新社会人キャリア

キャリアアップしたい

間違った概念を捨てる!新社会人『キャリアを積む』には必要なもの?

僕たちキャリアコンサルタントは、人の『キャリア』の専門家。

僕たちが気になることは、

ほとんどの人達は『キャリア』について勘違いしているということ。

本当に将来のためになる新社会人の過ごし方とはどんなものか?

キャリアアップするとは一体どういうことなのか?

春のいいスタートを切るために、しっかり準備しておこう!

『キャリア』の勘違い

まず、『キャリア』に関する勘違いとは何でしょう。

ほとんどの人たちはキャリアの事をこう思っています。

  • どんな偉い役職に就いたか
  • 過去の経歴
  • 外したくない将来設計

 

確かに、こういったことも『キャリア』の一部と言えるかもしれない。

だけど僕たち専門家は、そんなに狭い捉え方をしてはいません

『キャリア』は人生の道そのもの。

キャリアコンサルタントにとって、『キャリア』の定義はものすごく広いものです。

 

職業人生を中心に捉えるものではありますが、人生をトータルして捉えないと本当のキャリアは見えません。

  • 定年した後もキャリア
  • 学校生活もキャリア
  • 求職中もキャリア

です。

 

たとえば「キャリアストップの考え方。

子育て中で仕事を求職してはいるけど勉強を続けているなら、その人のャリアは止まっていない

企業で働き役職に就いたけど、成長を止めてしまったらキャリアストップです。

 

『キャリアアップ』とは

では、よく言う『キャリアアップ』とはなんでしょうか?

もしかしたら、捉え方を少し変える必要があるかもしれませんね。

役職だと思ったら痛い目を見る

キャリアアップは、役職に就く事ではありません。

会社の中で偉くなることが“アップ”ではない。

 

たとえばある会社で、部長になったとする。

だけど、他の会社に転職したら全くスキルが通用しない

その会社でしか通用しないものは、キャリアアップとは言えません。

 

だとしたら、部長になって偉そうにふんぞり返っている日々が人生においてはむしろマイナス

気付かないうちに成長が止まっている怖い状態です。

 

キャリアとは、人生そのもの。

常に自分の人生において成長しているかどうかが基準になるんです。

目の前の上下関係偉い偉くないに惑わされない。

自分の人生の軸を見失わないこと。

そのためにはまず、軸を作ること。自分を理解すること。

 

コレがないと“アップ”も“ダウン”もない

「キャリアプラン」とよく言いますが、本当に計画のようなプランなんてできません

事細かに決まった人生を計画通りに送れる人なんていませんから。

 

それよりも大事なことは、『自己理解』です。

自分の『キャリア』を考えるうえで基礎になるもの。

はじめに必要で、最後まで大切なのが『自己理解』

 

  • 自分は一体なんなのか。
  • 自分の人生はどこに向かいたいのか。
  • 自分には何ができるのか。

これがないと、プランを立てたところでそれが正しい方向に向かっているかなんて分かりません。

 

自分の人生は自分しか決められない。

自分しか評価できない。

キャリアの『ものさし』を自分でつくりましょう。

 

『ものさし』で測るには、基準と方向が必要です。

今自分はどこに立っていて、どこに向かうのか。

 

毎年のように振り返って、確認・修正したほうがいいし、

新社会人になった今、とても大切なことです。

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新社会人のうちに!

「ものさし」をつくろう

新社会人のうちに、キャリアの『ものさし』をつくりましょう。

 

30代になってくると、周囲の社会人は「この人は何者なんだろう?」という視点で見てきます。

30歳ぐらいまでに、自分のキャリアの方向性が決まっていほうがいいということです。

未経験求人はほぼ20代で終わる

30歳以降は経験やスキルを求められる。

 

30歳を過ぎてから大きな転換を図ることが出来ないわけではありません。

しかし、周囲の会社や人たちが、わざわざ30歳から未経験に転向する人を援助してくれるわけではない。

 

基礎的な力をしっかり付けたうえでの転向なら自分の力でやっていけますが、

人だより・会社だよりでいられるのは20代だけだと思った方がいい。

 

ポイント

『ものさし』の基準・方向は早いうちに決まるほうがいい。

修正が可能なうちに少しでも長さを稼ぐ。

 

とはいえ、人生の方向性を30歳までに決めるのはなかなか難しいことも事実です。

だから『基礎的な力』をしっかり身に付けることです。

 

「社会人基礎力」や「基礎的・汎用的能力」と言われるもの。

『ものさし』の方向がどちらに向いたとしても、ある程度進んだ位置からスタートできるんです。

 

「アンテナ」を立てよう

では、『ものさし』はどの方向に向けたらいいだろう?

誰もがここに悩みます。

 

せっかく積んできたキャリアも、法律の改正や時代の流れで全く使えないものになったりすることもあります。

「この業界でやっていくんだ!」と心に決めても、世間が求めてくれなかったら稼ぐことはできません

 

そこで、重要になってくるのが「アンテナ」です。

 

今の時代、ひとつの方向に特化できる人のほうが稀だと思った方がいい。

だれもが転職をするし、時代の流れで今までやってきた方向を変えなければいけなくなる覚悟をした方がいい。

キャリアは一本ではない。

多くの枝分かれするキャリアを持っておく。

 

そんなこと可能なのか?

と思うかもしれません。

 

もちろん、難しいです。

仕事でいっぱいいっぱいで、他に何も勉強する余裕がないと難しいです。

 

だけど、それでもテレビを見たり、漫画を読んだり、ゲームをしている時間はありませんか?

趣味の時間は1分もありませんか?

 

『アンテナ』とは、興味です。

興味というアンテナを立て、将来のキャリアに生きる情報を拾い集めること。

趣味でできるなら、キャリアでもできます。

 

しかし、少しポイントがあります。

  • 「どうやったら稼げる?」
  • 「何が求められている?」
  • 「どうやったら仕事になるかな?」

こういった視点ですべての物事を見ていくことです。

 

たとえば、何か諦めてしまった夢はありませんか?

「本当は○○がやりたかった。だけど入社できなかったから、自分はこっちをやっていくんだ。」

もしそんな経験があるなら、そのアンテナは持ち続けていましょう。

 

夢は最大の興味ですから。

 

最後にとっても大切なことを書きます。

ポイント

社会人は『主体性』が全てです。

これからの世の中は特に、主体性が必要な社会になっていきます。

 

自分が一番主体性を発揮できる領域。

『興味領域』

それはあなたの“お宝ゾーン”です。

 

大切に育んで、いつかキャリアを形成する基盤になるように、

アンテナを立てて情報を拾い続けましょう。

 

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宮内 利亮

《『ココナラ』のキャリア相談実績No.1》 はたらく悩みを解決! 【国家資格キャリアコンサルタント×元人事部長×特性分析アソシエイト】 宮内 利亮を詳しく知る⇒下の「キャリアコンサルタント宮内利亮について」からどうぞ

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