面接の深堀り

就職・転職ノウハウ

【面接】『深掘り』は何のため?見られているのは『感情と事実』です

就職・転職活動の面接では、思いもよらないことを聞かれたりする。

結果「とても心地よく自分を出すことが出来た」と思うこともあるし、「全然伝わらなかった」で終わってしまうことも。

面接では何を判断されているのか?

どうしてあんなに深掘りしてくるの!?

【面接技法】どうやって見られてる?

ラポール形成

面接って、正直イヤですよね。

誰しも判断されたり評価されたりするのは気持ちがいいものではありません。

「一体何を見られているのか!?」

気が気じゃなくて、必要以上に緊張してしまうものです。

 

面接でされていることを理解して、少しでも緊張しないように望んでいただければと思います。

まず、「ラポール形成」からです。

何も難しいことではなく、“言葉のやり取りがしやすい状況をつくる”ということです。

面接の始まりには「ラポール形成」で環境づくりをする。

 

相手に素を出してもらわないと面接にならないので、軽いアイスブレイクだと思ってください。

準備してガチガチに固められた言葉を聞きたいわけではなくて、素直な気持ちを聞きたいんですよね。

応募側にとってもデメリットではないので、素直に会話のやり取りをして気持ちをほぐしてください。

 

『応答技法』で感情を具現化する

「はい」「いいえ」や、答えの決まっている質問をクローズドクエスチョンと言います。

クローズドクエスチョンでラポールを形成したら、いよいよ面接での判断が始まります。

オープンクエスチョンでその人がどんなことを言い出すのかを聞いてくる番です。

  • 「あなたの強みは何ですか?」
  • 「学生時代に頑張ったことは何ですか?」
  • 「最近の業界の問題についてどう思いますか?」
  • 「前職の退職理由は何ですか?」

などですね。

 

そしてその返答をそのまま受け取って終わりということはまずありません。

返答から展開していくのが一般的な面接です。

オープンクエスチョンへの返答から『応答技法』を使って展開・深掘りしていく。

 

応答技法とは、「繰り返し」「言い換え」「言語追跡」などの面接官の応答です。

このやり方によって様々な事実や隠れた思いが掘り起こされていくわけですね。

 

例えば、言葉の中にちらりと見えた『感情ワード』を拾い上げて展開していきます。

「前職では、どうしても自分の行動が評価されなくて、退職を決意しました」という返答があったとします。

《どうしても》という言葉には“葛藤”“くやしさ”がチラリと見えますよね。

《評価されなかった》というのが、本当に会社のせいなのかは分からない。

だから《どうしても》という感情ワードから展開し、事実を探りあてていく。

「《どうしても》って、何があったんですか?」という感じです。

(言語的追跡)

 

やり方はそれぞれです。

「《どうしても》??」→繰り返し技法

「なんだか、悔しそうですね。」→言い換え技法

 

何がしたいのかというと、目指す所はここです。

ポイント

『感情の反映』で言語・非言語を追求する

『意味の反映』で隠れた意味を見いだす

 

対話をしていると、自分でも気づいていない心理や事実に気付いたりすることがあります。

面接ではこの“嘘偽りない事実”を掘り当てたいんですよね。

 

『深掘り』で事実を追求する

面接で深掘りをする理由は、事実を追求したいからです。

強みや経験、特性がどのぐらい信用性のあるものかを判断するために事実が必要なんです。

 

いくら気合で「やります!頑張れます!」と言われても、間違って入社させてしまったらお互い不幸になる。

「事実を追求される」というと嫌らしく感じますが、そんな風に思ってはいけません。

不確かで曖昧な情報で決断していいほど簡単なものではないはず。

むしろ、追求“してくれている”と思うべきでしょう。

 

面接官は基本的に“採用したい”と思っているんです。

落としたくて採用活動をする企業なんてありませんから。

だから応募者の信用に足る強みを知りたい

良いところをどんどん引き出してもらいましょう。

 

 

人を1時間足らずで判断する方法

限られた時間にすべては見抜けない

面接というのは、ごくごく限られた時間です。

1次選考から3次選考まであったとしても、せいぜい2時間~3時間でしょう。

これが一度の面接だったら1時間足らずで判断しないといけない

面接という限られた時間では、応募者の限られた情報しか引き出せない。

 

だから面接では、「1次選考ではここを見る」「2次選考ではここをチェックする」というものが設定されています。

一度の面接ですべてを見抜こうなんて考えている面接官は宇宙人です。

 

そしてただ相手の言葉を信じるだけなら面接なんて必要ない。

面接をするからには、その言葉が本当なのかどうかを見極めないといけないんですね。

2~3個のオープンクエスチョンから展開し、その人の事実を探り当てていくのが面接だと思いましょう。

 

『事実』でしか判断できない

採用担当にとって面接の難しいところは、どうしても情が入ってしまう所です。

でもこれは、会社・応募者、双方にとって決して良いことではない。

 

変えようのない事実から判断しないと、“ミスマッチ”を招いてしまうんですね。

人の人生を左右することだからこそ、個人の主観は捨てて判断したいもの。

はっきり言って、事実がないのなら判断のしようがない“ギャンブル”になってしまいます。

 

人物は事実で判断する。

 

人物は曖昧な情報ではなく、れっきとした事実で判断しないといけない。

面接官がいくら良い人で応募者を気に入ってくれたとしても、次の面接官に通す時に応募者の事実を聞かれます。

面接官だけでなく、その後ろにいる上司や社長にも伝わる強みでないといけないわけですね。

 

【面接対策】曖昧なままはダメ

曖昧なまま自己PRや志望動機を持って行っても、面接で掘り起こされます。

と、言うことは、面接の対策は何をすればいいでしょうか?

 

それがこれ!

面接の対策として『事実の洗い出し』をする。

 

自分の強みは積極性だと思う。

だったら、なぜそう思うのか?

どんな事実(積極性があると分かる)があるからそう思うのかをあらかじめ考えておきましょう。

実際にその強みを発揮したエピソードを洗い出しておく。

 

限られた時間の面接でいきなり思い返さないといけないとなると、時間がかかってしまったり思い出せなかったりします。

後になって、「ああ!これを言っておけばよかった!」と後悔してしまいます。

 

実は我々キャリアコンサルタントが個人を支援する時に、一番最初にやるのもこれです。

自分はどんな強みがあるのか、どんな特性があるのかは、事実によって割り出していくんです。

職務経歴書にもしっかりと反映させて、面接に臨みましょう!

 

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宮内 利亮

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