混沌としていく人生100年時代、新しい社会を迎える私たちはどうやって生き抜いていけばいい?
個人で成功していくために『独自性のある個性』がほしい。
しかし、そのイノベーションとも言える価値の創造をどうやって起こせばいいのか?
小さな改革はどこに?
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新たな価値をつくる力
発見・独自路線・イノベーション
個人の時代と言われるこれからは、独立するうえでも組織で働くうえでも『自分は何に特化しているのか』が大切になります。
自分独自の路線を発見できた人が重宝される。
そんな世の中と言えますね。
でも、そんなに簡単にできないからみんな困るんです。
未開拓に近い独自路線を発見するのは、ある意味イノベーションだ。
イノベーションと言うととても大仰に聞こえるかもしれないけど、他の人がすでに開拓している道はなかなか特化しても成功しづらいですよね。
(組織の中で特化すれば重宝されるが、個人になった時にちとキツイ)
だからそのぐらいの事だと思うんです。
ただし、“小さくていい”んです。
何も今から新しいテクノロジーを生み出せとか、宇宙開発という新しい分野に乗り出せなんて話ではありません。
例えば、農家に生まれて農業高校を卒業したとする。
他の人よりは野菜に詳しいし、特に自分の家で作っているほうれんそうに詳しい。
さらに楽天で日用品を買い物するのが普通し、よくSNSに投稿する若者だったら。
【ほうれんそうをつくる農家+ECサイト+SNS=ほうれんそう特化の日本最大ECサイト】
と言ううたい文句でいけそうじゃないですか?
ニッチな分野で特化したものを見つければいい。
あとで説明しますが、新しいテクノロジーが生まれ続けている今、これは全然可能なんです。
ただし!
“できること”である必要があるんです。
上の例で言えば、ECサイトをしっかり運営できる根気があるか、SNSを使いこなせるかなど。
自分に合った働き方でのイノベーションが起こること。
どうしたらそれが起こせるのでしょうか?
小さな改善の積み重ね
ポイントは、コツコツと改善を積み重ねることです。
コツコツなので、本当に小さなことでいい。
ほうれんそうを写真に撮ってみた。SNSに上げてみた。反応が悪かったからハッシュタグを変えてみた。
反応がいいタグが見つかった。次もそれで上げてみよう。似た言葉も使ってみよう。
この繰り返しで、「最適なハッシュタグ」つまり『ほうれんそうが売れる最初の入り口』が見つかります。
小さな改善の積み重ねが、やがて独自性のあるイノベーションを生み出す。
誰も通ったことがない道だから、その答えを誰も知りません。
試しに考えてみましょう。
「ほうれんそうを売りたいんだけど、どんなキーワードがいいですか?」
きっとこんな回答ではないでしょうか。
「栄養のある野菜」「おいしい野菜」「ほうれんそうレシピ」
これの何がいけないのかと言うと、“誰でも思いつく”ことです。
小さなイノベーションはそういうことではなく、コツコツした体験からしか生み出せないものです。
「ええっ!そんなキーワードがほうれんそうの購買に繋がるの!?」とびっくりするようなものだからこそ、『独自性』になるんです。
ポイント
頭の中でできる発想は限られている。
本当の発見は、体験という超情報量を得ることによって生まれていく。
個性・個人を活かすことも考える
たとえ雇用されている身であっても、個性を持つことは今後とても大切です。
だから、常に自分という個人をどう活かすかを念頭に改善を積み重ねていきましょう。
組織の中でも、組織に頼らないマインドを常に持って働く。
もし自分が組織に雇ってもらえない年齢になった時、フリーランスのような立場になります。
その時に“組織と同じ分野”で戦っていては絶対に勝てません。
組織より個人が強い領域はどこか?
企業にとってはうまみがないことは何か?
例えばYouTubeは、組織よりも個人が目立ちますよね。
企業はそこで収益をあげようとすると他の企業まで宣伝することになります。
だから競争の中でやっている企業は参入しづらい。逆にお金を払う方になります。
また、一人が長時間の労働(?)を要する場合。
お城のことが好きでなんでも知っている人がいます。
その知識が商品なわけですが、これを仕事の中で学んでいては仕事にならないですよね。
長い長い時間が必要ですから。(研究にはお金を出してくれるが、学びに出してくれる企業は少ない)
これが個人の場合は、趣味の延長で取り組むことができます。
このようにある分野に特化していると、企業やもっと大きい団体が囲い込んでくれる場合もあります。
会社で働きながらも、いずれは全て自分の糧とするように働いていきましょう。
きっと主体性もぐんと出てくるはずです。
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イノベーションの実力
改善する体力〜考え抜く「何かあるはずだ」
小さなイノベーションは、得意不得意があるわけではないと思っています。
誰もができる。
身に付くものであり、偶然ではなく実力です。
そのために必要なのは、改善を続ける体力。
「何かあるはずだ」と信じ、考え抜くことが大切。
体力がない状態というのは、途中で改善を止めてしまう状態です。
一度やってダメだったから無理なんだと、漠然と諦めてしまうこと。
小さなイノベーションを生むために必要なのは全く逆の思考で、これはダメだと分かったから次はどうしよう?です。
社会人基礎力の中でも、この考え抜く力は大切だとされています。
整理整頓を例にしてみましょう。
だいたいの人は、ニトリで棚を買ってその構造の通りに物を並べていくでしょう。
でも、ニトリ自身はそれで満足しません。
常に、「もっと使いやすく、もっときれいにするには」と改善を続けていると思いませんか?
あなたもそういう目線で日々自分の部屋を眺めてみてください。
毎日です。
そして大切なのは、「毎日手を付ける」です。
毎日ものを全部出して、場所を変え、表示を変え、手を変え品を変えやってみる。
『考え抜く』とは、頭だけでなく手も足もつかうことです。
きっとびっくりするような発明がいつか起こるでしょう。
組み合わせの元ネタを持つ
新しい発明を起こすためには、『元ネタ』を多く持っていることも重要です。
SNSという元ネタ、ニトリの棚という元ネタ、組み合わせる材料が多いほど新しいものが生まれてきます。
『興味、体験、知識、技術、仲間』
さまざまな元ネタを仕入れよう!
また、新しいテクノロジーが生まれ続けている今、自分の独自路線を発見することは全然可能だと書きました。
次から次に生まれてくる新しいものを掛け合わせれば、イノベーションの連続が止まることはありません。
現在軸だけではなくて未来軸まで合わせれば、無限にある小さな領域(点といってもいいかもしれない)の中から自分の独自路線は必ず見つかります。
目の前のひとつにすぐ取り掛かる
- 小さなイノベーションを起こし、自分の独自路線を確立する。
- そのために小さな改善を積み重ねる。
- そのための組み合わせの元ネタを仕入れる。
最後に今回最大のポイントです。
最初の始まりの一歩を、軽~く初めてみることです。
目の前のひとつにすぐ取り掛かろう!
気になる本を1ページ読んでみよう。
気になるキーワードを今すぐググってみよう。
気になる物の置き方を今すぐ変えてみよう。
動けば必ず世界は反応する。
その反応=元ネタは、動いたあなただけのお宝です。