一人黙々と、家にこもって作業をしていたいのか。

多くの人に囲まれながらプロジェクトを進めていきたいのか。

大きな成果を生むためにクレバーに問題解決していきたいのか。

日々驚きや発見に溢れた刺激ある仕事をしたいのか。

大勢の前で話すことが快感なのか。

人前に出ずとも一人で進めることが得意なのか。

主張をいつでも通せる環境がいいのか。

あまり主張する人がいなくて平和で穏やかな環境がいいのか。

コロコロ変わる方針の方がやりがいを感じるのか。

首尾一貫して目指す方向へ突き進んでいきたいのか。

稼ぎ方ばかり見ていたら、これらを見過ごしてしまうかもしれません。

あなたはどうしたいですか?

 

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宮内 利亮

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