面接官が嫌うこと

就職・転職ノウハウ

人事に嫌がられる転職者とは?前職での体験・思いは伝わりづらい!

人事として転職者の面接をしていると“ビクッ”と身構える瞬間があります。

せっかく良い感じだったのに、たった一言で「この人をウチに入社させて大丈夫なのか!?」と不安になる!

前職でのことは思ったより伝わりづらい。

ストレートに言うと損することも!

ちょっとした変換で印象は変わりますよ。

「研修がしっかりしてるところがいい」

人事は身構える

僕が面接をしていて一番嫌だった言葉がこれです。

「研修がしっかりしてそうなので、御社に応募しました。」

ん?悪くなさそうに聞こえますか?

 

人事の立場になると、これはかなりプレッシャーなんですよ。

人事も自信もって「ウチは大丈夫ですよ!」って言えないんですよね。

前職がどんな状況だったのか、詳しく知らないですから。

なので一生懸命前職がどうだったのかヒアリングします。

で、「ウチもそんなもんですよ・・・」となってしまったら面接終了ですよね。

 

もちろん、研修に手を抜いているつもりはありません。

頑張ってはいるんですが、そこに頼られると・・・と思ってしまう。

注意ポイント

最悪の伝わり方はこんな感じ。

「ちゃんと教えてくれないと仕事できませんよ」

伝え方には注意です!

 

「放置された」苦い思い出

なぜ転職者が「研修しっかりしてほしい」と思うのか。

きっと、前職での経験でしょう。

前職でいきなり仕事を丸投げされて、とても苦労した。

ちゃんと教えてくれなかったから、お客様に迷惑をかけた。

そんなことがあったんだと思います。

 

だけど、“どこまで手取り足取り教えてほしいか”は人によって全然違うんです。

それに結局はやらないと覚えないのは事実。

ちなみに僕は、「説明聞いても分からないから一度とにかくやらせてほしい!」と思うタイプです。

(失敗して恥かいて学ぶタイプ)

人によって研修の“あるべき姿”は全く違う!

 

「放置された」のレベルは人によって違う。

放っておいてほしい人もいる。

 

さらに、研修があっても“付いてこれない人は置いていく研修”もあります。

少なくとも求人票に書いてある「研修がしっかりしています」なんて言葉だけでは判断できません

 

困ったときに聞ける人が居ればいい

大切なポイントはここだと思います。

コミュニケーションが円滑に取れる職場かどうか。

困ったときに気持ちよく聞いてくれる人がいるかどうか。

 

「研修」なんてものはただの形です。

研修をする人次第で、いや~な研修にもなる。

逆に全く整っていない研修でも、教えてくれる人次第では問題に感じない。

ポイント

「研修がしっかりしてるところがいい」と思ったら、

研修そのものより先に“社内の雰囲気”に目を向けたほうがいいかもしれません。

社員に対する“気遣いの量”を感じてみてください。

 

「僕をうまく使ってください」系

役職・スキル持ちに多い

これも嫌でした。

「これと、あれと、それのスキルを持っているので、御社のために役立ててください!」

といった感じのことば。

今までの経験を活かす。

これは素晴らしいことです。

しかし、使い方が会社頼みになっている。

もちろん、経験やスキルがある人はぜひ欲しい!

だけど、なんで人事としては嫌なんでしょうか?

 

「自分は変わらないから」という気持ちが・・・

「変化しよう」という気持ちが感じられないからだと思います。

そもそも仲間の募集をしているので、一緒に目標に向かってあれやこれや考えてくれる人がほしい。

自分の経験・スキルをどう活かすかは、本人が決めること

“変われない人”を抱えるのは、会社にとっては怖いものです。

 

これも言いかた次第ですよね。

決して悪気があって「僕を使え!」と言ってるわけではない。

役に立ちたくて言っているんだと思います。

 

だけど人事側に使い方を託されてしまうと、「えっ?じゃあ他のほうが・・・」と思われても仕方ありません。

ここはもう少し、“自分の意思”を前面に出していくといいですね。

 

「会社を使う」方が主体性

「自分を使ってください」は受け身です。

自分は動かない、受動的な表現になります。

自分の経験やスキルを活かして「自分が会社をどう使うか」を伝える。

つまり、

能動的な表現に変える。

 

「研修がしっかりしている」でも要は一緒です。

「受け身な人だ」と思ったら人事は身構えます。

しっかり研修しないと・・・

しっかり使ってあげないと・・・

責任が人事側にあるということなんですね。

「下手をすれば文句を言われるのはこちら。」ということなんです。

当然、仲間を募集しているんですから、採用の優先順位は下がってしまいます。

 

だから、少なくとも面接では「主体性」の部分を前に出して伝えていったほうがいい

例外もあるので、以下のようなポイントで考えてみましょう!

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変換して伝えよう!

相手(会社・人事)の立場に立つ

基本は、相手の立場に立てるかどうかです。

会社の立場に立てる人は、会社が向かいたい方向に歩める人です。

面接で自分はどう映っているか?

会社・人事の立場から見て、自分はどうあるのが正しいのか?

 

ちょっと注意したいのは、決して会社・人事に“合わせる必要はない”ということです。

あくまでも、会社側から見た目線で自分を語ればいいんです。

「私は慎重なタイプで、よく教えていただいてから動き出すようにしています。」

「確認をよくするほうなので、正確な仕事には自信があります。」

などがいいかもしれませんね。

研修がしっかりしている方がいいのはなぜなのか?

自己理解を進める要領です。

独りよがりになっていなければいい。

 

自己中心から抜け出す

完全に相手の立場に立つことはできません。

自分は自分であり、相手ではないですから。

社会において大切なことは、「自己中心性から抜け出す」ことです。

 

自分を中心に考えてしまうと、与えられることしか考えなくなってしまいます。

しかし、社会はそもそも与える場所です。

会社に所属して、一緒に何かを与える立場になろうとするのが面接です。

社員面接ならなおさらですね。

 

会社というものは、一人でできないから集まるものです。

違う脳みそを持つ人が協力するから、新しいものを生むことができる。

会社の中心に近いほど、能動的で主体的な働きが求められる。

末端に行くほど、受動的でもよくなり給料が低くなる。

ポイント

自分の市場価値を高めるには、

・自己中心性から抜け出して

・より多くの人の共通の利益のために主体的になる

ことが大切です。

 

「受け身」OK・NGを見極めて

最後に、例外として「受け身OK」な仕事もあります。

その場合は、受け身な表現で大丈夫。

難しいですが、会社の見極めが必要でしょう。

ただし、多くはありませんしおススメもしません。

言われたことだけやっていてください。

という仕事は、発展性が乏しい。

キャリアストップの原因にもなってしまいます。

 

せっかく仕事をするのなら、思考を止めず常に成長・発展がある場所を選んでほしいと思います。

そして可能性をひらくときには、少し大変なこともあります。

だけどその分、自分のキャリアには主体的になれるはずですよ。

 

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宮内 利亮

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